きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

喪失

色々なことが折り重なってダメになったり無くなったり上手くいかなかったり今が沈む時でこの気分が一生続くわけではないこともこの5年で下降上昇を繰り返し分かっているけれどこうも重なってくるとただ辛いただただ辛いまーくんが死んだ時のストレスで脳が萎縮して頭がギュー ...

色々なことが折り重なって

ダメになったり
無くなったり
上手くいかなかったり



今が沈む時で
この気分が一生続くわけではないことも
この5年で下降上昇を繰り返し
分かっているけれど



こうも重なってくると

ただ辛い


ただただ辛い




まーくんが死んだ時の
ストレスで脳が萎縮して
頭がギューっとして
先を考えられなくて
頭が重い、始終眠い
そんな状態になってます
 

鬱と死は
いつでもすぐに隣に来る



いつか
報われる日が来るのだと
信じていても

やる気も
心の持ち上げも
なかなかに難しい





そんな中に
夢を見て


どうやら私は異次元に来てしまって
まーくんは元の世界にいて
唯一の連絡手段である携帯も
私のいる世界では充電が出来ないから

充電が切れて
二度と連絡が取れなくなる前に
自分で電源を切って
いつか、いつか連絡が取れる可能性を残した。

どうか
どうか幸せでいてと
願いながら。


心引きちぎられる思いで
お別れをした。




そうして目が覚めて

あぁ良かった。
元の世界だ。お別れじゃない。


そう思って



…あぁ、いないんだった…
こっちの世界では存在すらもうなかったんだ…




激しい喪失感に襲われる

しかも首を寝違えた

足を運んだ銀行が閉まってた

まーくんと好きだった番組が終わるらしい





面白いほど重なっていく


わかってる
この気持ちは一生は続かない


やる気も
笑顔も
下手したら明日には戻っているかもしれない。




それでも

何度

何度この絶望を味わうんだろう。





大切な人が死んだ衝撃と絶望は
私の記憶に深く刻み込まれてる。

それを経験したことのない人には
持ち得ない感覚でしょう。


あの一回で終わるわけじゃない。
何回も追体験をする。



夢を見ては
何度も絶望し

過ごす日々の中で
何度も喪失を繰り返す

あの時と同じように。




心が引きちぎられそうな感覚を
何度も何度も繰り返す。



何度前を向いたとしても


この先
何百回と味わうんだろう



何千回
心引きちぎられればいいんだろう





    
    
みなさんの死別経験を漫画にしています。 
cafe20220615_カップ
     おもいのこしカフェは<こちら>←     
        



▼▼▼本日のPick up▼▼▼


なし




▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲





いっぱい色々やったんで…
    ↓↓やっていることをまとめました↓↓
 <せせらぎのhandshake>
handshake_202202


**************** 

<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』
旦那が突然死にました。
著者:せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24

サンプルこちら
(一章分、配信しています)


****************  

●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら


 クリック蘭


  ↓応援ポチッといただけると嬉しいです。
 にほんブログ村 家族ブログ 死別へ


  ↓LINEで読者登録。

blogreader_201903_2

 

死別における『喪失の5段階』1、否定(事実を認めたくない)2、怒り(なんでよ!と怒る)3、取引(もし…だったらと考える)4、抑うつ(ただ辛い)5、受容(受け入れる)こう言われています。かかる年月も人それぞれだしどの段階が長いかも人それぞれでしょう。でもな ...

死別における
『喪失の5段階』

1、否定(事実を認めたくない)
2、怒り(なんでよ!と怒る)
3、取引(もし…だったらと考える)
4、抑うつ(ただ辛い)
5、受容(受け入れる)

こう言われています。
かかる年月も人それぞれだし
どの段階が長いかも人それぞれでしょう。

でも
なんとなく1〜4を揺らぎながら
行きつ戻りつして
受容していくのだと思います。





しーちゃんは度々会話に『お父さん』を出します。
それも幽霊のお父さん。

見えているとかそういうことではなく
『見えないお父さん』と
一緒に生きているのです。

それもごく自然に。

20210717_1


私が少し家を離れている時に
自分でトイレをしていたら
勝手にトイレのドアが開いたと。

お父さんが開けたんだよと。

けど
お父さんは透明だから 
ドアを開けなくても通れるの。



そうかそうかと聞いている私に



「お母さんの中にもお父さんが入るんだよ 

悲しいとか痛いとかを
全部捨ててくれるの」
 
そう言いました。

本当に突然。

20210717_2

苦しみを捨ててくれる…
私もそんな気がします。

ま、悲しみも痛みも
もたらしたのはまーくんなんだけど!な!



でも
きっとこれからは
守ってくれる

必要のないものは
捨ててくれるのだと
スッと心に入りました。

そんなことできる旦那いる?
助言じゃなくて直接的な働きかけだよ?
最高やね。

20210717_3


そして最後に

「便利だね!」と一言。


…便利。笑




いつか
泣かずに受け止められるようになる。
温かい気持ちで 。

そう思って来ました。
そして少しづつなって来たと思う。


子供達の「お父さん」発言に
逐一涙を貯めていたあの頃から考えると

とても穏やかに向き合えている自分がいます。




姿の見えない
声も聞こえない
それでも
絶対的に我が家にある「まーくん」という存在。


そうなってしまった家族の形に
涙を流さなくなってきた。

無理矢理納得するんじゃなく
慣れもあってだと思うけど
4年近くこの形で過ごしてきて

これが当たり前になった。




まーくんのいない生活が当たり前
まーくんと生きられないのが私の人生

涙はまだ出るけども


それを
しっかり
受け止め始めているのだと思います。 


『納得せざるを得ない』ではなく
『受け止められる』ように。




涙の出なくなる日を
薄情だと思っていたけども


決してそうじゃない。


悲しさも寂しさも無くなりはしない。


けど
その想いをちゃんと心に溶かして
その上で
反発することも、目を伏せることもなく
受け入れて生きる。


それが
『受容』なのだと思います。


死別感情の最終段階。



その方向に向き始めたのだと
感じるようになりました。 




その段階に自分が至った時
一体どういう感情で
まーくんに対して何を思うのだろうと
不安だったけど

受け入れようとしている自分がいて
まーくんがふと心に浮かんで


そのまーくんは
少し離れたところから
私のことを微笑んで見ていました。


心配で不安で
すぐ隣にいるような感覚とは違う。

「それでいい。大丈夫。」
そう言われている気がした。



あくまで自分の想像だけど
私は自分の感覚を信じまくっているし
まーくんのことは誰よりも知っているし

そう言っているのだと思います。







大丈夫。
それでいいんだよ。


頑張ったね。



そう言っているんだと思います。

20210717_4

受け入れるから。

私は
まーくんの全てのことを受け入れて生きるから。



その上で
笑って生きていくよ。



いつか
まだ流れる涙が
本当に温かいものになるように




↓笑って楽しく生きていけ。そうまーくんは思ってるから



▼▼▼本日のPick up▼▼▼

なし



▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




**************** 
<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』

旦那が突然死にました。
著者:せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24

サンプルこちら
(一章分、配信しています)

****************  

●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら


 クリック蘭


  ↓応援ポチッといただけると嬉しいです。
 にほんブログ村 家族ブログ 死別へ


  ↓LINEで読者登録。

blogreader_201903_2