きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

天国に行った経緯と状況

タイトル通り、 旦那がこの夏(2017年8月)、天国へいきました。 1歳と3歳の息子を残して。 なんの予兆もない晴天の霹靂。 心不全による突然死でした。 元々、母子家庭気味だったのに 完全なる母子家庭に。。 今までと同じ生活は辛いから 何でも良いから ...

タイトル通り、
旦那がこの夏(2017年8月)、天国へいきました。

1歳と3歳の息子を残して。
なんの予兆もない晴天の霹靂。
心不全による突然死でした。

20171001

元々、母子家庭気味だったのに
完全なる母子家庭に。。

今までと同じ生活は辛いから
何でも良いから新しいことを始めようと思い、その一つにブログを選びました。

もう伝えることのできないダンナに。
一緒に過ごした日々を忘れないように。
私の気持ちの発散の場として。
残していきたいと思います。

↓そんな旦那のまーくんが死んだ日のことです。





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旦那が突然死にました。

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最愛の旦那様がある日突然前触れもなく死んだ時のことです。あの日、まーくんが死んだあの日。 私は子供達を連れて実家に帰省していました。 割と長く…1、2週間くらい。 火曜の夕方にまーくん(旦那)の会社から電話があり 「具合が悪いから遅く行く」と連絡があったきり ...

最愛の旦那様がある日突然
前触れもなく死んだ時のことです。



あの日、まーくんが死んだあの日。
私は子供達を連れて実家に帰省していました。
割と長く…1、2週間くらい。

火曜の夕方にまーくん(旦那)の会社から電話があり
「具合が悪いから遅く行く」と連絡があったきり連絡が取れないと…

実は割とあること。そのまま自宅作業で行かないこともたまにある。
いつものことすぎて「はぁ。こちらも連絡とってみます。」とだけ言って
さほど気にしていなかった。

しばらくして、まーくんの姪っ子から電話。
彼の会社でしばらくバイトしていたこともある彼女は別ルートから連絡がきたらしい。
いつものことだからね。と、もしかしたら家に様子を見に言ってもらうかもとだけ伝え電話を切る。

18時くらい、自分の子2人と私の姉の子2人に夕食を作っている時
子供達が足元にへばりついてワーワーしている時
会社から再度電話。自宅に様子を見に来たとのこと。

どうやら聞けば、月曜の午後に連絡が来たきり、
その夜も次の日の朝も、昼も、夕方までも連絡がつかなかったので様子を見に来たとのこと。
鍵が開いていないらしい。
「回り込んでもらうと小さな中庭があって、彼はそこでいつもタバコを吸うので、 もしかしたら開いているかもしれない。であれば入ってもらって構いません。」とだけ伝える。
電話を切らずしばらくすると、
「あ、見えた。寝てるかな?ちょっと入って見て来ます。」
電話を切って待ってみる。
この時ですらなんの心配もしていなかった。
寝てるなんていつものこと。。

しばらくして電話がなる。
「ちょっとヤバイかもしれないから、すぐに来てください。」
「え?ヤバイってなんですか?」
「とにかくすぐに来てください。」
「え?え?私、今子供達4人見てて、大人がいなくて、 すごい状態で、それでもほっぽって行った方がいい感じですか?」
「すぐ来て、脈がないから。」
「え?え?え?わ、わかりました。とりあえずすぐに向かいます。」

20171005

電話を持ちながら震えがくる。脈がないってなんだ??
一番上の中一の甥っ子に、
「まーくんがやばいらしい。子供達こんな状態だけど置いて行くから面倒見てて。
おばあちゃんに電話して来てもらうから、それまで何とかしてて。
隣の部屋で電話してくるから、しーちゃん(私の下の子1歳)が泣き叫んでも連れてこないで。」
「わかった。」←空気を感じて、それ以外聞かない。

おばあちゃんに、すぐ出るから子供を見ててほしいとだけ伝え
着の身着のまま、必要なものだけ持って出かける準備をする
体が震え、自然と涙が出る。

甥っ子が「まーくん大丈夫?」と聞く
「脈がないらしい」と伝えると。
「死んだってわけじゃないんだね。」と。

「脈がないってことは、心臓が止まってて、心臓が止まると人は死ぬんだよ。」
と冷静に言いながら、死という言葉に一層ガタガタと震える。

「もう行くから!」と
子供達に別れも告げつ、駆け足で車に乗り込んだ。
実家から家まで高速乗って1時間半ほど。

とりあえず、とりあえず家へ。


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↑前回まで(死んだかもと知らせを受けた時)夜の高速を走る。 冷静に。でも早く早く。 いかないで。いかないで。いかないで。 見に行った会社の人が脈を測るのが下手なんだ。 きっと、大丈夫。 病院で会える。 大丈夫。大丈夫。 …最悪、障害が残って ...

↑前回まで(死んだかもと知らせを受けた時)


夜の高速を走る。
冷静に。でも早く早く。

いかないで。いかないで。いかないで。

見に行った会社の人が脈を測るのが下手なんだ。
きっと、大丈夫。
病院で会える。
大丈夫。大丈夫。

…最悪、障害が残ってもいい。
おいていかないで。いやだいやだ。

電話がなる。
スピーカーにして出る。
「救急の人に来てもらいました。
代わります。」と会社の人。

「救急です。倒れてると連絡があり到着しました。心肺蘇生も試みましたが、固くなって来ており、病院にも運ぶ状態でもないので、、」
「あ、いや。いやだ。
…運べないのは分かってます。
それは承知で、病院に運んでください。」病院に行けば奇跡が起こるかもとワガママを言う。出来るだけ丁寧に無茶苦茶を言う。

