きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

アルキメデスの大戦

いただいたムビチケで観た映画それは『アルキメデスの大戦』ムビチケでいただいたから観に行ったものの完全に興味なかったです。戦争映画そんなに興味ないんですよね。男臭くて。似たり寄ったりな気がして。予告見てもそんなに惹かれない。しかもトイレが近くていつも映画終 ...

いただいたムビチケで観た映画
それは


『アルキメデスの大戦』



ムビチケでいただいたから観に行ったものの
完全に興味なかったです。

戦争映画そんなに興味ないんですよね。
男臭くて。
似たり寄ったりな気がして。

予告見てもそんなに惹かれない。



しかもトイレが近くて
いつも映画終盤ではトイレがチラつき気が散る私。
途中でトイレに行くこともあります。
(ちゃんと邪魔にならない座席を取っているよ。)


そんな私が
さほど興味ない映画に130分。

しかも直前に激辛ラーメン食べて
水ガバ飲みしている状態。


途中、だれてくるタイミングで
一回は席を立とうと決めていました。




結局、


席立たなかったよね。




めっちゃ面白かったよね。




130分、トイレのこと考えなかったよね。
大体2時間越えの映画って、一度は(長いなぁ)と思うタイミングがあるのだけども
一度も思わず終わったよね。
 
20190813_1


戦争が題材の映画なんだけど
出ているのは9割9部男なんだけど


物理的な戦いというより思考の話でした。
知的で戦略があって
『半沢直樹』を彷彿とさせる爽快さがあって 
そうだー!言いくるめてやれ〜!て気持ちが高揚して
菅田将暉がいい味出していて 

20190813_2

そして
全く別の角度から戦争を考えさせられる映画でした。 



冒頭の出だしで
私が戦争映画に興味がない理由がなんとなく分かったんです。


『戦争』に興味がないんだなと。


もちろん『戦争』の勉強はしましたし
『原爆資料館』にも行きました。
経験者の話は語り継いでいくべきものだと思うし
全く関係ない時代に生まれついた人でも
知っておかないといけないことだと思ってます。


でもどこか他人事。
どこかの時代の誰かの話。


「興味ない」と明言することに後ろめたさがあって
「私は関心がある」と誰に聞かれてもないのに、そう思うようにしていました。



それが、この映画の冒頭で
はっきり分かりました。


私は戦争に興味がないと。



心の底から
「くっだらね」
と思いました。



人の命を軽々しく奪っていく行為。
望んでもないのに、国の上の人たちの決めたことに従って
やりたくもないのに戦場に向かわされる。

人の命を犠牲にしてまで守るべき国ってなんなのでしょう。
それぞれに守るべき家族や愛する人がいるのに…


なんて馬鹿馬鹿しいことをしていて
そんなくっだらないことの為に
沢山の命が犠牲になっている。

それこそ数でしかない命。
その1人1人にはかけがえのない人生があったのに。


こんなくだらないことを二度としてはいけない。

20190813_3



映画でもそうだったのですが
『正の心』を持った人はきっと沢山いたはず。

それでも
一部の『大きな声』を持った人に
世の中は引っ張られるように出来ている。


20190813_4

 
たとえそれが間違っていても
声を出すって、それだけ大きく世界を動かすこと。


1人の大バカ者が
発した大きな声で
世界の均衡ってすぐに崩れるのでしょう。

それを止めるために武力が使われて
あれよあれよと大きな事になっていくんだろうな。

暴力で世界は救えないのに。



今、もし戦争が起こったら

昔よりも遙かに世界は繋がっている今
情報が個人レベルで飛び交っている今
国を大きくすること以外に楽しい事がいっぱいある今
民衆が抑止することはできるのだろうか。
楽しい事で世界を救うことはできないのだろうか。


人を傷つけることよりも
笑い合うことの素晴らしさに
みんな気づいたらいいのに。 

奪うことよりも
与えることの素晴らしさに
みんな気づいたらいいのに。 



与えられた愛は一生忘れることはなく
奪われたという想いは一生消えることはない。


与えられた人は、誰かに与えたいと思うようになり
奪われた人は、奪いたいと思うようになる。


私は今、沢山与えてもらっているから
それを返せる人になろう。

個人レベルで与えられる人になろう。 
奪うの真骨頂が戦争や。

みんなが与えられる人になったら
なんて素晴らしい世の中なんだろう。


どうして戦争は起こるのか。
そんなことを考えさせられる映画でした。

そしてやっぱり
二度とやってはいけない
とてつもなく『くだらないこと』なんだと。

一番に守るべきは
国ではなく、命なんだと。



↓この世に生まれつくのはかけがえのないことなんだと思う。

●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら
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きみといっしょにです!
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