ご近所にある助産院さんのチラシを頼まれました。
仕事として。ボランティアですけど。


けーくんが生まれて間もない頃
なんの所縁もない土地に引っ越して来て
初めての土地、初めての育児、不安しかない中
ご近所でママサロンのようなものが月一で開かれていると
街中の掲示板で知り、訪ねたのがきっかけ。

そこで、この助産院の方と知り合いました。
初めの頃は「ママ友ぉ〜!ママ友ぉ〜!」と必死でママ友作りに奔走していましたので
このママサロンはありがたいかった。
実際、ここで知り合ったママさん達とは今も交流があり
旦那の死後も助けてくれるありがたい存在です。
逆に、しーちゃんの時は、すでにいるママ友で満足して
未だに0という。笑。
そのうちできるでしょう!(1人目との時と大違い!)



実はこの助産院の方も死別者。
まーくんが死んだ直後、話を聞いてもらいに行ったりすることも。


そんな方から久々に連絡があり
「仕事しない?」
と。
彼女も旦那様を無くした後、仕事に救われたとおっしゃってました。


ちょうど、体調を崩していた時(でも回復期)だったので
気分転換も含め話を聞きに行くことにしました。
(お目当はここで出される食事。笑)


こういうのを作りたい。こうしたい。
という話を聞いていると
(それってこういうことだよね?ならこうした方がいいかも)と
仕事モードにスイッチが入り
脳みそがちょっぴり、ぴりっとする
久しぶり。この感じ。

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まだまだ脳みそ半分寝てるけど
それでも作業をしている時は没頭してまーくんのことなんか忘れている。

カメラマンのCさんに写真をお願いしたりして
ラフをあげて、修正もらって
改めて助産院でお話を聞きに行った時

そこのスタッフの方々とランチを囲んでいる時
初めましての人もいたので自己紹介が各々して
私の番「デザインを手伝っているせせらぎです…」
と自己紹介している時に、スタッフさん達が「本当にすごいよー。」と褒めてくれて
「プロだな!って。」「見せ方とかさー。どう見せるかとかさー。」と褒めてくれて

急に号泣。
事情を知らないスタッフさん達困惑。

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デザインにおいて“オシャレ感”とか“あしらい”とか大事に見える。
一見。
でも本当に大事なのは
どの情報をどういう風に見せたいか、順序や目線の位置。
どういう気持ちで、どういう風に捉えて欲しいか。
全部まーくんから学んだこと。
私の師匠はまーくんだった。

「かわいい!」とか「いい感じ!」とかではなく
見せ方を褒めてくれたことがツボになり涙が止まらなかった。


まーくんが育てた弟子が褒められたよ。
まーくんの精神を褒められたよ。
あなたの意志はここにちゃんと残っている。
私が受け継いでいる。

そう思って、嬉しくて止まらなかった。

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全然違う職種につくことも考えたけども
まーくんが手塩にかけた愛弟子。
まだまだだけど、まーくんのやりたかったこと。やれなかったこと。
私の目を通してまーくんに見せてあげるのが、彼への恩返しなのかもしれない。
彼の想いをこの世に残すのが私の使命なのかもしれない。

それが出来るのは
一番近くで彼を見て、一緒に考え、生活を共にしていた私にしか出来ないことなのかも。


まだまだですけどね。まーだまだ
技量もセンスも努力も段違い。

でもちょっとだけしがみついて、少しだけでもまーくんの想いを発信できたらな。

まーくんに叩き込まれた仕事。
まーくんがいなければ今の私にはならない。
子供達と同様、仕事人のせせらぎも、まーくんがこの世に残した命なのかもしれない。

頑張らねばな。

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