「……運べる状態ではありませんので。
ここで…」
「いやだ。いや、いや…」
「死亡を確認させていただきます。」

「…とりあえず、すぐ帰ります」
動揺する気持ちを抑え、運転中だし、安全に迅速に、心を無にして車を走らせる。

嘘だ。嘘だ。嘘だ。
元気だったじゃん。元気だったじゃん。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。

家に着くと、とりあえず駐車スペースに適当に停め、恐る恐る玄関を開ける。
救急車は無かった。警察の自転車があった。

玄関で会社の人が待っていた。
深妙な面持ちで私に声をかける。
「私さん…」
「Mさん…お久しぶりです。何が…どうして…」
開いた玄関先のドアの向こう側にまーくんの足が見えた。
いつも寝てる場所。見慣れた風景。
部屋の奥を数人の警察官がウロウロしている。
動かない足…。

20171007

いやだ。見たくない。入れない。
ドアの前にうずくまった私にMさんが寄り添ってくれる。
震える私の手を握って、ずっとずっと一緒に居てくれた。

警察の人が色々調べてる。
病院以外の場所で、死んだ時の状況が不明だから不審死扱いらしい。
通帳やら、最後に会った時のことやら、
なんなら馴れ初めまで。それいるか?ってこともいっぱい聞かれた。
名前と生年月日は、何なら二回聞かれた。ちゃんと分かるようにメモれよ…
Mさんも、「それ、いま必要ですか?」と言ってくれた。
杓子定規。仕事。彼らにとってはただの事件現場。

遺体を運び出そうとするので、
「まーくんがしんだ  れんらくあとでする」と簡単な連絡を入れただけの、飛んでくる父が来るまで待ってもらう。

私が来た時に、足を触ろうとしたら「触らないで!」と言われたので、もういいか?と確認を取ってから触る。
ウチで寝ているまーくんは最後だから、このままウカウカして連れていかれる前に抱きしめようと中に入る。
顔を見ずに横に寝てみる。
冷たい。固くなった体…指先が黒ずみ始めていた。
命の入ってない体…

父が来るまで、横に寝ていた。
最後の添い寝。
まーくん。まーくん。

父が連絡したのか、まーくんの母と兄から電話がくる。
義母の「なんで。どうして。」の連続に、責められている気がした。
義兄の「大丈夫だから。大丈夫。」に救われた気がした。
ごめんなさい。ごめんなさい。

父が到着して、まーくんの顔を見て手を合わせ、泣いていた。
Mさんにお礼を言い、少し話して帰ってもらう。
しばらくしたら母も来た。
「こんなことって。。こんなことが。。」
3人で話したり泣いたりした後、
私は横になると言って寝室に入った。

いつもの寝室。さっきまで寝てたかのようなベッド。
彼だけがいない場所。
匂いが残ってる。
この先の真っ暗闇と行き場のない感情で寝ながら壁をガンガン蹴る。
その音を聞いた両親が泣いていた。

なんで。なんで。なんで。
いやだ。いやだ。いやだ。

それでも朝は明けてくる。


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↑前回まで(久しぶりにあったまーくんは、もう死んでいました。)



翌朝、無性にけーくん(長男)の保育園の先生に会いたくなり、父に連れて行ってもらう。

A先生も結婚してすぐに旦那さんを亡くされていたので、子供達の今後の保育園のことと、私が今後どうなるのか知りたかった。
一緒に泣いてくれた。出来る限りの対応はします。と。
三年経って、支えてくれる人が出来て、やっと普通に思い出せるようになったと。

通夜が土曜に決まり、
まーくんが死んだのが火曜だから、
その間の水木金がよく覚えてないけど、そんなにあったか?と思うくらい…バタバタと過ぎた。

水曜。きっとまーくんの両親、親戚が来て私の両親が説明した日。警察に一緒に遺体を見に行った。

木曜。きっと解剖からまーくんが帰って来た日。

金曜。きっと会社の人がいっぱいまーくんの顔を見に来た日。夜はまーくんが一番好きだって言っていた従兄弟の寿司を握ってもらう。

ぼやっとしながら、寝室にこもって連絡を取りたい人に取って、来客が来たら顔見たりしてぼーっと過ごしていた。
葬儀のことも、義兄に頼りっぱなしにしつつ同席したり何か決めたりした。

みんなきまって聞くのは
ちゃんと食べてるのか。
ちゃんと寝てるのか。

お腹はすごく空くのだけど、喉を通らなくて、ゼリーの様な流動食をたまに入れて過ごしていた。最後の寿司だけはいっぱい食べた。寿司好き…

眠るのは、結構寝ていた。
色々考えると、ある一定のところから脳が考えるのを拒否して頭が重くボンヤリとして、すごく眠かった。

土曜は通夜。
久しぶりに子供達に会える日。

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↑前回まで(死んだと分かってから、記憶のない数日)昼に子供達が連れてこられた。 火曜に突如別れてから4日。 割と元気に過ごしてたらしい。 しーちゃんはオッパイだったのに、突然パイパイが無くなって申し訳ない。。 私に会うと 「おかーたーん!」「あ゛ー!!」 ...

