『良い子』
なかなか使い方が難しい言葉です。
言ってあげたいし、言いやすいし、本人も嬉しい。
でも『良い子』でいなければいけないというのも違う気がするし
『良い子』でなければ愛されない。というのも違う気がする。
じゃあ良い子じゃなかったらどうなるの?
良い子から外れてしまったらもうダメなの?
『良い子』を作ると『悪い子』ができてしまう。
いつだか、どこだかでそんな話を聞きました。
「良い子だね。」「良い子にしようね。」つい言いがちです。
でも、それができなかった時に自分は悪い子だと結びついて
悪い子だからボクはダメなんだと結びついてしまう様です。
それがものすごく心を傷つけるらしい。
よく言うじゃないですか、悪いことをした時の怒り方。
悪いのはそういう行為であって、その子を否定してはいけないと。
だから褒めるのは行為。
『良い子』と本人を褒めると、『悪い子』と本人を否定する場面が生まれる。
だから「良い子だね。」は言わない様にしていました。
でも言ってあげたい場面がチラホラ出て来始め
『良い子』以外の褒め言葉が思いつかない。
頑張って「素敵だね」「優しい」「かっこいい」「よ!男前!」を多様していましたが限界が…
『良い子』を使う様になってから
「けーくん良い子?」「しーちゃん悪い子?」と聞いて来る様になりました。
その優劣をつけたい様子。
『悪い子』と言ったことはないのですが、
やっぱり『良い子』と対で『悪い子』が生まれました。
これはいかんと考えを巡らせ
その解決策を見つけました。
その名も
『全部良い子作戦』
ある日、眠りにつく時、けーくんを撫でながら伝えます。
「けーくんは良い子だね。」
「ちゃんと眠って良い子。眠らなくても良い子。」
「ご飯を食べて良い子。食べなくても良い子。」
「しーちゃんに優しくて良い子。いじわるでも良い子。」
「お母さんの話を聞いて良い子。ワガママでも良い子。」
:
:
「けーくんは良い子。悪い子でも良い子。」
と、永遠と思いつく限りあげます。
良い子のところを褒めて、本来悪い子のところでも良い子。
悪いことは悪いことだし、それをするのは良い子とは言えないかもしれない。
けど、もっと大きなくくりで捉え、どんな事をしてもけーくんという存在は素晴らしい。
そういう意味で『良い子』と伝えました。
「次は?次は?」と催促して来ます。
その日から、アレやってアレやってと言う様になり、
「どれ?」と聞くと「嬉しいやつ!」と答えて来ました。
そうか。嬉しいのか。
子育てって、愛情を伝えてるつもりでも、なかなか伝わらなかったり(冷たくされたとかのが残りがち)
嬉しいんだろうな。楽しいんだろうな。とは思うもののここまではっきり「それ嬉しい!」と言われたのは初めてで新鮮。
サラッと褒めたり、ムギューしたりはしていたものの次の瞬間には怒られたりで
ずっと幸せな気持ちでいられるのはないのかもしれない。
寝る前に嬉しいなと思えて眠れるのはすごく幸せなことかもしれない。
そう思うので言ってやります。無料だし。疲れないし。笑
そんな『全部良い子作戦』を続けていたある日
「けーくんもやってあげる!」と私に『全部良い子作戦』してくれました。
頭を撫でながら
「おかーたんは良い子だね。」
「ミニオン遊んでも良い子。ミニオン遊ばなくても良い子。」(ぬいぐるみ)
「ご飯食べて良い子。食べなくても良い子。」
「幼稚園行って良い子。幼稚園行かなくても良い子。」
もはや何を褒められたんだか分かりませんが。笑
ものすごく嬉しかったです。全面的に認められている感じがして。
どんな状態でも愛されているという気持ちになりました。
これはたまらない。大人の私ですら嬉しい。内容が意味不明でも嬉しい。
『良い子』それは人をまるっと肯定する言葉です。
でも『悪い子』が生まれてしまう。
けども『大好き』では出せない肯定感がありました。
だからこそ『悪い子』の否定感も半端ないのだと思います。
『大好き』は好意であって(人の感情)
『良い子』は存在の肯定なのかしら(社会的なもの)
悪い事は悪い事がダメ、悪い事をした子がダメではない。
だから『悪い事をしても良い子』
しばらくこれでいこうかと思います。
そして、私もしばらく『全部良い子作戦』を求めてしまいそうです。笑
ランキングに参加しています。
クリックしてもらえるとランキングが上がっちゃって
更新と生きる励みになります。
↓更新すると通知が届きますよ。
サイドブログを立ち上げております。
癒された曲や、手続きの話など
死別時に役に立てたらいいなという情報やらを書いています。(情報サイトです。)
文字多めで難しい話もありますがイラストも描いています。
わかりやすく説明している。つ・も・り。
よろしかったらのぞいて見てください。
なかなか使い方が難しい言葉です。
言ってあげたいし、言いやすいし、本人も嬉しい。
でも『良い子』でいなければいけないというのも違う気がするし
『良い子』でなければ愛されない。というのも違う気がする。
じゃあ良い子じゃなかったらどうなるの?
