きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

理想

ところてんのけーくん(7歳) 改めて発達障害というものに向き合おうと最近色々な本を読んでいます。基本は発達障害関係。 定形発達をしていないのだからいわゆる一般的な子に向けられた教育方法を読んだってうまくいくわけがない。そう思っています。そんな中ふと手にとっ ...

ところてんのけーくん(7歳)




改めて発達障害というものに向き合おうと
最近色々な本を読んでいます。


基本は発達障害関係。

 定形発達をしていないのだから
いわゆる一般的な子に向けられた教育方法を読んだって
うまくいくわけがない。
そう思っています。
20201121_1

そんな中ふと手にとった
こちら。




なんとなく気になっていて
でも発達障害の子には難しいかな(求めるのが)
と思い、スルーしていたけど
パラパラと立ち読みをすると


『色々口出しをして育てると
自分で何をすればいいのか分からない子供になる』 
的なものがありました。


……


最近、けーくんは一人で空いた時間ができると
「何したらいい?」って聞いてきます。


……親の指示なしで考えられない子になってる…

20201121_2





私は別に子育てにおいて
すごい崇高な目標を掲げているわけではありません。

どこの学校に行こうと
どんな会社に入ろうと
どんな職業につこうと
好きにしたらいい。

好きなことをして
自由に笑って生きていってくれればいい。

その最低レベルの願いが
ちょっと影を落としはじめた気がしました。



子供のやりたいことを尊重して
自由意志を育てる。
自主性や意欲を育む。

理想です。
そうしたい。



でも、けーくんはところてんボーイ。

しーちゃんはやることを伝えておいて
放っておいても
しばらく自分の好きなことをしても
割と戻ってきてくれます。
やらなくちゃいけないことが頭に残っています。


でも、けーくんは
次のことが頭に入ったら
言っておいたことはすっかり忘れて
もう戻っては来ません。


放っておいたら
それこそ自由にどこまでも行く。


だから
逐一、逐一、これして、これするんだよ。これしてね。
それしないで。それはするなって。これをしなさい!

になってしまう…


けーくんからしたら
やることなすこと口を出され
親の言ったレールを走らされているように思うのでしょう。



『言われたことをやらないといけない』 



でも療育の観点から言えば
時間なりのスケジュールを立て
それを目につくところに貼っておく

どの時間に何をやるかという
いわば管理!

自主性を育む理想と相反するやり方です。


知能はあるから
考えることはできる。
そこは潰したくない。
(自由にさせたい)

けど、考える方向が
やっぱりズレている。
軌道修正したい。
(制止になってしまう)




難っ!


子育て難っ!! 


自由に育てたい。
でも性質上難しいところがある。

時間をかけたいけど
心も体も時間も余裕がない。

どっしりと私だけに乗っかる
色々と重いもの… 

20201121_4


めげそう…



でも仕切り直しです!


この本は6歳までに…という感じですが
けーくんは幼い部分は実質の三歳下だと思っているので
4歳!

(でも長けている部分は抜けているので
そこは素晴らしい!
12歳向けのブロックを一人で作っています)


少し話が通じるようになった赤ちゃんだと思って
仕切り直ししてみようと思います。
 



私は面倒くさがり屋なので
基本的に子供達を尊重(自由に)しています。 

靴が左右逆でも
「違うの?歩き辛くない?大丈夫?そっかー」
別々の靴を履いても
「同じのにしたら?おしゃれ?そっかー」 

答えるのが面倒なので
「なんでだろうねー?」「どうしてそう思うの?」
「どうしたらいい?」の丸投げスタイル。

兄弟喧嘩は「二人で解決しておいでー」

モンテッソーリ教育的にはアリな感じなようです。 



おかげでなのか
定形発達をしているしーちゃんは

彼の達観した性質もあるでしょうが
自分で考え、動くことができます。
自由に物を作るし
これをこうしたらお終いにする!と終わりを決めることもできる。
率先してお手伝いもしてくれます。 



けーくんは…けーくんは…


難しい!

ちょい!ちょい!!ちょい!!!とツッコミどころ満載です。
でも諦めたらそこで試合終了です。



定型発達児と同じようにはいかないとは
わかっていますが

それでも、彼なりにゆっくり発達している。


赤ちゃんだと思えば
だいぶ色々物事を理解してくれている。 


もう一回初心に帰って
子供達を見つめてみようと思います。 

20201121_3



そんなけーくんのちょいちょいちょい!!話。


けーくんは小学校に移動ポケットをつけていきます。
(移動ポケット=取り外し可能のティッシュとハンカチ入れ)

「洗濯機には入れないで、机に置いといてねー!」と言った側から洗濯機に入れ
「はい。出して」と言ったら、洗濯機の前に置き
「自分の机に持っていって」と伝えたところ
隣接する寝室のベッドに放り投げる。

「いやいや、机の上に置きなさい」と取りに行かせ
机の前を通って戻ってきたら手に持ったまま
「ん、だから机に置いてきなさいってば」と言うと
また一周回ってきて
最終的に洗濯機へポーイ!

ちょいちょいちょいちょい!!!
なんでやねん!!

別にわざととか、悪気があってやっているわけじゃないんです。
本当一本歩くとすぐ忘れちゃう。(鳩か!)

逐一「あれ違う」「それ違う」のツッコミのオンパレードなんです…
ちょっと面白かったけど…

それを「なんで何度も言っても分からないの!」から
「お前…面白いな…」 になれるようになった。


でも逐一のツッコミは『親の言いなり感』を与えてしまう…

なんかうまい方法を探そう…


あぁ、誰か正解を教えて…
発達障害の程度も全部把握して、けーくんの行く末も見てくれて
そんな人の机上の空論でない、けーくんにバチッとハマる適切なアドバイスが欲しい…
 


↓でも結局そんなアドバイスなく、育てるのは親でしかない現実


※コメント返信お休みしてます。

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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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