↑前回まで(死んだと分かってから、記憶のない数日)



昼に子供達が連れてこられた。
火曜に突如別れてから4日。
割と元気に過ごしてたらしい。
しーちゃんはオッパイだったのに、突然パイパイが無くなって申し訳ない。。

私に会うと
「おかーたーん!」「あ゛ー!!」と。
言った。と思う。正直覚えてない。。

狭い家にひしめき合ってる親戚達に興奮したのか、すぐさま遊び始める我が子達。

まだ何も伝えてない。
お父さんが死んだこと。もう会えないこと。
下の子はいいとして、上の子には伝えなくてはいけない。うやむやじゃダメだ。たとえ分からなくても。3歳でも。
お父さんが大好きだったから…

けーくん。ちょっとおいで。
と、どこもかしこも人でいっぱいの我が家でゆっくり話せる場所。
トイレに連れ込む。

お父さんね。いっつも寝てたでしょ?
起きなかったよね。眠たいんだって。
もう起きないんだよ。寝させてあげようね。
20171010

けーくんもパパはいっつも寝てるねと認識してたので、寝てる戦法でいこうと話したら
「おとーたん、しんじゃった?」と。

ビックリし過ぎて、声が出なかった。
誰かに聞いた?と聞いても要領を得ない。
3歳の子に誰が言うだろうか。
実家で聞いたかな。でも分かるだろうか。
それが何か分かってないのだろうけど、死んだらしいと思ってるのか。

家には棺があったので、家で寝ているお父さんは最後だから、ほら寝てるんだよ。
「おやすみ言ってあげようね。」
と棺のある部屋へ。

棺の蓋をあけて顔を見るなり
「おとーたーん!」
透明なシート蓋を開けようとする。
入りたいらしい。

ねんねしてるねー。起こさないであげようね。もう遊べないんだよ。と言った瞬間
「やだ!!遊びたい!」
…だよね。
分からないもんね。
私も分からないもん。

すぐさま他の遊びに誘われて、どっかに行きました。

しーちゃんは横から見ていて、けーくんが退いたので、自分の番かとばかりに覗きこんで、バンバンと叩いて、どっかに行きました。笑。

まぁ、そんなもんだよね。

今度は私のお別れの番。


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↑前回まで(お父さんが死んだことを子供達に伝えないわけにはいかなかったのです)まーくんが葬儀の支度で一足早く家から出て行くのを見送り、 割と長く車の後を付いていって見送り、 もう帰ってくることのない、いつも一緒に歩いた道をまーくんが行ってしまうのを見送り、 ...

↑前回まで(お父さんが死んだことを子供達に伝えないわけにはいかなかったのです)


まーくんが葬儀の支度で一足早く家から出て行くのを見送り、
割と長く車の後を付いていって見送り、
もう帰ってくることのない、いつも一緒に歩いた道をまーくんが行ってしまうのを見送り、、
通夜の時間が来ました。

連絡は会社の人に頼んでたので、弔問客の目処を何となくたて、料理やら返礼品やら考えて。

通夜会場に着くと、
彼の祭壇を囲む沢山の花。
圧倒されました。こんなに多くの方が花を贈ってくれて…
あぁ、エグザイルさんから来てる。
今田耕司さんに鈴木おさむさんも…
時期が違えばももクロちゃんからも来てたのかな。残念だね。まーくん。
お義母さんたち驚くだろうな。喜ぶだろうな。
まーくんの大好きだった写真家の方(カメラマンのSさん)に撮ってもらった結婚写真の遺影。
花に囲まれて彼が笑ってました。
通夜が始まり、
喪主の私が最初にお焼香の番が来て、
線香も焼香も手合わせも一度もしなかったし、するつもりもなかったので、じっとしていると係りの人がやり方を教えてくれました。
そうじゃないんだけどな。。
先に進まないので乱雑に「こんなことさせるんじゃないよ。」とまーくんに恨み言を言い、事を済ませ次にまわす。

喪主には似つかわしくない黄色のド派手なタオルを握りしめ(まーくんが好きだったタオル)
たまに遺影を睨み、
たまに弔問客に頭を下げ、
たまに咽び泣き、
たまにぼーっとして通夜は終わりました。

蓋を開ければ通夜や葬式や何や合わせて400人を超える方に送ってもらえました。

じいちゃんの家族葬しか知らないから
何が普通か分からないけど、
4列の焼香台に何回も何十回も人が変わって焼香してもらい、順番を待つ人も会場外まで出ていたらしく。見てないけど。ぼーっとしてたから。。
すごかったらしい。
お清め?する部屋に食事もいくつか用意してあったけど、人数が多すぎて入り切らず食べずに帰る人がほとんどだったらしい。

まーくん。甘く見てたよ。
愛されてるのは知ってたけど、ここまでとは。
ママ友が後から教えてくれて、
号泣してるおじさんが何人かいた。と。
いい歳しても号泣するくらい愛していて、旦那さんの人柄がわかった。と。

私が愛した人だからね。
本当に本当に悲しい。

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↑前回まで(死んだと知らせを受けて弔問に来てくださった人数に驚きました。)通夜の夜は斎場に親族何人かで泊まることになりました。 まーくんと過ごす本当の最後の夜。 子供達は広い場所で敷き詰められた布団にキャーキャー言いながら遊びまくり ま ...

↑前回まで(死んだと知らせを受けて弔問に来てくださった人数に驚きました。)




通夜の夜は斎場に親族何人かで泊まることになりました。

まーくんと過ごす本当の最後の夜。

子供達は広い場所で敷き詰められた布団にキャーキャー言いながら遊びまくり

まーくんが寝ている部屋に来ては棺に落書きをし(棺にコメント書いてもらってたんです。)

棺を囲んで神妙な面持ちでいる大人、そして真ん中には箱に入った父親を見て尋常じゃない何かを感じたのか
「あ!そーだ。(あ!そーだブーム中)
お父さんに、お茶を飲ませたら元気になるんじゃない!?」とお茶をコップに汲んで来て飲ませようとしたり


追いかけっこをしたり、、
(どこでもいつでも追いかけっこブーム)


もう本当に寝ないといけない時間になり。0時とか。

久しぶりに会ったしーちゃんはおっぱい欲しさにギャン泣き。親戚の女性が任せてというから甘えて、まーくんとの時間を過ごすことに。

しーちゃん、二時間ほど大泣きしてて、預かってくれた方が一番、断乳で大変な時間を代わってくれて感謝しかないです。

時間を貰ったから、
まーくんと寝れる最後の夜を大切に過ごそうと、いっぱい話をしようと、いっぱい泣こうと、
2人になれる時間を待っていた。

のに、ずっと居る。
まーくんのおばさんが部屋にずっと居る。。
遺影を見ては、涙したり。じっとどこかを見たり。

わかるよ。大切だったよね。
名残惜しいよね。離れがたいよね。

でもね!嫁がここに居るんだよ。
気を利かせておくれよ。

ここで私が一夜を明かす覚悟があることを知らしめるために
棺の横に簡易椅子をガチャガチャと並べてベッドにしたり、
電気を消そうと「電気はどこかなー?」とウロウロしたり、
空気読んで!出てっておくれ!
と思ってチラッと見てみたら
横になってた。寝始めた!マジか!

