あちらこちらにまーくんを感じる家。




ぼーっと、部屋を見渡してみた。



あぁ、あれは私が作った棚だ。
あぁ、あれは私が選んだ机。
あぁ、あれは私が買って来たやつ。
あぁ、あれは私が組み立てたもの。
あぁ、あれは…私が…
あぁ、あれも…私が…
あれもこれも…私が…
…………ん?まーくん?


あれもこれも私が作ったり、買ったり選んだりしたもの。
私の痕跡がいっぱい。

まーくんの痕跡は、要所要所にある小物達だけ。
マグカップや置物や…



ふと、私の方が死んでたら、まーくんめっちゃ辛いだろうな。と思った。
私の痕跡溢れる家で、私だけがいない。


そりゃ、私も辛いし、思い出はいっぱいある。
でも、私はずっと家に居たし、私が作り上げた家。その中で暮らすのは辛いだろうな。



私が死んでたらどうなっていただろう。
保険や預金やいろんな契約のことを全く分からないまーくん。
料理も作れないし、子供達の諸事も分からないまーくん。

とってもとっても大変だったと思う。
父子家庭としてちゃんと育てていけるだろうか。
意外と寂しがり屋だから、立ち直れないかもしれない。
寝込んでたりして。
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男性の方がメンタルが弱いらしい。
年老いて妻に先立たれた旦那は、割と早く亡くなるらしい。
その反面妻は割と長く生きるらしい。笑。

生活の要は女性だと思う。
そのご家庭によって違うとは思うけども
せせらぎ家は完全に私がまわしてた。
稼ぎという点では、まーくんは重要だけど
生活という点では、私は最重要人物だと思う。


それに、私、結構1人でなんでもやれるんです。
DIYもするし、ベッドなどの大型の家具も組み立てるし
料理も洗濯も掃除も、子供達の世話も。
家の契約関連は全部私が手配したし
働いて稼ぐことだってできる。
1人外食も、1人映画も全然大丈夫。
まーくんの方がやれない事が多いと思う。
ちょっと前に、まーくんが初めて1人でラーメン屋に入った事を自慢していた。(子供か!)
1人外食ができないらしい。なら、食べなくていいかとなるらしい。
にしてもラーメンって。私は1人焼肉できるっちゅうねん。笑。

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これからの生活を考えると、もし、どちらかが死ぬ運命だったのなら
私が生き残って良かったのかもしれない。母親の私が…なんでも出来る私が…
留守がちなまーくんより、密に子供に接していた私が…

やりたくないけどね!全部1人でなんて…



私がもし死んじゃって、鬱ぎ込むまーくんを見ていたとしたら
ずっとずっと泣いて、元気のない子供達を見ていたとしたら

「私のことは悲しまずに、元気出して!いいことあるよ!
大丈夫。見守っているから。」と言っていたと思う。
悲しみが深すぎて幸せになれないなんて願ってない。
自分が死んだ悲しさより、残されたものの幸せを願ったと思う。
「でも、たまには思い出してね」と。

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そういう風にまーくんも思っているのかな。



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