細腕のひとり親
私の腕は細いです。顔に肉が付きやすいのに対して全然肉がつきません。太ってきたねー。と言われても腕は細いまま。昔から貧困民みたいと言われてきました。そんな中突然実家で腕相撲大会が始まりました。対戦は私と姉おねいちゃん…ふくよかです。昔から割とふくよかです。 ...
私の腕は細いです。
顔に肉が付きやすいのに対して
全然肉がつきません。
太ってきたねー。と言われても
腕は細いまま。
昔から貧困民みたいと言われてきました。
そんな中
突然実家で腕相撲大会が始まりました。
対戦は私と姉
おねいちゃん…
ふくよかです。
昔から割とふくよかです。
共働きの親に代わって育ててくれたおばあちゃんは
毎日手作りおやつを作ってくれていました。
お盆に乗っている大量のプリン。
私は一つしか食べた記憶がありません
他はどこへ…
スナック菓子を食べていた記憶はありません。
それでも、私より早く下校し帰っていた姉はあったと証言
スナック菓子はどこへ…
姉の腕は私より確実に結構…かなり太い。
仕事柄なのか、柔らかい太い腕というより、しっかり筋肉の詰まった腕。
比べて見たことはなかったけども
腕相撲という明らかに如実に比べられる場で
改めて太さの違いを感じました。
「ほっそ!!!
折れる折れる。
握っただけで力ないのが分かる!」
と言う姉に対して
私も恐れ慄いていました。
まるで
ジャイアントキングとかかし
そして始まる勝負
レディ……GO!!!
「つっよ!!!!」
とまさかの姉の発言。
細腕の私はどうやら力があるらしく
いざ戦ってみると二倍はあるであろう腕と互角。
戦いは長時間に及び
持久力負けした私が負けました。
最後、けーくんのちょっかいにより負けた。
という言い訳付きで。
いやー。互角だった。
みんなも驚き
あの、この細腕のどこにそんな力があるのかと。
もうキックボクシングはやっていないし
日頃運動して鍛えているわけでもありません。
そんな私のどこに力が…
そして気がつきました。
私、毎日20kg近いものを持ち上げている。それも頻繁に。
もしかしたらここにいる誰よりも鍛えてるのかも。
それも日常生活で常時的に…。
けーくんが3歳の時にまーくんは死んで
そこから抱っこ係は私になりました。
1人抱っこを終えても次が控えている。
そりゃ鍛えられる…
出かける時は
なんなら更に荷物もあるし…
この力が1人になった証なんだな。
旦那に頼ることなく一人で育てている証拠。
ひとり親で頼る人がいなくて
ずっとか弱いままでいられる人っているのでしょうか。
否が応にも強くなる。
強くなってしまう。
それは肉体だけの話ではなく精神的にも。
この腕の強さが育てているという証。
いつかこの力が無くなる時が
育てきったという証になるのでしょう。
↓一人で育てていると、知らずに何かがどんどん鍛えられる。
●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら
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顔に肉が付きやすいのに対して
全然肉がつきません。
太ってきたねー。と言われても
腕は細いまま。
昔から貧困民みたいと言われてきました。
そんな中
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対戦は私と姉
おねいちゃん…
ふくよかです。
昔から割とふくよかです。
共働きの親に代わって育ててくれたおばあちゃんは
毎日手作りおやつを作ってくれていました。
お盆に乗っている大量のプリン。
私は一つしか食べた記憶がありません
他はどこへ…
スナック菓子を食べていた記憶はありません。
それでも、私より早く下校し帰っていた姉はあったと証言
スナック菓子はどこへ…
姉の腕は私より確実に結構…かなり太い。
仕事柄なのか、柔らかい太い腕というより、しっかり筋肉の詰まった腕。
比べて見たことはなかったけども
腕相撲という明らかに如実に比べられる場で
改めて太さの違いを感じました。
「ほっそ!!!
折れる折れる。
握っただけで力ないのが分かる!」
と言う姉に対して
私も恐れ慄いていました。
まるで
ジャイアントキングとかかし
そして始まる勝負
レディ……GO!!!
「つっよ!!!!」
とまさかの姉の発言。
細腕の私はどうやら力があるらしく
いざ戦ってみると二倍はあるであろう腕と互角。
戦いは長時間に及び
持久力負けした私が負けました。
最後、けーくんのちょっかいにより負けた。
という言い訳付きで。
いやー。互角だった。
みんなも驚き
あの、この細腕のどこにそんな力があるのかと。
もうキックボクシングはやっていないし
日頃運動して鍛えているわけでもありません。
そんな私のどこに力が…
そして気がつきました。
私、毎日20kg近いものを持ち上げている。それも頻繁に。
もしかしたらここにいる誰よりも鍛えてるのかも。
それも日常生活で常時的に…。
けーくんが3歳の時にまーくんは死んで
そこから抱っこ係は私になりました。
1人抱っこを終えても次が控えている。
そりゃ鍛えられる…
出かける時は
なんなら更に荷物もあるし…
この力が1人になった証なんだな。
旦那に頼ることなく一人で育てている証拠。
ひとり親で頼る人がいなくて
ずっとか弱いままでいられる人っているのでしょうか。
否が応にも強くなる。
強くなってしまう。
それは肉体だけの話ではなく精神的にも。
この腕の強さが育てているという証。
いつかこの力が無くなる時が
育てきったという証になるのでしょう。
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