仕方ないので
「おばさん。ごめんね。最後の夜だから2人にしてほしい」と素直に追い出しました。

2人になれたので、まーくんとゆっくり話す最後の夜。
いろいろあったね。
楽しかったね。
「ありがとう」も「さよなら」もまだ言えないよ。

20171012_01

家に棺がある時は顔が見れなくて
でも、これで本当に終わりだからと
そっと蓋を開けて顔を見る。

死んでから時間がたってるから
死化粧が浮いている。まーくんじゃないみたい。
もっと早く見ればよかった。

長髪だった彼の髪を切って貰おうと思ってたのに、ぎっちり収まっていて今さら欲しいなんて言えない。
もっと早く言えばよかった。

もっと早く。もっと早く。。
後悔を数えたらキリがない。

結局電気の消えなかった部屋で
棺の彼の隣に、椅子ベッドで横になりながら、まーくんの家で狭いシングルベッドで2人で寝てた頃を思い出す。

もう最後。
一緒に寝ることはもう二度とない。

まーくん。まーくん。
起きてよ。寂しいよ。

夜は明けて、お別れの朝がやってくる。

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↑前回まで(二人きりで過ごした最後の夜。本当に本当の最後の夜。)葬式の朝、始まる時間のずいぶん前に、まーくんの故郷の友人が来た。普通に挨拶をし、そっと様子を見守る。友人は普通にしていたが、棺の中の顔を見るや「…まじか」と号泣し始めた。本当にまじか…だよね ...

↑前回まで(二人きりで過ごした最後の夜。本当に本当の最後の夜。)


葬式の朝、始まる時間のずいぶん前に、まーくんの故郷の友人が来た。
普通に挨拶をし、そっと様子を見守る。
友人は普通にしていたが、棺の中の顔を見るや
「…まじか」と号泣し始めた。
本当にまじか…だよね。。今でも信じられない。

葬式が始まり、突如坊さんのお経中に坊さんの前の時計からアラームが!
しんみりとした会場と、読経と、アラーム音。
本来なら葬儀社の大失態。激怒すべきところ。

しかし、犯人はけーくんです。
昨日の夜の大騒ぎの最中、機械好きのけーくんがいじった様です。
「グッジョブ!」ってまーくん思ってるよきっと。
子供のいたずらを「よくやった!」と褒める人だった。

弔問客の花で棺がこんもりと埋まり、
まーくんのトレードマークの帽子も棺に入れてあげる。

まーくんに触れる最後。頰に触れる。冷たい。
大好きだったヒゲに触れる。もう味わえないジョリジョリ感。

まーくんが好きだったドラゴンボールの悟空Tシャツを着せた子供達が足元で遊ぶ中(THEオレンジ)
最後の挨拶をする。

20171013


↓以下、本当に挨拶した文です。

「本日は、ご多忙の中、夫の葬儀に御会葬いただき、誠にありがとうございます。

夫、まーくんはは22日の午前9時ごろ、急に亡くなりました。心不全でした。突然心臓が止まり、苦しむことなく逝ったようです。

彼の前には机があり、ノートパソコン、タブレット、デザインの本などが置いてあり、最後まで仕事をしていたようです。いつでもデザインの本を読み、とても勤勉で愛情を持って仕事に熱心な人でした。


まーくんは友であり愛する人であり仕事仲間です。私の全てでした。

まーくんの作るものが大好きです。まーくんが大好きです。

会いたくて会いたくて話がしたくてたまらないです。

抱きしめたくて手を繋ぎたくてたまらないです。


二人で子供達を育てたかったです。

笑い合いながらおじいちゃんとおばあちゃんになりたかったです。

もう叶いません。くやしいです。悲しいです。


彼以上に人の話を聞き、どんな方にもかわいがられ、こんなに愛される人は出会ったことがありません。

この人以上には出会えないと思い一緒になりました。

そんな彼の人柄によりこんなに多くの方に集まっていただき、

「別にいいのに。」とあまのじゃくなことを言いながら、喜んでいると思います。


いつでも眠たい人で、起こされることを嫌がり、約束を破ってでも眠り、ケンカの原因はいつも眠っていることでした。

もう誰にも起こされることなく、好きな仕事を最後までして、ゆっくり眠れるのだと思えば、彼はしあわせなのかもしれません。


ただ、子供のことは心残りだと思います。

まだとても小さく、3歳と1歳の息子たち、成長をとても楽しみにしていました。

子供のことが大好きで、一度も怒ったことがありません。

子供たちもお父さんのことが大好きで、家の中でよく鬼ごっこをしていました。もうできないと思うと、子供たちからお父さんがいなくなるのかと思うと辛くてなりません。皆さま一緒に子供を見守ってください。お会いすることがあれば、遊んであげてください。

