実は私
おかっぱじゃありません。

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オカッパという名のボブスタイル
まーくんが生きていた頃に最後にした髪型です。
前髪も短め。


私美容院難民で
20歳台前半に通いつめていた美容師さんが田舎に帰るということで
そこから、初回限定クーポンを多用した
様々な美容院の初回荒らしでした。(別に荒らしてはないけども。)

難民生活6、7年ほどでしょうか。


まーくんの生前最後に行った美容院
表参道の。これまた初回クーポンで。

ここでの髪型が短めのボブに短めの前髪でした。
まーくんもいいねと言ってくれました。
だから当ブログのせせらぎの髪型はあの時から時が止まっているのです。
もはやおしゃれボブではなく、ちびまるこちゃん化してますが。笑


私、美容院にはプロを求めているのです。
髪のプロなんだから、私の意見なんか無視してプロとしての意見を言って欲しい。
以前通いつめていた美容院も、初回で行った時
ロングヘアーの「毛先を整えて欲しい」との注文だったにも関わらず
帰る頃には肩上のボブになっていました。(どうしたらそうなるんだ!)
担当の兄ちゃんが、私の要望を無視して「絶対似合うから!」と勧めてきたので
そしてめっちゃ好評でした。
プロとして、私の意見は無視して客観的に見て私に似合う髪型にして欲しい。
なのに、最近の美容師さんと来たら、お客さんの要望の通りにするんです。(当たり前か)
要望以外のことは考えず、なので想像以上の仕上がりになることはありません。
なので美容院難民でした。


でも、表参道の美容師さんは
「私はもっとこうでも、せせらぎさんの顔なら似合うと思います」と
意見を言ってくれていたので好感触。



実はこの美容院の後に、カラーリングだけ他の美容院でやったのですが気に入らず。

だって、
・人気あってお客さんもいっぱいいて、なのに最初の対応の方がTHEおばちゃま(よぎる不安)
・美容院にはファッション雑誌読みに行ってるのに、全部出払ってますと言われ(そんなことある!?)
 美容院で惣菜の作り置きの本を読む羽目に。(いつも読んどるわ!)
・出て来た飲み物は、紙コップで水。(水出すくらいなら出さんほうがいいのでは…)
・カットがなぜか痛い(髪の毛って神経通ってましたっけ?)
・シャンプーが自動。(自動!?ものすごく洗濯機の洗濯物の気持ちでした。)
・あげくに、要望の髪色とまったく違う。(全然違うよね!?ねぇ全然違うよね!?)
だから、私の中で記憶を抹消しています。

でも、まーくんは嘆く髪色を「いいじゃん。若返ったよ。」と褒めてくれていました。
だから気に入ってないにも関わらず、最後に褒めてくれた髪だから染めかえることも出来ず。



でも、あんまりにもな感じになって来たので
この表参道の美容院に行きました。
まーくんとランチして、その後手を繋いで送ってくれた美容院。
他に行こうと思えなかった。



担当してくれた美容師さんに
「色は気に入ってないんですけど、褒めてくれた人がいて残したいんです。」
という自分がまるでない、人の意見で生きているような要望をして
時間が経って、色が抜けて、当初褒めてくれた色ではないだろう、今のこの色はどうなのか、という話をされても
「でも、残したいんです。ただ、美容院にまたしばらく来ないと思うので、髪が伸びても気にならない感じにしたいんです。」
と、もはや、髪が伸びても気にならない色に全部染め変えろよ。と突っ込みたくなる要望。

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気に入らない色を残したいと言っている訳わからない客に困惑している美容師さんに
「良いって言ってくれたの主人なんです。主人死んじゃって…」
と話しました。



すると、すぐに肩を両手で優しくさすってくれて
「残しましょう!大事にしましょう!」と言ってくれました。

人となりを見た気がします。
「御愁傷様です」なんて、当たり障りない言葉を投げかけるでなく
すぐに体に触れてくれた。すぐにそう動ける、心の暖かい優しい人なんだと思いました。
通い詰める美容院決定です。



染めてもらって、最後にヘアアレンジしてもらって
今までずんぐりしていた気持ちがパッと開きました。
視界が開けたと言うか…
美容院の前の建物には素敵な洋服屋さんがあり、お客さんがワイワイ買い物をしています。


ちゃんとした髪にしてもらって、洋服でも見に行こうかなと思った時
今後の身の振りを決めました。

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働こう。



綺麗にしてもらうのも、好きなものを買うのもお金がかかる。
子供のためじゃなく(それもあるけど)自分のために。
自分が好きなことをするために、人生を豊かに生きるために。
好きなものを着て、背筋伸ばして生きるために。


まずは金だ。


ということで、働くことにしました。
働くことを散々悩んだけど、結局自分の欲望が決定打に。笑。


晴れやかな気持ちで、まーくんと美容院に送ってもらった時に食べたピザを食べに行きました。
あの地域に行く!と言うと「あそこならココだな」とサラッと素敵な店に連れていってくれるまーくん。
イタリアだかどっかで、何かの賞の、グランプリだか入賞だかのピザ(うろ覚え。笑)
連れていってもらった時は
それぞれが食べたいピザを注文してシェア。
その時はトマトソースのピザを頼まず(具で選んだらトマトソースじゃなかった)
「トマトが食べたかったのに」というまーくんに「次はトマトソースの頼もうね」と話していました。

もう果たされない約束。
1人でマルゲリータ(トマトソース)食べましたよ。
以前は座っていた、空になった向かいの席を見ながら。

1人で一枚は大きいよ。他の味食べたいよ。なんならパスタも頼みたいよ。
と心の中で愚痴りながら。

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二人での外食では奢ってもらったことしかありません。
同じ世帯だけど、まーくんのポケットマネーから。
もう、私の財布からしかお金は出て行きません。

働くことを決めました。
通う美容院を決めました。
美容院に行った後は、このピザ屋に行くことも決めました。

ちょっぴりキューっと締め付けられるけど
他の地域の他の場所ではなく、まーくんと最後の思い出がある美容院に通います。
行くのはきっと年に数回。
でも、行く時はきっと、まーくんを思いながら。きっといつまで経っても。



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