きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

旦那の死後

まーくんの故郷へ彼が死んで初めて行った日。2年ぶりの島根。彼と残念な別れ方になってしまった仲違いが発生した場所。 いつも行く時はまーくんがいたしまーくんは休みの時だったからケンカはしつつも楽しい思い出しかない。毎年一回か二回は帰ってその都度滞在は一週間以上 ...

まーくんの故郷へ彼が死んで初めて行った日。
2年ぶりの島根。

彼と残念な別れ方になってしまった仲違いが発生した場所。



いつも行く時はまーくんがいたし
まーくんは休みの時だったから
ケンカはしつつも楽しい思い出しかない。

毎年一回か二回は帰って
その都度滞在は一週間以上。

色んなところへ行って
美味しいものを食べて
まーくんの思い出を聞いて
親戚たちと宴会をする。


『島根県』をこんなにも知って好きになったのは
まーくんの故郷だったからだし


『家族』というものに深い繋がりを感じたのは
まーくんの家族や親戚に対する想いが深かったから


家族って面倒くさい。と思っていた私に
家族っていいものなんだな。大切にしないといけないんだなと気づかせてくれた。


彼の匂いが残りまくるこの地、彼の実家で
どれだけキツい思いをするのだろうと
行くのがためらわれていた二年間。

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私のキツさより
義両親が元気な内に会いたいと思い
息子を亡くした悲しみの中
可愛い盛りの忘れ形見に会わせなくてどうするんだと思い
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私の気持ちはほっぽらかして会いに行くことにしました。



いざ空港に降り立ち
義両親の顔を見ると…

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涙なんて出なかった。
懐かしさでいっぱいだった。
会えた喜びで顔がほころんだ。

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いつも一緒に通った道
まーくんと過ごした実家に着いても…


号泣なんてしなかった。


目頭が熱くなることはあったけど

寂しさより、悲しさより
ただただ居心地がいい。 


まーくんの匂いを感じるこの家で

何の遠慮もせず
泣き、笑い、怒り、まーくんの話が出来る。

だって
この悲しみを世界一共感してくれる2人だから。



実家にはまーくんの写真が至る所で誰よりも飾られ
学生時代に作った作品達も置かれていました。

ご両親の失ってしまった心の穴を感じます。
 


彼らが大切に育てた息子の死。
それは私にも計り知れない悲しみがあるでしょう。

そんな義父母さま達の想いを感じて
改めて結婚して良かったと思いました。


結婚しなければ
私は義父母さま達と家族にはならなかった。
子供達は生まれなかった。

死んでいなくなってしまっただけの息子が
それだけで終わらず
残したものがある、繋げたものがあるということが
悲しみだけで終わらない唯一の救いのような気がしました。

まーくんがいなければ私の両親と、まーくんの両親の繋がりも生まれなかった。


この帰省中に
会社の人達が遊びに来てくれます。(死んで以降毎年墓参りに来てくれてます。)


そんな縁を残したのもまーくんの力。

来てくれる人を私がここで迎え入れることが出来るのも
まーくあってのこと。




何を繋げていくか
何を残していくか
 


どう生きていくか。



まーくんの教えは本当に大きい。
腐って生きていたらダメだ。

まーくんが大笑いして生きてきたように。
そうやって生きていかなくっちゃ。

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しばらく彼の実家で過ごします。


けーくんはおじいちゃんとおばあちゃんの事は覚えていて楽しみにしていました。
しーちゃんは、ほぼほぼ初対面感覚。


それでも2人ともすぐに懐いています。


絶対に怒らない
何でも包み込んでくれる柔らかい2人。


夕食の時にけーくんが食べ終わり
スゴロクをしたいと遠くから呼んでいるけど
ご飯中だから無理だよ〜!と拒否ってました。

その時しーちゃんが便意をもよおし
トイレに連れて行き、少し時間が経って戻ると

3人でスゴロクしていました。
食事ほっぽらかして。


どっちかが付き合う。じゃなくて
2人ともやってました。


そういう所大好きです。

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しかも義父母さま、度々自分のコマがどこにあるか見失い
サイコロだけ振って進めるのはけーくん。
マスを読むのもけーくん。

という3人だけど、ほぼ1人でスゴロクしてました。笑。


傍でそれを応援し始めるしーちゃん。


家事の手を止めてでも
子供に向き合い遊んでくれる。
そりゃなつくわ。
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しばらくはお世話になります!
今までは何にもしない
ぐーたらゴロゴロの嫁だったけど
多少は動きます!(多少。笑)




そして2年ぶりに訪れた実家は
至る所にプチリフォームやバリアフリー化がなされていて

2年前に渡した割とまとまったお金が
多少なりとも役に立てたかなとひっそり喜びました。
 
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生きることに意気消沈していた義母様。

家が綺麗に整っている
新しいものが増えているのを見て
前を向いて生き出せたんだと安心もしました。

義母様もそう言っていました。
やっと、前に進めるようになったと。



やっぱり来て良かった。
何か大きな気持ちが動くのを感じます。



↓まーくんの最後の親孝行として貯金全額渡してやったぜ!



↓位牌について質問があったのですが、なんだか買ったショップが改装中で今は買えず…(楽天roomにも載せられず…)
ちなみにここに使っているものまとめています!


●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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  ↓旦那が死んで買い物魔と化した私の買ったもの。
   どんどん増えていくでしょう。

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