私一人では育てられない。一緒に育ててください。


彼の残してくれた家で、彼の残してくれた宝物達と一緒に、

今は無理でも、楽しく暮らしていきたいと思います。


人の命は儚いです。

大切な人がいるならば大切にしてください。ご自分の体をいたわってください。

今あるものを当たり前と思わず、愛しい日々を大事にしてください。


本日は誠にありがとうございました。」



「まーくんは友であり、、」辺りから嗚咽。私が。。

人の前に立つのが嫌なまーくんは、結婚式も披露宴もしなかった。写真を撮っただけ。
いつかパーティーでもしようよ。と話していた。
もう叶わない二人の式。
違う形の式になってしまったけど、大勢の人の前に立つ大舞台を私に与えてくれました。
褒めてよね。ちゃんとやったよ。

子供二人を抱え、大勢の方が見守る中、霊柩車へ乗り込む。
抜ける様な青空、まだ暑い夏。
みんなが見守る中火葬場へ。

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↑前回まで(立派に喪主を務め上げました。)火葬場へ向かう霊柩車の中。 まーくんとの思い出に浸り、しんみり行こうと思ってたら、 膝の上のしーちゃんと、一つの席を私と分け合って座ってるけーくんが、 「ママがいいー!」「ママがいいー!」状態。 「ちょ。まっ、待って ...

↑前回まで(立派に喪主を務め上げました。)


火葬場へ向かう霊柩車の中。
まーくんとの思い出に浸り、しんみり行こうと思ってたら、
膝の上のしーちゃんと、一つの席を私と分け合って座ってるけーくんが、
「ママがいいー!」「ママがいいー!」状態。
「ちょ。まっ、待って。
聞いて。落ち着いて。待って待って。
待ってって言ってるでしょーが!!」
と、しんみりとは程遠いムードでやってきました。。

初めてくる場所で、ソワソワな子供達。
まーくんが入った棺が火葬場に収棺される。

子供達に、
「すごい機械だね。エレベーターみたいだね。お父さんね、寝んねするんだって。
ここに入るとお空に続いているのかな?おやすみさせてあげようね。」

出てくる骨を何て説明しようかと思いつつ、そう話をした。

待合室でお骨になるのを待ってる間、お菓子をたらふく食べる子供達。
突如しーちゃんがウンチをしたので、
トイレに連れて行く。
うっかりオムツを忘れたので、同月齢の子がいる親戚から借りる。
お尻をふき、新しいオムツを履かせようとしたところで、ヌルっと手に何かがついた。

古いオムツから新しいオムツへの一瞬で追加爆弾を投下したのだ。
もろにまみれた手。
オタオタしてると、どしたどしたと子育て経験ママ達がワラワラと手伝ってくれた。
暖かさを感じる。何とかやれるかもしれない。

焼き場が終わったらしい。
まーくんを見に行く。
みんな、泣いている。

涙は出なかった。
おぉー。これがまーくんか、
綺麗だね、まーくん。
これがキミの骨だぁよ。興味あるでしょ。
と、何だか感心していた。

収骨を嫌がるお義母さんを横目にヒョイヒョイと拾う。
見事になんとも思わなかったので、子供達とその場から離れる。薄情な気がして…

子供達には何かとは言わず
「綺麗だね。石みたいだね。」とだけ言った。

お義母さんの腕に抱かれたまーくんは、赤ちゃんの様だった。
最初と最後を母親の腕に抱かれている。

お義母さんも嫌だろうに…

マイクロバスに乗り込んで、元の場所に戻る。たと思う。
この後の記憶はない。何も覚えていない。
夕飯も食べただろうに。
どうしたっけかな?

こうして、まーくんはお骨になって、我が家に戻ってきました。


20171015
↓そして悶々とした四十九日を迎えるのです。

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まーくんが死んだ時。 実はケンカ中でした。 というか、私が一方的に怒ってました。関係は最悪。仲が悪いというより、まーくんの反省期間中で彼は一人で暮らしていました。事の発端は8月上旬の彼実家への帰省中。夜に花火大会へ行こうと予定を立てていた日。夜だから子供達 ...

まーくんが死んだ時。
実はケンカ中でした。
というか、私が一方的に怒ってました。

関係は最悪。
仲が悪いというより、まーくんの反省期間中で彼は一人で暮らしていました。

事の発端は8月上旬の彼実家への帰省中。
夜に花火大会へ行こうと予定を立てていた日。
夜だから子供達の昼寝は必須と、何とか寝かしつけた後。

車の停めるとこもあるし、早めに16時には出ようか。遅くとも17時。と話していた時
「眠いから、俺も昼寝する」と。時間にして15時半過ぎ。
いや、待て。と。お前は寝たら起きないだろうが。と。いつもそれで喧嘩だろうが。と。

「起こさないからね。」と一言だけ言った。
そのまま彼は子供達の寝ている部屋へ。

16時半を過ぎたあたり。しーちゃんの泣き声。
起きた方が良い時間だし放っておく。
「おい!」とまーくんの声。放っておく。
「おい!!」とまーくんの声。「何さ。」と様子を見に行く。

「泣いてるから何とかして」と、自分は寝ながらぶっきらぼうに言ってくる。
「自分で何とかすればいいじゃん。」と言うと
「けーくんが起きるでしょ」と、けーくんをトントンして寝てる。起きたっていいんだけど。。
「もう起きる時間だし」と言うと


「うるせ、うるせ、黙れっ!」
20171019

もう、プッチーーーーーーーーンでした。
うるせって何!?黙れって何!?何様!?

