実は、地味に帰宅困難してました。
あの、東京に大雪が降った2月22日。


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所用で午後に出かけたのですが
これが悪かった…


車で30分ほどの距離だし
スタットレス タイヤつけているし
家の前は坂道じゃないし(登れなくなることはない)
車の通りもほどほどにあるし(雪が積もって入れなくなることもない)
細道も道中にないし
電車より動きやすいだろう
そう過信して出かけました。



でも、気づいてなかったんです。



自分以外がスタットレス タイヤをつけていないという事実に…



30分ほどの距離が
なんと6時間…
6時間!!

保育園のお迎えに間に合うわけもなく
お迎えは
なんと23時…
23時!!!(延長保育も20時までです。)
大幅に超えています。

真っ暗になった保育園で、事務所の明かりだけ点いていて
そこにしーちゃんとけーくんと、保健師さんの3人で待っていてくれました。
本当にごめんなさい!すみません!!!


6時間の車中。
災害時の帰宅困難を身を持って知りました。
帰りたい。帰れない。私だけしかいない子供達。
いつも迎えに行ける距離にいるのがいいのではないか。
本当に働きに出て良いのか。
働きに出ても、いつでも帰れる様にスニーカーとか防災袋とか勤め先に常備して…


ひとり親のつらさも感じましたが、
何より6時間車内に閉じこもりだった辛さの方が上でした。
だから寂しく、心苦しく涙することはありませんでした。(必死だったので)
トイレ…最悪車に積んであるオムツに…笑。(まぁ、人間の尊厳を失うよりはいいかと。)


めちゃめちゃ怖かったです。
私はスタットレス タイヤなんで、なんともなく走っていましたが
「お前絶対つけてないだろ!」みたいなノロノロ走る車たち。
6時間かかった原因も、
至る所でスタットレスやチェーンをつけてない大型トラックが道を塞いでいたことでした。
普段なんとも、坂とも思ってない坂でも上がれずに立ち往生。
30分ほどの距離で10台は見ました。
路肩に停まっているのを含めると20台はいたかな。
そのおかげで、大きな道路も何箇所も通行止めされていました。
私の目の前で後ろ向きに滑って来る大型トラック(ひぃーー!)

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そんな中でも心温まるエピソード


21時も過ぎて、子供達を迎えに行った後
家に着いても駐車場が雪で埋まっている可能性が大。
子供らをとりあえず家に入れて、簡単に雪かきしてから停めないといけないな。
あぁ嫌だ。雪かきはまーくんの仕事なのに…
こんなに疲れて家に帰っても一仕事あるのか…

なにより雪かきスコップがない。
いつもはチリトリでやっていましたが。笑。
そんなレベルではない。
あまり遅い時間にならないうちに、車中からお隣さんに電話をかけました。
「雪かきスコップ貸してください」と言うために。
玄関先にでも出して置いてもらえれば、勝手にお借りします。と思って。



すると







「ウチの主人が少し前に、かいておきましたよ」






!!!
雪が止むこともなく振り続ける中。
きっと大変だろうから、と思って
自分のところだけでも大変だろうに

きっと後々も
やってあげましたよ!なんて言うこともなく
人知れず、しれっと、手を貸してくれていた。
この電話をしなければ誰がやってくれたかもわからなかった。



「まだ、降ってるのかしら?あら!本当だわ!
もう一度かいておきますね!」


とまで言ってくれて、感謝しきりで電話を切りました。




迎えに行った時の子供達は、
ずっと大人しくいい子で遊んでいたものの
けーくんが22時を過ぎたあたりから「お母さんは迎えにくるの?」と頻繁に言い出したらしく
「足が痛い。足が痛い。」と騒いでいたそうです。(心が弱ると足が痛くなる。)

本当に申し訳ないことをした。
お友達がみんな帰っていく中で、ずっと迎えに来ないお母さん。
お父さんも突然にいなくなってしまった。
どんなに不安だっただろう。

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「ごめんね。ごめんね。不安だったね。」
「お母さん、どんなに遅くなろうと絶対に迎えに来るから!けーくんを1人にはしないからね!」
と伝えました。いつか来るかも知れない大災害を踏まえて伝えました。
万が一お化けになってしまった時の話もしているので大丈夫。(『パパがおばけになっちゃった』
家に帰ってもずっと足が痛いと騒いでいるけーくん
子供達にささっとご飯を食べさせ抱きしめながら眠りました。

しーちゃん?こういう時(けーくんが騒いでる時)はもちろんいい子です。笑。



ちょっとした災害時を経験した今回。
どんなに疲れ切って帰っても、家がある。暖かい布団がある。
どんなに安心するか、心が安らぐ事かと思いました。布団に入りながら。
本当の被災時だったら、どんなに疲れても帰る家がない。
物品もない、寒い体育館で過ごす事になるかもしれない。
悲惨な状況だからこそ、できる限りの備えをして、
少しでも落ち着ける環境を作ることが必要だと体感しました。
だから、防災用品を買う後押しにもなりました。(『小さな揺れで大きく揺れる心』




今回の教訓です。

自分の不備だけではなく
他人の不備によってかかる影響も考えること。

そして、雪の日には家にこもること。

困っている(かもしれない)人がいたら手を貸すことも。
さっそく自転車で転んだ親子を手助けしてやりましたよ!(当たり前か)



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