良い子から外れてしまったらもうダメなの?
『良い子』を作ると『悪い子』ができてしまう。
いつだか、どこだかでそんな話を聞きました。
「良い子だね。」「良い子にしようね。」つい言いがちです。
でも、それができなかった時に自分は悪い子だと結びついて
悪い子だからボクはダメなんだと結びついてしまう様です。
それがものすごく心を傷つけるらしい。
よく言うじゃないですか、悪いことをした時の怒り方。
悪いのはそういう行為であって、その子を否定してはいけないと。
だから褒めるのは行為。
『良い子』と本人を褒めると、『悪い子』と本人を否定する場面が生まれる。
だから「良い子だね。」は言わない様にしていました。
でも言ってあげたい場面がチラホラ出て来始め
『良い子』以外の褒め言葉が思いつかない。
頑張って「素敵だね」「優しい」「かっこいい」「よ!男前!」を多様していましたが限界が…
『良い子』を使う様になってから
「けーくん良い子?」「しーちゃん悪い子?」と聞いて来る様になりました。
その優劣をつけたい様子。
『悪い子』と言ったことはないのですが、
やっぱり『良い子』と対で『悪い子』が生まれました。
これはいかんと考えを巡らせ
その解決策を見つけました。
その名も
『全部良い子作戦』
ある日、眠りにつく時、けーくんを撫でながら伝えます。
「けーくんは良い子だね。」
「ちゃんと眠って良い子。眠らなくても良い子。」
「ご飯を食べて良い子。食べなくても良い子。」
「しーちゃんに優しくて良い子。いじわるでも良い子。」
「お母さんの話を聞いて良い子。ワガママでも良い子。」
:
:
「けーくんは良い子。悪い子でも良い子。」
と、永遠と思いつく限りあげます。
良い子のところを褒めて、本来悪い子のところでも良い子。
悪いことは悪いことだし、それをするのは良い子とは言えないかもしれない。
けど、もっと大きなくくりで捉え、どんな事をしてもけーくんという存在は素晴らしい。
そういう意味で『良い子』と伝えました。
「次は?次は?」と催促して来ます。
その日から、アレやってアレやってと言う様になり、
「どれ?」と聞くと「嬉しいやつ!」と答えて来ました。
そうか。嬉しいのか。
子育てって、愛情を伝えてるつもりでも、なかなか伝わらなかったり(冷たくされたとかのが残りがち)
嬉しいんだろうな。楽しいんだろうな。とは思うもののここまではっきり「それ嬉しい!」と言われたのは初めてで新鮮。
サラッと褒めたり、ムギューしたりはしていたものの次の瞬間には怒られたりで
ずっと幸せな気持ちでいられるのはないのかもしれない。
寝る前に嬉しいなと思えて眠れるのはすごく幸せなことかもしれない。
そう思うので言ってやります。無料だし。疲れないし。笑
そんな『全部良い子作戦』を続けていたある日
「けーくんもやってあげる!」と私に『全部良い子作戦』してくれました。
頭を撫でながら
「おかーたんは良い子だね。」
「ミニオン遊んでも良い子。ミニオン遊ばなくても良い子。」(ぬいぐるみ)
「ご飯食べて良い子。食べなくても良い子。」
「幼稚園行って良い子。幼稚園行かなくても良い子。」
もはや何を褒められたんだか分かりませんが。笑
ものすごく嬉しかったです。全面的に認められている感じがして。
どんな状態でも愛されているという気持ちになりました。
これはたまらない。大人の私ですら嬉しい。内容が意味不明でも嬉しい。
『良い子』それは人をまるっと肯定する言葉です。
でも『悪い子』が生まれてしまう。
けども『大好き』では出せない肯定感がありました。
だからこそ『悪い子』の否定感も半端ないのだと思います。
『大好き』は好意であって(人の感情)
『良い子』は存在の肯定なのかしら(社会的なもの)
悪い事は悪い事がダメ、悪い事をした子がダメではない。
だから『悪い事をしても良い子』
しばらくこれでいこうかと思います。
そして、私もしばらく『全部良い子作戦』を求めてしまいそうです。笑
応援をどうぞ!さあ!