こういうと、とんでもない旦那に見えますが
本当に普段は声を荒げたり、文句を言ったりしない人です。
寝て起きる時が最悪。起こされる時が本当に最悪。
だから起こしたくないし、寝なければ起きないから寝ないでほしい。


そこからは顔を見たくないし話したくないし、
話しかけられたら答えるものの、短く冷たく。
私からは話しかけない。

本当に愛の灯火が消えたと思った。
「うるせ、うるせ、黙れっ!」が頭の中に永遠とリフレインし
今年の流行語大賞だなと思った。

まーくんは言ってしまった事の大きさと後悔に
簡単には反省の意を示して来なかった。
悪いと思ってるんだろうなとは感じていたものの
本当に嫌いだった。


だから
義父母様に子供を預けて映画に行こうと計画していたので
誘われた時も断った。(行けばよかった。)

だから
けーくんの誕生会を義父母様にも祝ってもらおうとケーキだけ買って前倒しでお祝いした時も
動画をまーくんだけ外して撮っていた。(写せばよかった。)

だから
義母様に何も相談しなかった。
話すと義母様を泣かせると思ったから。
死んでから言ったら「話してくれれば何か変わったかもしれないのに。ごめんね。」と、
結局泣かせた。(話していたら何か変わっていたかも。)

義母様が言ってた
私の姿が少しでも見えなくなると「嫁(私)は? 嫁(私)は?」と探していたらしい
あの時の声が忘れられないと。

分からないよ。言ってくれなきゃ。

ここで懐柔したらいつもと同じだ。
良い関係を今後続けて行くために、甘やかしたらだめだと
帰省から帰った後も怒り続けていた。

花火大会のあの日から
一度も目を見る事もなく、彼は死んでしまった。

まーくんの姿を見た最後の日…
続きます。↓
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癒された曲や、手続きの話など
死別時に役に立てたらいいなという情報やらを書いています。(情報サイトです。)

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文字多めで難しい話もありますがイラストも描いています。
わかりやすく説明している。つ・も・り。
よろしかったらのぞいて見てください。

↑前回怒りの帰省から帰ってきた後、数日家で過ごした。朝は起こすこともなく、食事の時間にいたら一応は食事を出す。私からは話しかけないが、まーくんから話しかけてきたら答える。食事が終わったら、いそいそと食器を洗っていた。夜に子供達と追いかけっこが始まり、洗濯 ...

↑前回


怒りの帰省から帰ってきた後、数日家で過ごした。

朝は起こすこともなく、食事の時間にいたら一応は食事を出す。
私からは話しかけないが、まーくんから話しかけてきたら答える。

食事が終わったら、いそいそと食器を洗っていた。

夜に子供達と追いかけっこが始まり、
洗濯物を畳んでいる私の方にもキャーキャー言いながら飛び込んで来たときは
「良かったねー。楽しいねー。」と話しかけた。まーくんの顔は一切見ず。

朝は起こさないと決めていた。

まーくんの実家帰省の後、お盆だし、私も子供達を連れてしばらく帰るねと予定していた。
いつからとは言わなかったけど、そろそろ帰る日。
朝起きて、昼前までに起きなかったら今日帰ろうと決めた。
案の定起きない。朝ごはん、掃除、洗濯を済ませ、帰省の準備をする。
玄関を出る前までに起きなかったら、そのまま帰ってしまおう。声もかけずに。

まあ、やっぱり起きないので
車に乗り込み駐車場を出ようとバックして後ろを見たとき
駐車場に面している大きな窓のブラインドが上がっていくのが見えた。
(…起きたんだ。)

彼はどう思っただろう。
起きたら、荷物をまとめて、今まさに車で出て行こうとしている嫁と子供達。
実家に行く予定にはなっていたから、分かっていたと思うけど寂しかっただろうな。

車を降りて「ほら!言うことは!?」と歩み寄ろうかとも思ったけど
ここが正念場だ!とエイヤ!とそのまま車を走らせてしまった。

それが最後。
姿は見えなかったものの、まーくんの存在を感じた最後の時。
本当に本当に本当に 話せば良かった。


20171020


・子供達との最後の遊び
    =家で追いかけっこ

・最後に食べた手料理
    =ごぼうの甘唐揚げ。「これ何?」「ごぼうの甘唐揚げ」「おいしいね…」

・最後に観た映画(DVD)
    =レミーのおいしいレストラン(特典映像のゲームをけーくんとしていた)

・ちゃんと姿を見た最後
    =花火大会の日(死ぬ3週間ほど前。黙れと言われた時。)

・まーくんが私たちの姿を見た最後
    =車で走り去って行く時(死ぬ2週間ほど前)



「ごぼうの甘唐揚げ」は、まーくんが死んだ後に冷蔵庫を見たら残りが入っていました。

死ぬまでの2週間。
まーくんは一人で生きていた。
子供達と遊ぶこともなく。
愛する家族の声を聞くこともなく。
なんなら私に嫌われたと思って。


たった独りで逝ってしまった。


なにもこんな時じゃなくてもいいのに
…神様はいじわるだ。



↓私の小さな願いすら叶わない。神様なんていないんだ。


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喧嘩中で別居状態。一人で天国に行ってしまったまーくん。死んだ時 最悪の2人の関係①死んだ時 最悪の2人の関係②訃報を聞き駆けつけ、部屋に入った時部屋はものすごく綺麗でした。普段実家に帰省してから家に戻るとまさに一人暮らしの男の部屋状態。洗い場には洗い物だしっ ...


