妊娠していた友人のキャサリンが出産しました。

平日自由に動ける私は
1人早々に退院したてのキャサリンと赤ちゃんに会いに行くことに。

正直、不安でした。
命を見に行くこと。

ちゃんと「おめでとう」と言えるだろうか。


しーちゃんの懇談会の前、キャサリンの赤ちゃんの写真が送られて来て
何とも言えない暗い感情が心に渦巻いていました。


本物を目の前にして、私は何を感じるのだろうか。

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実際、生まれたての赤ちゃんを見て
涙がとめどなく溢れました。

暗い悲しい失った命を思ってではなく
新たに生まれた命に
ただ涙が流れました。

なぜ泣くのかは分からないのですが
自然と涙が溢れるのです。

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この世界から消えてしまった命
この世界に新たにやって来た命


不思議なものを感じます。
この世と、この世に来る前の場所、この世の後に行く場所。
なんだか全部循環しているような気になりました。

「まーくんに遊んで欲しかったね。」というキャサリンの言葉に
この子はきっと、まーくんに会っている。と思いました。


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にしても1人で来てよかったー。
友人達複数で来て、涙が止まらなかったら場の空気が微妙になるところだったー。
放置されても嫌だし。変な解釈されても嫌だし。慰められても嫌だし。(わがまま。笑)


そして、小っちゃ!赤ちゃんの小さいこと。
しーちゃんも私の中では、まだまだ赤ちゃんですが
新生児を目の前にすると、しーちゃんめっちゃ子供やん…
抱っこしても軽!何も抱っこしていないと感じるほどの軽さ!
しーちゃんめっちゃ重いやん…

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赤ちゃんてやっぱりパワー持ってますね。
すごいプラスのエネルギーをもらいました。


キャサリンは妊娠自体、望んではいたものの
自分の望みではなく、周りの望みを叶えたかったという気持ちがあり
出産&子育てに不安を感じていました。
妊娠中は赤ちゃんが可愛いと思えなくて、生まれてもそうだったらどうしよう。と。

塞ぎ込みすぎて、一時誰も連絡が取れなくなった時期もありました。
ちょうどまーくんが死んだ時期に。
まーくんが死んだ事を伝えようにも連絡が取れない。
友人誰も連絡がつかない。
私がぼんやりしている時(死直後)に、友人の1人がなんとか実家へ連絡を取ってくれました。

ぼんやりしている夜にキャサリンから連絡が来て
「まーくんが死んだなんて知らなかった。
自分の事ばかりで、みんなが連絡沢山くれても私を心配してのことだと思って。
せせらぎがこんな事になっているのに、私自分の事ばかりで、恥かしい。ごめん。
こんなんじゃダメだ。って目が覚めた。」

私が連絡が取れなかったことを「大丈夫?落ち込んでた?」と心配すると
「もういいから!こんな時まで。せせらぎの方が大変だから!」と泣きながら電話をくれました。

まーくんが塞ぎ込んでいたキャサリンを引きづり出してくれた。
そんくらいの衝撃の出来事。

そんなキャサリンが今やちゃんと母の顔。
不安だったけど、生まれたらメチャンコかわいいー。と写真をキラつかせるなど親バカの片鱗が見えています。笑
本当によかった。
頑張れよ!子育て!



次に会うときは笑顔で会いに行けそうです。


「ようこそ
この素晴らしい世界へ。」



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