大学時代の恩師に会いに行って来ました。


同じ大学の友人が先日、
当時お世話になっていた先生が退任するから送別会へ行ったと聞いて
懐かしいな〜。私も先生に会いたいな〜。と思い


あれ?
先生って私が大学の頃、奥様亡くされたよね?
死別者じゃね?


こりゃもう、会わなくちゃと思って
その場で大学で働いている友人に連絡を取り
先生に会う段取りを手配してもらいました。
(会いたくなったら会う!が信条です。)


先生は私の大学3、4年の研究室の先生。
広告研究室。
就職活動の相談にも乗ってもらって
最後まで悩んだ2社(大手のA社か楽しそうなB社か)を決めかねたさいに
「楽しいのは(まーくんがいる)B社だと思うよ。」と。
先生と私が勤めた会社は繋がりがあって、私の最終面接の時も先生の話が出たほどでした。
先生の助言もあって、まーくんの会社に。
そこでまーくんと出会えました。




先生は大学で講義をするかたわら、本職で第一線で活躍しているお方。
奥様が病に倒れられたのを機に
もし奥様が亡くなられた後も子供達と一緒に過ごせるように自宅を事務所にしました。
一階が事務所。2、3階が自宅。(オシャレハウスでございます。)
子供達は当時で小学3年と中学生。(だったかな。)
亡くなられてすぐの研究室の卒業旅行には下のお子さんも連れて参加されました。

とても愛情深く、みんなから好かれている大好きな先生。
卒業して10年ぶりに会いに行きました。



約束を取り付けてくれた友人も含めてランチ。
先生は私に悲しい出来事があったことを知っていて(もう1人私が連絡を取っている先生がいて、その方の繋がりで)
(立ち直るのに)10年かかったとおっしゃっていました。
私と先生の話を隣で聞いている友人は、私の話に驚いています。(そりゃそうだ。笑)

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先生に会いに行った理由の一つ。


先生、再婚されているんです。
そこんとこも聞きたくて会いに行きました。


なんと再婚相手の方との間に娘さんもいます。
今年で小学生。
先生59歳。

え!?
59
すごくないですか?
52歳の時の子供。
再婚相手の方は初婚&初産の45歳。

たしか私が卒業する年に奥様亡くされているから
亡くなった時は49歳?
そこから出会って結婚して子供作って!?
すごくないですか?

でも実は出来ちゃった婚なんです。
それもすごくないですか!?


子供が出来た時、子供達は多感な中学生と高校生。
彼女を連れ込む子供達に先生は日頃から異性と付き合うのはいいけど、
そこんところはちゃんとしなさい。と口をすっぱくして言っていたそう。

そんな先生が、まさかの自分がちゃんとしていなかった報告をするはめに。笑
どんな顔して言えばいいんだ。
ドキドキしながら、少しビクビクしながら
「付き合っている人がいるのは知っているよね?
…君たちはお兄ちゃんになるんだ。」

多感な思春期の息子たちの反応は…
すぐさまちゃんと「おめでとう」と祝福してくれたらしいですよ。
(いやー、本当できた子達でした。と感服されてました。笑)



先生の首には2つの指輪がネックレスに通され光っています。
左手には今の奥様との結婚指輪が光っています。
先生まさかの結婚指輪3つ付け!笑

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お墓も自宅の近くに構え、現在の奥様と一緒にお墓詣りしているそうです。
「申し訳ない」という気持ちがあり、奥様に伝えたところ
「もし、自分が死んでも同じように大事にしてくれるのだと思うと、私はとても嬉しい」と
返されたそうです。なんて素敵な奥様。




今後の話になった時に
「仕事はしたほうがいい」
自分の為にも、気が紛れるし、少し離れて改めて子供と向き合った方が精神的にもいい。
そう言われました。
「もし嫌になったら、ね。辞めちゃえばいいんだから。」とも。

先生は先の奥様が亡くなられて、すぐに仕事に復帰して今に至ります。
葬儀に出席した友人が数日後、気丈に教鞭を執る先生を見て驚愕したそうです。
豪邸を建てちゃったもんだから働かないわけにもいかず(ローンあるよね)
今や、子供が生まれちゃったもんだから働き続けなきゃいけず(子供が大学卒業で75歳!!)
それでも仕事に救われたとおっしゃっていました。

死別後、思うところがあり
いわゆる広告業界の案件から離れ、人の力になるものを手がけているそうです。
(変えるよね。うん。価値観激変だよね。)


死別後、再婚してもなお息子たちのお弁当は先生が作り続け
やっと最近、数年(6、7年?)のお弁当作りから解放されたそうです。
再婚しても、超高齢出産の妻の身を案じ早朝の弁当作りは頼まなかったそうです。

新しい奥様と子供達の関係を尋ねると
もう、母親を必要とする時期は過ぎて、いわゆる『なつく』の様な感じではないけども
新しく生まれた妹のことをとても可愛がっていて、
娘が家族を繋いでくれている。とおっしゃっていました。

「娘さんは来るべくして生まれたんですね。」そう伝えました。
「そうだね。」と答える先生。息子とは違う可愛いさの娘にデレッデレの顔をして。笑
「いやー本当、あれは小さな奥さんだね。」と嬉しそうに。



とても幸せそうでした。

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10年かかったとのこと、娘さんが生まれても色々思うところはあったのでしょう。
きっと今、何もかも含めて幸せだといえるのでしょう。
先生も死別直後は、今の生活を微塵も想像していなかったでしょう。
人生何が起こるかわからんもんです。



そして、私のこれからの人生も。



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