喧嘩中で別居状態。一人で天国に行ってしまったまーくん。

死んだ時 最悪の2人の関係①

死んだ時 最悪の2人の関係②


訃報を聞き駆けつけ、部屋に入った時
部屋はものすごく綺麗でした。

普段実家に帰省してから家に戻ると
まさに一人暮らしの男の部屋状態。
洗い場には洗い物だしっぱなし、ごみ散らかし放題
洗濯物ぐちゃぐちゃ。

でも
ものすごく綺麗でした。

洗い物は洗ってたし、洗濯もちゃんと洗濯カゴに。
ゴミは分別してゴミ箱へ。出しっ放しのものもなく。

すごく綺麗だった。
ちゃんと一人で生活していた。

最後のLINEには「反省して過ごしています。」
と書いてあった。
反省して、ちゃんと生きていた。
真っ当に、背筋を伸ばして。ちゃんと生きようとしていた。


汚い荒れた生活の中で死んでしまったら、本当につらい。

最後のLINEの「反省して過ごしています。」への返信は
「話し合えるなら今週末実家へ来てください。」
で終わってしまった。それが最後のやりとり。

「子供達は元気ですか」と来ていたので子供達の遊んでいる動画だけは送っていた。
最悪の中での唯一の救い。

まーくんが死ぬ前の最後の金曜には飲みに行っていたらしい。
実家に帰ってる間、仕事場では相変わらず子供の話をしていたらしい。

週末に話し合って、
ちゃんと再スタートをする予定だった。
良い関係で楽しく一緒に生きて行く予定だった。

死んだ日も、仕事道具を広げ、使えないソフトの勉強をし、
シャワーを浴びて会社へ行く。
そんな状態がうかがえる状況だった。

彼は生きようとしていた。
昨日と変わらず今日も明日も。
今日死ぬとも微塵も思わずに。

どうして逝ってしまったんだろう。
どうして今なんだろう。
20171021



彼の実家へ帰省した時に、甚平を買っておいてプレゼントした。
ずっと欲しかった甚平。でもなんだか買わずにいた甚平。
安物だったから数日で尻に穴が空いた。汗も吸ってくれないらしい。

その甚平が、いつも着る洋服BOXに入ってた。
破れているのに、質も悪いのに、気に入って帰って来てからもずっと使っていたみたいだ。
それが余計に胸を締め付けた。
怒っていたから、写真は撮ってない。
花火大会の日に子供達も甚平を着せて、親子でいっぱい撮るつもりだった。
でも、怒っていたから、写真は撮ってない。
彼の甚平姿は1枚も残っていない。

普段から胸の痛みがたまにあり(10年以上前から)
市販の鎮痛剤を飲んで様子を見て会社に行っていた。
今回も同じだったのだろう。
鎮痛剤が出ていた。いつもの様にお茶をレンジで温めて飲んでいる形跡があった。
少し横になって痛いなーと思っていたら、大きな痛みが来て死んでしまったのだろう。
医者か誰かが言ってた。苦しみはしなかった。あっと思う間もなく逝っただろう。と。

苦しまなかったのが救い。
たった一人でもがき苦しんで死ななくて良かった。

眠る様に逝ったんだよね。そうだよね。まーくん。




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↑最後に公の場で死に向き合ったのは火葬の時。久しぶりの法要行事です。私は天邪鬼です。ものごとを素直に受け取れないというかみんながやってるから良い。と思えないというか自分で納得しないと進めないんですよね。まーくんが死んだ時の流れもあれよあれよと通夜と葬儀に ...

↑最後に公の場で死に向き合ったのは火葬の時。
久しぶりの法要行事です。


私は天邪鬼です。
ものごとを素直に受け取れないというか
みんながやってるから良い。と思えないというか
自分で納得しないと進めないんですよね。


まーくんが死んだ時の流れも
あれよあれよと通夜と葬儀に火葬。
疑問すら持てないスピーディーな展開でした。

少し時間が経って考える時間が増えると
「なんで線香あげるんだろう」「なんで通夜と葬儀別なんだろう」
と天邪鬼がにょきにょき顔を出します。
昔は死んだ判断が難しくて、息をふき返したりすることもあったから
1日猶予つけたらしいです。それが通夜…



きっかけは初盆について話した時
8月がいわゆるお盆だと思ってたのですが(お盆休みって8月だし)
母が東京は7月にするはずと言いました。
坊さんに聞いてみると、7月は収穫や祭りなんやで地方は忙しく8月になったそう。
関東はそんなことなく7月になったそうな。
確かこんな。
よくわからない。
こっちの都合でどっちにしてもいいんかい。




仏教だけにしても宗派によってもいろいろあるだろうし
キリスト教やら別宗教になったら、それこそ死後のスケジュールは違うだろうし
ちょっと気になって調べたらこんな感じ

『仏教』
死後49日後、次に生まれ変わる場所が決まる。(この世、地獄、天界など)死後の世界はない。

『キリスト教』
最後の審判の日に復活して(生きた状態で)審判を受け天国か地獄か決まる。
審判を受け、復活の日までを天国で過ごす。

『ユダヤ教』
死ねば終わり。死後の世界はない。
最後の審判によって、異教徒などが滅んだ後死者は生前の姿で復活する。

『イスラム教』
魂は埋葬の次の日に肉体を離れ、終末の日まで定めの場所か、牢獄に閉じ込められる。




もうよく分からない。
解釈とかいろいろあるだろうし、各々を信じている人がいるので
それはそれで良いのですが…

なんか、こっちの気持ち次第かい!みたいな。
結局はこちらがどう思うかであちらのことは分からないんですよね。
死んだ人と、残された人が別宗教だったらどうすんだろう。

20171129_1
お墓だって、
なんで入る人に決まりがあったり(一つの筋の家系しか入れないとか)
散骨にお金がかかったりするんだろう。(埋葬費だって。庭の木に撒いてもとられるとか)


誰かが勝手に決めたルールに疑問を持たずにいられない。
そんな天邪鬼…
悶々と言っていたら、母に「ほんと嫌な子!」って言われました。(そんな言い方しなくたって。涙)
もともと宗教を大事にして生きて来たわけじゃないのに
こんなことになって、突然やらなければいけない感じになっていく…
なんかもう良く分からない。



そんな四十九日。
仏教ではこの日までこの世にいて、この日に次に生まれる世が決まるらしい。
なんだかすごくムシャクシャした気持ちがくすぶっていて
どうにもならないから
めっちゃ掃除しました。
この世が最後の日なら、綺麗な家から送り出してやろう。

20171129_2

一人で黙々と掃除していると
法事に集まっていた親戚らが「私もやるよ」「私もやるよ」と
なんだか大掃除に。笑。




四十九日法要も粛々と終わり
晴れてまーくんは旅立ちました。(仏教でいうなら)

