きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

みなさん…墓…どうしていますか?まーくんの墓は故郷の島根で、海の見える高台の素敵な場所で、彼のご両親が見てくださっています。コロナが始まったことにもより私が墓参りをしたのは2年前。そもそも墓なんてものには興味はなく葬儀社の人にも「まだ若いのだから(これか ...

みなさん…墓…どうしていますか?


まーくんの墓は
故郷の島根で、海の見える高台の
素敵な場所で、彼のご両親が見てくださっています。




コロナが始まったことにもより
私が墓参りをしたのは2年前。

そもそも墓なんてものには興味はなく
葬儀社の人にも
「まだ若いのだから(これからご縁があるかもだから)抱える必要はない」
そう言われました。

墓になんてまーくんはいないし
遺骨は分骨して
少しだけ手元にあります。


別に墓を持つつもりはなかったけども
ふと思ったんです。

ご高齢のご両親…
もしこの世を去ったら
誰が墓をみるのか?

まだ近い距離にいる
まーくんのお兄ちゃんがみるだろうけども
お兄がいなくなったら?誰が?

そのまま?
放置?

草ぼーぼーで
誰も来ることもなく?


でもこちらに引き取ったとて
今更東京の窮屈な場所へ押し込む?

それはまーくんは嬉しいのだろうか?





そんな中で
こんなものを知りました。
サイトで紹介しては?と紹介されたものだったのですが

いわゆる建物内での納骨
遺骨のマンション


う〜ん。なんだかなぁ。

そういう印象だったのですが
ちょっと詳しく見てみたら
割と前のめりになってしまいました。




…ええやん。



機械的で窮屈で、そんな事務的な墓参りに
なんの趣があるのか?
と思って敬遠していましたが


墓なんて放っておけば
草ぼーぼー
花を持って行ったとて
枯れるんです。

そんないつもいつも通えることもなく
(少なくとも私はマメじゃないので…)


冬は寒いし、夏は暑い。
墓は大体ちょっぴり立地の悪いところにあって行くのも大変。

20220215_1



ただこの『了聞』は…
素敵やん。趣しかないやん。



冬は寒くて夏は暑い、固く暗く、かつ誰も世話をしてくれなくなった時
一人で遠方で押し込めておくより
建物内という、ヌクヌク環境で
それも広尾というお洒落立地で
私も行きやすいところにいてくれたら…

行きやすいやん。
広尾素敵やん。
帰りにランチでもしちゃうやん。

長居しても寒くもなく暑くもなく快適やん。
帰ろ帰ろってならないやん。
本でも読んだろかってなるやん。



生花もお焼香も用意されてて
THE手ぶらで行けるんですって!
準備いらず!

法要にも利用できたり
永代使用権で代々受け継いで行けるってよ!
誰が死んでも心配なし!



大きくなった子供達は一人で行けるだろうし
たまに家族で行事的に行ってもいいし
それも、島根よりは格段に会いに行ける。
『お父さんと話しに行く』特別な空間。
そういうものがあってもいいのではなかろうか。



墓は持たないと決めていたけども
もし、子供達が死んだら…?
私が死んだら?

やっぱりお骨だけでも一緒にしたいと願うんじゃないだろうか。
同じ場所にいたいと。
そして、いつでも来れる特別な場所が欲しいと。

いずれ誰も来なくなっても
永代供養付きなのでなんの心配もしなくてもいい
ただそこに一緒にいてくれたらいい。
20220215_2


墓を持つなら拓けた場所
空、出来れば海の見える
空気の綺麗な場所と思っていたけども

色々な向き合い方がある中で
こういう墓もいいのじゃないだろうか。
というかむしろ割といいな…と思った次第です。

20220215_3



いざ持つとなったら考えることは沢山あります。

今はまだ故郷のご両親のそばがいいと思う。
いずれこちらに引き取った時にどういう問題が起こるのか
故郷で墓参りをしてくれている人たちはどう思うのか
納骨堂という選択をどう捉えられるのか
東京大地震が来たらどうなるのか
私が再婚したら…


まだわからない。
でも1つ選択肢に入りました。




いずれちゃんと向き合えた時に
手を合わせられるようになった時に(まだ合わせてない)
特別な場所が欲しくなるかもしれないと。


そしてそれは
従来の型に囚われず
自由で、心地の良い選択をしようと。





というか…
空間が素敵…ドアマンいるってよ。
朝8時〜夜9時まで開いてるってよ。
普通の墓なんて夜9時に絶対行きたないわ

家とは違う、でももう1つの居場所のような
そんな場所があってもいいんじゃないかって思う。


絶対ない!と結構保守的なまーくんも
私の強引さに連れて行ったら、意外と乗り気で
話が弾みそうだなこりゃ。
20220215_4


利用するとしてももう少し先の話だけど
まぁ、その時は定員いっぱいかもしれないけど
一度見学に行ってみようかしら。

 