ランキングに参加しています。
クリックしてもらえるとランキングが上がっちゃって
更新と生きる励みになります。
↓更新すると通知が届きますよ。
『せせらぎ通信』はいかが?
サイドブログを立ち上げております。
癒された曲や、手続きの話など
死別時に役に立てたらいいなという情報やらを書いています。(情報サイトです。)
文字多めで難しい話もありますがイラストも描いています。
わかりやすく説明している。つ・も・り。
よろしかったらのぞいて見てください。
コメント
コメント一覧 (15)
ほんわかしました😊
どんな時も、もうその存在自体が
良い子ですね!
生まれてきてくれたことだけでもう、
良いんですよね。
私も、夫の生前中はいろんな小さなことにイライラムカムカして、役立たずぐらいに思ってましたが
亡くなったとき、どんなでも良かったと
そこにゴロゴロしてるだけでも生きててくれたらそれだけで良かったのに
って、思いました
トイレットペーパーの芯ぐらい
私が、やるで良かったのにって
仏頂面で帰って来ても
帰ってきてくれるだけで良かったんだ
って、思いました
それを、あなたが居てくれるだけで
幸せなんですって
言えなかったこと、
そう思えなかったことを
後悔してます
だから、子どもたちには
万が一私が、怒ったまま、喧嘩したまま
あるいは逆に、あなた達が私に暴言をはいて
そのまま私が、逝ってしまっても
私にとってあなたたちは、世界一愛している存在であなたたちは、最高の子どもなんだよと、
話しました。
覚えてればいいけど(笑)
今日から、私も、良い子合戦しようと思います
反抗期真っ只中の中二中1も、
照れるしれない😊
2歳大好きです。もうたまらない。
まだしーちゃんには言ってないのですが、もうわかりますかね。言ってあげなくちゃ!
コラコラと叱って(怒って?)ばっかりです。褒めてあげたいなーと思ってたので、私もやってみます!いけないことをしても結局かわいい我が子であることは変わらないと叱った後から感じます。「嬉しい」って言ってもらいたいなぁ…。
頑固で、意思が強い所が夫にそっくりで何だかんだ癒されます。
2歳のかわいさってやっぱりありますよね。
では、良い週末をお送り下さい!
いただいてください。世の中に嬉しい気持ちの子供を増やしていきましょう。
ハグもいいですね。とても大事なことだと思います。私もハグされた記憶はないけども「自慢の娘」であったと感じています。実際どう思っているかはわからないけど、そう思わせてくれたことに感謝します。そして、子供達もそう思ってもらえるように気持ちを注いでいきたいと思います。ひとまず長く見積もっても10年くらいかなぁ。(けーくん14歳。もう離れていってるか。)
素敵な奥様じゃないですか。外で良く言って家でけなすより断然何万倍もいい!
良い関係だったのですね。私も褒めて褒められてだったかな。すごく口に出して褒められたわけじゃないけど、心ですごく褒めてくれているのが分かってた。私は口に出して褒めてあげていたけどね!さみしいな。
でもあきさんに褒められたから、ま、いっか!
私もしようっと。そして、娘にもしてもらおうっと!