でも死後のことは誰も分からないし、
家にまだいるかもしれませんし、死んですぐにいなくなったかもしれません。
天国も来世もないかもしれない。
死んだら終わりなのかもしれません。



一つ確実なことは
『心の中にいる。』
ということだけ。

20171129_3
思い出せば、そこにいてくれる。
もう触れないし、話せないけど
不確かな死後を思うより、確かだった過去を大事にしたいと思うのです。



にしても、「いつでも見ててくれるよ。」というセリフを良く耳にしますが、
プライバシーなし!?とまーくんが死んで思いました。
今はちょっと見られたくない!みたいな時もあるでしょう。

そうすると、都合の良い時だけ呼び出して見ててもらうのかしら。
それって、やっぱりこっちの気持ち次第…

20171129_4

ほんと死んだらどうなるんでしょうね…
誰か教えて…


↓そして月日が経って一周忌。
こんなにも強くなれるものか。一年頑張った自分に乾杯。
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やって来ました。初めての命日。その名も『ハッピーピースピースの日』(8月22日)※まーくんの友人が命名この日をどんだけハッピーなピースな日にしようか。その過ごし方はまた後日書かせていただくとして今日は私の気持ちを書こうと思います。昨年の8月22日愛する旦那様の ...

やって来ました。初めての命日。
その名も


『ハッピーピースピースの日』(8月22日)
※まーくんの友人が命名


この日をどんだけハッピーなピースな日にしようか。
その過ごし方はまた後日書かせていただくとして
今日は私の気持ちを書こうと思います。


20180822_1


昨年の8月22日
愛する旦那様のまーくんが突然に死んでしまいました。
『あの日 旦那が死んだ日』


全くの予兆も予感もない突然の出来事。
しかもケンカ中に。(『死んだ時 最悪の2人の関係①』


さようならを言うことも、愛してると伝えることもできずに
幸せに溢れた笑い声の絶えない私の日常は、突然に無くなりました。



どこか別の世界の話だと思っていた『死ぬということ』。
突然目の前に突きつけられました。


お父さんを失った幼い子供たちを育てる大変さ。
私に収入のない状態で突然働き手を失った明日からの生活。
何よりも昨日話していた人が明日からいないという辛さ。(ケンカ中でしたが…)



彼の死に直面した直後から「早く一年経ってほしい」とずっと思っていました。
不安過ぎる明日からに怯え、
「一年、全部の季節を乗り切った。乗り切れた。だから大丈夫。あとは繰り返すだけ。」という実績が欲しかった。


そして一年経ちました。
長かったような。あっという間だったような。
今でも涙は枯れません。
それでも、沢山の人に支えられて、まーくんの愛を感じて、一年過ごして来ました。



当たり前だった日々が、実は当たり前ではなかったこと。
それも一番大切な幸せであったこと。
彼が死んで気づきました。


一年前の昨日まで
私たちはどこにでもいる、ただの普通の4人家族で
仕事に行き、週末には出かけ、子供を可愛がり、時には喧嘩をしながら
何の変哲も無い日常を過ごしていました。
そして、それが突然に終わりました。


当たり前の日を大切に生きていく。
愛している人に愛を伝えながら生きていく。
忘れがちですが大切なことです。
ケンカしている方は、すぐに仲直りしてください。それも、もう直ちに。笑
今ある今日は、明日にはないかもしれない。
確率としては少ないですが、決してゼロじゃない。
何よりも、嫌な気持ちでいるなんて人生の損です。




今日、8月22日。
まーくんが死んだ日。
彼を悼め追悼しろとは言いません。

どうか、あなたの大切な人を想い
愛を伝えてください。
幸せな時を過ごす方が多くなることを願っています。


それは今の私も同じ。
今ある幸せ。今いる愛する人たち。
それを感じる日。伝える日。


それが『ハッピーでピース』な日なのでしょう。
まーくんが体を張って生み出した記念日だったのでしょう。



この日が、愛に溢れた日になりますように。





そして、
なんと動画作りました。

親族や友人、仕事関係の人たちと泣きながら見るために。


膨大な写真と動画を号泣しながらつなぎ合わせ
誰に頼まれたでもないですが、体と心を壊しながら自分を追い込んで作りました。笑

ちょっと気になる部分もあったり、もっとこうした方が良かったと思う部分も個人的にはありますが、
もうこれ以上は無理。疲労困憊です。



彼が生きた証を、一人でも多くの方に伝えられるように。
まーくんが生み出した多くのもの。確かに生きていたこと。

それを伝えることが
私がまーくんへしてあげられる
たった一つ、最後のことになります。

多くの方がまーくんを知ってくれると嬉しい。そんな気持ちを込めて。


個人的には絵日記ブログで実写を出すのは懸念しているのですが
イメージ壊れても良い!という方だけ見てやってください。

誰かに怒られたり何か問題が起こったら、すぐ削除の可能性もあるので、お早めに。
ずっとある可能性もありますが。

一周忌ハイによる動画アップなので、
「なんて恥ずかしいことを!!」と我に返ったらすぐ削除いたします。


よかったらどうぞ。(完全なる素人動画ですよ!)


彼が作ったものを一つでも目にした方がいたら大変嬉しく思います。
まーくんが誰かの心に残りますように。(彼を悼めとは言わないと言ったくせに。笑)





『まーくんへ』

大丈夫だから。なんとかやっているから。
子供たちのことは任せて。
ゆっくり休んで。



またいつか




いつかでいいから




会えるといいな。


↓一年前。地獄でした。
あの頃から比べると確実に強く。そして絵が上手くなっている。笑(多少ね。)


↓そして命日当日は尋常じゃなく楽しく過ごしました。

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