きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

転機

まーくんのことを思い出にしようと決めた新たな風が吹いてきたこのタイミングで運の巡りか偶然か会社を辞めることになりました。正確には関わり方が変わったのかな。まーくんが死んで「戻ってきていい」と言ってくれた場所。まーくんと出会った場所。沢山助けてくれた場所。2 ...

まーくんのことを思い出にしようと決めた
新たな風が吹いてきたこのタイミングで
運の巡りか偶然か



会社を辞めることになりました。





正確には関わり方が変わったのかな。

まーくんが死んで「戻ってきていい」と言ってくれた場所。
まーくんと出会った場所。

沢山助けてくれた場所。


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23歳で新入社員で入社して4年経って一度辞めて
それでも、そこにいるまーくんから仕事をもらったり
ウエディングドレス着てゲリラで結婚写真撮りに行ったり
まーくんと子供連れて遊びに行ったり
まーくんが死んでからまた働かせてもらったり

23歳からずーっと繋がっていた場所です。


大好きだった場所。





沢山出社していたわけじゃないし
収入もここがメインというわけじゃありません。


コロナの影響とか、事業のなんやらとか
働き方改革とか
いろいろなことがどんどん変わっていって
あの頃いた人たちも沢山変わって
私とまーくんがいた時のようなあの空気は無くなっていました。




私が勤めていた頃。

終電なんかで帰れなくて
大概は明け方タクシーか徹夜で泊まり込み。
休日出勤なんて当たり前。
一人に一つ与えられたブースは
私物も仕事関連も詰め込み放題の一つのプライベート空間で


まーくんの田舎から刺身が届いては
皿やら惣菜やらご飯やら用意して
その階にいる人たちで小さな食事会が開かれて 

大概の夕飯は出前や買い出しで皆んなで談笑しながら食べてた。
誕生月にはケーキを用意して
みんなでフレンチのコースを食べに行ったこともある。
退社する仲間には豪華すぎる送別品を贈り(私にはipadでした)
(同僚じゃなくて仲間と言っちゃうし)

家族よりも時間を共にする仲間。

20210527_2



今は働きやすさもあり
しっかり夜も帰れている様子。

あの頃の、雑誌を一枚一枚めくって資料探しをして
それをまた一つ一つコピーして、本を戻してそれで徹夜して
なんてことありません。


でも
辛くて過酷で大変で
それでも絆が深かった
あの家族のような時間は流れなくなってた。
気がつけばそのメンバーの大半がもういなくなってる。
まーくんが死んだことも大きい。


私もそろそろ離れる時期かなと思い始めたところに
いろいろな状況が重なり
プッと辞めることになりました。


23歳からずっと支えてくれていた場所。
働いていなくても、ずっとどこか「ここがあるから大丈夫」と思っていた場所。



離れる時期が来たのかもしれません。





時間は嫌でも経ってしまって
人も会社も世界も
ずっと同じではいられなくて
変わって進んでいかなくてはいけない。




同じ会社の先輩で
まーくんの友人で、今や私の友人となる方と
変わっていくことの切なさと
それでも
あの最高に温かい時間があった時を経験できたことは
本当に財産だねと話をしました。


今後もここが
また別の形の誰かの温かい場所になっていくことを願って


私は
あの温かい思い出と
まーくんと過ごした日々と
沢山学ばせてくれた経験を心に刻んで
また別の道を歩こうと思います。






いろいろ
手放すタイミングが来たのだと。


固執することもできる。
でもきっと違う。
自分の手から離す時なのだと感じました。

まーくんと過ごした素晴らしかった、あの時間と共に。

一人で立つ時なんだなと。

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大切な人たちとは
同僚から友人へ
形は変わって繋がっていくのだと思います。





13年間お世話になりました。
夫婦共々
ありがとうございました!


ちょいちょい遊びに行きます!(結局。笑)




↓急に心に風が吹いた


※コメント返信お休みしてます。 



▼▼▼本日のPick up▼▼▼

どら焼き
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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら


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