↓遺骨ってなんなんでしょうね




▼▼▼本日のPick up▼▼▼

くつろぎの位牌
(位牌)

我が家の位牌です。
同じ型のものは見当たらなくて…

このようなやつです。
かわいい。


仏壇・仏具 くつろぎの位牌 天然木 文字彫り無料 2色(ライト/ダーク)
くつろぎの位牌 





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いっぱい色々やったんで…
    ↓↓やっていることをまとめました↓↓
 <せせらぎのhandshake>
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<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』
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まーくんが死んで2年。骨は分骨しました。一つは私の手元に。もう一つメインの方はまーくんの故郷の墓に入りました。まーくんの故郷へは死んで以降一回も行っていないのでおのずと一度も墓参りをしていません。まーくんの死んでしまった後のものなんてまーくんの残骸の骨の行 ...

まーくんが死んで2年。
骨は分骨しました。

一つは私の手元に。
もう一つメインの方はまーくんの故郷の墓に入りました。


まーくんの故郷へは死んで以降一回も行っていないので
おのずと一度も墓参りをしていません。



まーくんの死んでしまった後のものなんて
まーくんの残骸の骨の行方なんて
どうでも良かった。


目の前にいないことが全てで
死んでしまったまーくんは
たとえまーくんだろうとも喋らぬ骨はただの物。 



それでも彼の故郷に帰ることになり
実家の近くにあるその墓に
行かないということもないので
行ってきました。

初墓参り。


線香はあげていません。
水もかけていません。
花も生けないし
手も合わせません。 


ただ見てきただけ。
20190926_1


どんなとこにいるのかと。



めちゃめちゃいい場所でした!
高台の海を望む
気持ちの良い風が吹き抜ける場所。 

まーくんにとってこれ以上の場所はないでしょう。

20190926_2


決して手を合わせないけども(ここにまーくんがいるとは思わず)
毎日通っています。

最初は来客もあり、みんなで行きました。
 




2回目、子供達と3人で向かった時。


陽が落ちる夕暮れ時
オレンジ色に染まる空

前を走る子供達

突然に雨が降り出しました。

割と激し目にお天気雨。


だからといって引き返すわけでもなく
もう、お風呂はいるだけだからいっか!
と3人でお墓に向かいます。
20190926_3


お墓に着くと雨は止み
ちょっと湿った
夕焼け空。



海を見渡すと
なんと虹が出ていました。


 
大きな大きな虹。



大きすぎて写真に全体が入らなかった。

まるでまーくんが見せてくれたかのような風景。
お墓を後にする頃には消えていました。




不思議なのは
翌日遊びに来た人たちに、その話をすると

「雨なんか降らなかったよ」と。

20190926_6

同じ時刻、市街地にいた彼らのとこには降らなかった雨
でも、こちらでは確実に降った雨。



まーくんなんだ。 



やっと来た私たちに何かを伝えてくれたんだ。

その『何か』は分からないけど
どう言葉で形容したらいいか分からないけど
確実に『何か』をもらいました。

「待ってた」ではなく「頑張れよ」と後押しを感じるような気持ち


来て良かった。 
2年かかったけど、来て良かったんだ。そう思いました。

20190926_4


まーくんの実家には田舎ならではの
大きな仏壇があります。
今までは祖先や祖父母の為のものでした。

今はまーくんの遺影と位牌が真ん中にあります。


私は仏壇にも興味がないけども
ここでこうして居場所を作ってもらっていることになんだか安心しました。

東京の家では死には向き合っていない。
ないがしろに何も供えられない手作り仏壇だけど
しっかりと祀られているとこもあることに何だか安心しました。


お墓も仏壇もどうでもいいけど
それでも確実に『拠り所』なんだなと感じました。


いつか義父母様がいなくなった時
お墓をどうするのか改めてぼんやり考えておきます。
今更東京の狭いところには入りたくないだろうなと思いながら。

海に撒いてあげるが第一候補かな。

20190926_5


↓まさかの虹が出た。
このエピソードを会社の人に話すと
「動画撮ったか!?」と言われた
写真を撮ったと言うと「良くやった」
というくらい信じられない出来事。
(インスタで帰省時の写真ポロポロあげてます。)

↓一人で泣きながらやった分骨。強い風が吹く日。
まーくんは本当に死んだんだな…


  ●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら


※iさん
メッセージありがとうございます!
もう大興奮です!
食べるの遅いとかww競いますか!笑
色々推察の通りです!
これもご縁。あれもご縁。そう思って生きた方が色々大切にできます。
いつかお会い出来る機会が設けられたら是非お越しください〜。
(いつか!…いつだ?笑)


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