お互い癒されるし、自己肯定感が高まりそうですね。
私は、とにかくハグです。
自分は長女であまり親に抱きしめられた記憶がなく、「自慢の長女」であることを求められてきたので、私はとにかく娘を抱っこします。
嫌がられるまで~あと、数年かな。
さみしいな~
今日の内容も、凄くいいなあと思いました。
読んでるこちら迄ニッコリして、嬉しい気持ちになります。良い子、いいなあ。
褒められるの、嬉しいですよね。
私は、家の中で凄く主人を褒める奥さんでした。決して外には、バレない様に、外では真逆に主人を表現しながら、家庭では、主人をとっても褒めてました。
我ながら、アホな妻だなって、わかりつつ…
でもね、主人は毎回とても嬉しい顔をして、もっと言ってもっと言ってと、言うありさま苦笑
褒めるって、私とても素敵な事と思います。
主人の嬉しそうな顔を久しぶりに、思いださせてくれました。
せせらぎさん、ありがとう!
私もせせらぎさん、とっても良い子と思う。
そして大好きです!!
本当に褒めるって難しい。簡単なことなんだけど難しい。同様に叱るも難しい。というか子育て全般難しい〜〜!誰か助けて!
伝えられる文が書けているようでよかった。とても嬉しいです。これからも楽しく読んでもらえるよう、楽しく書いていきたいです!よろしくよ!自分!
すごいなぁ。それだけ自信を持ってやってあげたことがある。と言えるんですね。
絵本、大事にしたいしいっぱい読んであげたいけど、つい面倒くさ…。と言わずに、読んであげるようにします!もちろん私も楽しんで。
真似して、教えて貰った絵本手に入れますね。
ラッキーも素敵な言葉。せせらぎ家に投入します!「ラッキー」日々のいいことを見つける良い言葉ですね。真似っこ真似っこ。こちらこそ、ありがとうございます。
私も親の評価をとても気にして育ったので、『褒め方』ってとても難しいと思ってます。極力良い子を使わず、、。と思うのですが、本当に難しい。
せせらぎさんのアイデア素晴らしいです!
毎日楽しみにブログ拝見してます。私が表現出来なかった心の状態を本当にうまく言葉にされてて、そう!そう!この表現!って文章力にとても引き込まれます。こう言うことが私も言いたい!って共感して読んますよ。
全部良い子!嬉しいやつ!
いいですね~本当に素敵です。ありがとうございます。
もしよろしかったら「ラッキー」「運がいい」もスタメン候補に。
「今日すごくラッキーだったんだよ」と、子供達が話し始めるようになり(大人になった今でも)
勝手に幸せな気分になっています。
名前の前に「優しい○さん」「大好きな○さん」を付けて呼び、「もうそれ付けなくていいから!」
と却下された日、成長を実感して嬉しくなった事もありました。
絵本が大好きで
あなぐまさん、何度も何度も涙しました。
飴細工長女の支えになった【ラチとらいおん】の「練習するんだよ」
上手くいかない時【ぼちぼちいこか】の「ま、ぼちぼちいこかということや」で笑ったり。
子育て中「これだけはやった」(私は絵本)という軸があれば、
反抗期の時も子離れの時も、心の奥底で繋がっているから大丈夫と、小さい自信で乗り切れた気がします。
せせらぎさんのブログからたくさんの愛をいただいています。
いつもありがとうございます。
やなせ教祖!!もうなんなんですかね。全部やなせ先生に育てていただきたい。
良い子、増やしていきましょう!
私も「もう知らない!」て言います。そしてもれなく、けーくんも言いだしました。。
反省…。それ以上に大好きを伝える事で帳消しにしようと目論んでおります。
良い子…すごく考えさせてもらえました✨
「やなせさん」が言っていたそうですが、「バイキンマン」は、「悪いことをする奴」ですが、「悪い奴」ではないそうです。
行為が悪であって、その人自体は悪ではない…深い言葉にめっちゃ考えました。
私も「全部良い子作戦」真似っこさせてくださいね(*´-`)
素敵!
私もほめるときはいい子だね~!優しいね~!かっこいいさすが!とか言ったり、叱るときはもうしらない!と言ってしまって後々反省したりします。
子供を育てるって、本当に色々考えさせられますね。
でも、毎日大好きだよ。とは伝えています。
パパも○○くんの事、大好きだよと。
私も子供の頃、父母に言われとても嬉しく、今でも記憶があるから。
きっと、自信にも繋がると思います。