きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

UNICORN

連日の『子供道連れに死んでしまおうか』というヤベー精神状態の中UNICORNのライブに行ってきました。毎年クリスマスをしてくれるキャンプにも連れて行ってくれるお世話になり過ぎている“チェルシー夫婦”に誘われて子供連れて5人で。まーくんUNICORNが大好きでした。奥田 ...

連日の

『子供道連れに死んでしまおうか』

というヤベー精神状態の中
UNICORNのライブに行ってきました。

毎年クリスマスをしてくれる
キャンプにも連れて行ってくれる
お世話になり過ぎている
“チェルシー夫婦”に誘われて
子供連れて5人で。


まーくんUNICORNが大好きでした。
奥田民生が大好きでした。


私はさほどでしたが
ライブに何回行ったことか…


初めてのデートもライブだった気がします。
初めての旅行もライブだった気がします。
初めてのご両親へのご挨拶もライブついでだった気がします。


泣きましたよね。
えーえー泣きました。たんまりと。
ちーちゃんが「写真持っておいで」と言ってくれていたので
写真を取り出すと同時に崩壊しましたよね。

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あの頃の思い出が蘇る。
もういないまーくんが思い浮かぶ。



でもずっとまーくんを感じていたんです。
ノリノリで聞いているまーくん。

ちょうど席の後ろが通路で、そこで夢中で聞いているまーくんを感じていました。

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私が連日「死」を感じていることも気にせず
私が連日とんでもなく辛い状況であることも気にせず

私に心寄せるでもなく
ただライブを楽しんでいるまーくん。

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当日の朝
洗濯機が轟音をあげていました。
洗濯物を詰め過ぎて脱水する時に起こるアレ。
洗濯機壊れるんじゃないか!?と思うほど洗濯機が暴れているあれです。
子供達と顔を見合わせるほど。

いつもはそんなことしないのに
一旦洗濯機を止めて中を確認すると
洗濯物は超少量。

ただオムツ洗濯してました。


アッブネー!!!!!!

オムツ洗濯すると中の吸水ポリマーが弾けて
洗濯物について、ティッシュのそれなんて屁でもないくらい大変です。

パッンパンになったオムツ。
きっとまーくんが助けてくれた。




ライブへ向かうため
子供達を保育園に迎えに行く時
土砂降りだったのに、ちょうど迎える時だけ雨がやんでいました。



ライブでの子供達の気を引くため
飲み物やらお菓子やらを買い込もうと
セブンイレブンに行ったのですが
もう時間ギリギリアウトで、超急いでいたのに
キャンペーン中でくじ引きさせられて
一回もあたったことないのに一枚引いただけで当たりました。



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付いてきてんじゃねーよ!
(いや、付いてきて欲しいですけどね)




連日の負の状況全開の時は
気配すら感じなかったのに


ウキウキかよ!
昨日来いよ!




それがもう
なんともまーくんらしくて

修羅場な状況では心を閉ざし我関せず。
やりたいことだけ、楽しいことだけ顔を出す。
こちらの気持ちおかまいなし。



ライブ中も
私は子供達を見ながら
本当はまーくんと来たかった。
家族4人でライブに来る思い出もあったかもしれない。
まだまだ一緒にやりたいことがあった。
思い出をもっともっと作れた。

と透明なまーくんを感じながら号泣していたのですが
感じるのは
そんなこと一切気にせず踊り狂うまーくん。


そうなんですよね。
「一緒にやりたい」「これをしたい」「そうだったらいい」
全部考えるのは私。

まーくんはそこで自由に生きているだけ。
(もう死んでるけど)


踊り狂うまーくんが
それはもう腹立たしくて愛しくて
何だか少し吹っ切れました。


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きっと死者って自由なんだなと。
ずっとそばにいることもないし、
来たい時に来て、好きなことをしているんだろうなと。


ライブ会場にはそれこそ何万人と人がいて
その中には大切な誰かを失った人も必ずいる。


心が深く通じ合った人にはふと死者が訪れて
このライブ会場にも何人もいるだろう。


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彼らは見えないけど
そういう風に見守ってくれたり側にいてくれたりする人(死者)が
いる人といない人がいる。

ついてる人の方が強そうじゃない?
なんかすごく守られてそうじゃない?

