テレビ出演をした時の話。



AIでまーくんが再現されるかもという話が出て
その企画内容の説明を受けました。



本物と偽物の定義ってなんでしょう。


写真や動画からAIを駆使して
動いているまーくんを映像上に合成するというもの。
それをやっていなかった『結婚式』という形で残す。
 


正直悩みました。


だって、それはまーくんじゃないし
やったとて、何かが変わるわけじゃない。

偽物のまーくんと
偽物の式

虚しいだけじゃないか。 





そして考えたんです。


『本物』ってなんだろう。 


もちろん、生きて動いている生前の彼は本物。
それを写した写真や動画は本物。

では彼を思って書いた似顔絵は偽物でしょうか？
では制作自体を依頼して
 彼とそっくりに描いてもらった絵や人形は偽物でしょうか？





実在した彼ではない。
でも偽物だと言い切っていいものなのか。



では

頭の中で思い描く未来に出てくる彼は偽物でしょうか？
もう彼はいないのだから、想像する未来のものは全て自分が作り出したもの。





それらは全部偽物なのでしょうか？




私は自分の描いている絵をまーくんだと思っています。
でもリアルではない。だって肌の色黄色いし。笑


それでもこれは、まーくんで命を吹き込んだ本物です。
 




では、写真や動画を元に
『まーくんを復元しよう』と
英知を集結させた皆んなの想いの元に生まれたAIまーくんは偽物でしょうか？ 




偽物か本物かなんて曖昧で
なんなら生き物ですらない物にまーくんを感じたりします。






自分が彼だと思ったら
命は吹き込まれるのだと思います。
それが例え、似てようと似てなかろうと。 何であろうと。



それに意味があるのだと思いました。
誰しもがまーくんを想い
向き合う時間。

その時間や想いは
間違いなく偽物ではなく本物なのだと。






↓続き


↓バーチャルでもいいから会いたい。


  ●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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