実家に帰っている時、ちょっとした祭りに子供達と行きました。

本当にちょっとした祭り。
地元のローカル駅(30分に1本の電車)の広場に地域の人が出してる屋台が数軒。
メインイベントはビンゴで景品は缶ジュース。そんな祭り。

でも、幼子と行くにはちょうどいい規模かなと行ってきました。



そこで十数年振りに旧友と再会。
小学校時代、私の一番仲の良かった子。
高校が離れ疎遠になってしまって、成人式で会ったかもしれないので、そこからみても14年ぶり。(14年て…)
でも気持ち的には中学卒業以来。


「せせらぎちゃんだよね?」
と声をかけてもらって、久しぶりの再会&赤ちゃんを抱いている彼女を見て
時の経つ速さとか、あの頃を思い出したり、失ったからこそ会えた(まーくんが生きていたら来ていなかったかも)とか色んな感情が溢れ涙が込み上げてきました。


「ちょっと泣きそう」

「というか、ちょっと泣いてる」


なんだか、死別してから涙もろくなりました。
ちょっとのことでも、感動するというか悲しくなるというか…
街中で久しぶりの旧友に再会した時は、興奮するけども泣く人なんてそうそういないんじゃ…

そんくらいピュアになってしまいました。
純粋な天使に近づいているんだ!と思います。(天の使いですよ)
ちょっと天使にしては歳くっている気がするけども…笑


そんなTちゃんと連絡先を交換し、お家に遊びに行くことにしました。
Tちゃんいわく「また遊ぼう!」とその場では言うものの、それっきりになることも多くいらしく
実際に「来週ならこの日!」と実現させようとしてくれて嬉しかったと。
『いつか』はやめたんです。私。


後日、お家に遊びに行きました。
なんと、同じ部活だったAも結婚して、偶然にもTちゃんと同い年の赤ちゃんがいて
家も奇跡的にTちゃん宅から徒歩5分というところに住んでいるそうです。(地元から少し離れているのに)
だからAも交えて、久しぶりの再会を喜びました。

TちゃんとAは交流があり、お互いの近況は知っていますが、私は知らないので
2人に自己紹介をしてもらいます。
中学卒業して今に至るまで、どういう人生を歩んで来たのか。
私の自己紹介は最後にしてもらいました。
だって最後に大オチが待っているから。
そして、それを言った瞬間に場の空気が凍るだろうから。

2人の自己紹介をフンフン聞いて
私の自己紹介もツラツラ話して


「…というわけで、2人目を産んで、仕事を家でするようになって、旦那が死にました。」


育児休暇とりました。みたいな感覚でさらりと伝える。笑
当然「え?え?え??」となる2人。
こうでこうでこうだったんだと状況を話すと
「辛かったね」とすかさず背中をさすってくれる隣に座っていたA。
美容師さん同様(『ヘアースタイル』)心が暖かい人がさっと出来る素晴らしい行動だと思います。
「そうだよ。そうなんだよ。」と涙が溢れる私。


20180518_1



そしてAが話してくれました。
「実はね、私のお父さんも9年くらい前に死んだんだ。自殺で。
だから、同じとは言えないけども、せせらぎの方が辛いと思うけど気持ちはすごく分かる。」

話を聞くとAのお父さんは、職場のストレスで鬱になり
ある日突然、家の近くの神社で首を吊っていたそうです。

発見したのはAの母と弟。幸いにもAはその状態を見ずには済んだとのこと。
でも、心を壊したのはAでした。
眠れず、ひどい鬱になり、その状態を見ていたTちゃんいわく「本当に大変だった」そうです。


「腕がんじがらめで拘束されて監禁されたりwww」(精神病棟)
「大量の薬を飲んで白目向いて救急車で運ばれたりwww」(自殺未遂)


と、笑いながら話すA。
めっちゃ面白…って、私もつられて笑いながら「それ笑えないやつだから!」とツッコミを入れる。
ブラックユーモアってなぜにこうも面白いのでしょう。
私も多々飛ばしますが(旦那交換してよー。ウチの旦那は見えないけど。等)
基本的にみんな笑ってくれません。(笑っちゃいけないと思っているのか、苦笑です。)
「いやいやいや!」というツッコミも込みで私は死別ジョーク気に入っています。

20180518_2


9年経って、結婚して、子供を産んで(妊娠して薬もやめて)、やっと気持ちが落ち着いて来た。
それを半年ほどで、笑って話せるせせらぎの強さが本当にすごい。
中学の時から思ってたけど、せせらぎは自分にはない強さを持っているなって。
本当にすごい。頑張ったね。辛かったね。とさすりながら話すA。もちろん号泣です。


私の中学時代のどこに強さを感じていたかは謎ですが
割と達観しているというか、冷めた子供だったんですよね。
中学って何だか意味のわからない上下関係あるじゃないですか。
ジャージのチャックは1年は開けちゃダメ。2年は途中まで。3年は全開OK。みたいな。
(くっだらね…)と思っていました。
不満を言っていた同学年女子も学年が上がると同じように後輩をしめていたり。
(うっわ…)と思って引いて見ていました。

だから中学時代数十人の女の先輩に囲まれることも。(生意気に見えたんでしょうね)
マジ怖かったぜ。(これを回避する大人の対応は持っていない。笑)

20180518_3


そんなAはこの春に友人も亡くしていて
病気だったらしいのですが、闘病中は見られたくないだろうからとお見舞いも遠慮していたら
亡くなってしまったと。
そういう状態だから、今日も友人の再会を祝うのも気が引けて来ようか迷ったけど
本当に久しぶりだし、Aも『いつか』はやめたらしく「来てよかった」と言ってくれました。

この歳になると色々あるね。
そんな話をしました。

今を大事にしようね。
旦那さんを大事にしてね。
そう話しました。



Aは鬼嫁らしいのですが
旦那さんは職場が遠く、家に帰ってくるのは毎日22時過ぎ。
飲んでるわけでもないのに、それを許さないA。
本当は週5で20時には帰って来て欲しいけど、仕方ないから週2にしてあげてる。
とのこと。私的にはワァ〜オ!です。(仕事なのに怒るだなんて。まーくんなんていつも1時だぞ。)

その夜、案の定遅く帰って来た旦那様に
いつもの様に怒るではなく、優しく接していたら
気持ち悪がられていた様です。笑



人はいつか死にます。
それはいつかは分からない。
突然の別れが起こり得る日々。

と同時に、突然出会うこともある。
巡り合わせです。

別れることにも出会うことにもきっと意味がある。

出会えたこと
会える日々
別れるまでの時間

一つ一つを大切にしようと再決意した日でした。






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