身ひとつで生きるより
見えないシールドありそうじゃない?

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何だかすごく心強く感じました。
私はついている人だから。
オムツの洗濯だって止めてもらえるんだから。
普通の旦那じゃそうはいかないぜ。



それが伴侶でも親でも、祖父母でも親友でも
関係性よりは心のつながりの深さで守られている。


まーくんなんて踊り狂ってるだけだけど
死んでもなお自由気ままにやっているけど
それでも時折私の側に来てくれる。子供達の側に来てくれる。


正直分からないですよ?
見えないもん。
私がそう思いたいだけかもしれない。

でも、実際いなくても
彼が残した物とか想いとか
そういうものがシールドになっていると思うんです。

時折それを感じる時が
彼が寄り添ってくれている時だと思うんです。


ずっと一緒にいてくれる時もあるかもしれない。
何十年に一回、ふらっとくる時もあるかもしれない。


ずっと心寄せるわけでもなく
でも、ずっと気にしてくれている。
 

でも、ずっとはいてくれないんだ。
まーくんらしい。




気持ちがまたひとつ切り替わりました。



もう、まーくんは自由なんだ。
腹が立つほどに。

私は見えない彼を見続けるのではなく
時折感じるだけでいい。

私は今見えるものを大切にして
今あるものでやっていかないといけない。

大丈夫。
たまーには来てくれて
腹がたつほど楽観的にこちらを見てくれているのだから。



気持ちが少し切り替わったからといって
子供達のおふざけも変わることはないし
すぐに何でもへっちゃらにはならないけど

いつまでも「いたら良かったのに」を追い続けても仕方ないんだと
自分で自分がなんとかしなきゃと思う様になりました。(前から思っててやってはいたけども…)


その想いがまた心を重くすることもあるだろうけども
今のこの出来事は
私が解決するほかなし。

少しだけ奮い立ちました。
ライブ以降、
子供達に怒りはしたけども
発狂して泣くことは治りました。


私がやれることを
やれる方法で
何が大事で
何を大切にしなきゃいけないか
考えていこう。

私だけの力で。
まーくんは、時にふらっと見に来てくれるから。
時にふらっとしか来ないから。
当てにしてたって仕方ない。

ぐっと堪えて
重苦しい気持ちを抱え
何とかやっていく。


たとえ
奮い立たせた心を
保育園でグズって離れないことに
いとも簡単に崩れそうになるけど


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たとえ
そんな時に
「何でお父さんいないのー?」と
子供達の純粋な目に心締め付けられても。

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たとえ
時間帯なのか送ってくる人がみんなお父さんでも。


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私は私で
一人でやっていくしかない。


たった一人で。


それは事実。
たとえ誰が心寄せてくれようと
私は一人でやっていかなくてはいけない。


“辛い想い” だけど
“自分を奮い立たせる決心” にもなる言葉。




一人でやっていくんだ。


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にしてもUNICORNライブ
18時半開演なのに
18時半過ぎてもふっつーにファンの方達が会場外を歩いていました。

こちとら荷物抱えて小走りでヒーヒー言っているのに
ふっつーに。焦るでもなく。ゆっくり歩いてる人が数人じゃない。

UNICORNのファンてそうなのか!?
みんなまーくんみたいなのか!?

ゆったりしていて、焦らなくて
こちらが焦っているのがバカみたいになってくる。

私に必要なのはそういう余裕なのかもしれませんね。




「ありがとうチェルシー夫婦」
本当に本当に今の私に良い転機になったよ。

↓本当によくしてくれるチェルシー夫婦。
そういえば『夫婦』だけど、そんなこと微塵も感じさせないくらい
ただただ私に心を寄せてくれる。

↓本当にセブンイレブンくじに当たりまくるまーくん。


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エントリーNo.30 せせらぎです!
きみといっしょにです!
サブタイははしょっても良かです!手間でしょ。長いし…

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