まーくんの会社の話をしましたが、
実は私とまーくんはそこで師弟関係でした。


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私が新卒で入社した年に、まーくんは階級が一つ上がって下を使う立場に。

まーくんの勉強も兼ねて、私を教育することが義務付けられました。

完全なるまーくんのベタ付きに。

新卒なので完全なる素人。
右も左もわかりません。


周りの人も同情するくらいに厳しかったです。
どれくらい厳しかったかと言うと、
私が会社を辞める送別会で「よし、最後だし、思い切りまーくんを殴れ!」と、その時の部長が言うほどです。
思い切り殴りました。
10歳ほども下の後輩が。笑。

信じられないくらい私にだけ厳しかった。
まーくんの事を知っている他の人は「え?まーくん怒るの!?」と驚くのに。

何度トイレで泣いたことか。
何度帰りのタクシーで泣いたことか。(終電なんかとっくに出てる深夜帰りの為。)

夜空を見上げて、『上を向いて歩こう』を歌ってみたり。
誰も労ってくれないから、自分で自分の体を撫でてみたり。

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朝、会社の玄関の前で動悸が激しくなります。
まーくんにラフを出すときは、何を言っても突っ込まれるので、声が出せなくなったり。

でも、まーくんの言ってることは一つも間違っていなかった。
だからついていけた。
誰よりも厳しかったけど、誰よりも耳を傾けてくれた。

もうちょっと言いかたって物があるでしょ。と何度も思いましたが…

そんな私がなぜ彼と結婚したのか。
会社の人は不思議でならないでしょう。
私も不思議です。

私の今は、まーくんが作ってくれた物です。
厳しかったからこそ今があります。
まーくんが去った今、彼が教えてくれた技術だけ私の体に残っています。


もう、私の椅子を後ろから蹴る人がいないと思うと寂しいです。
もう、「ほんとダッセーな。」と言う人がいないと思うと悲しいです。

どんなに怒られても
「じゃあ飯でも行くか。何食べたい?」
と奢ってくれる人がいないと思うと、涙が溢れます。


あの、がむしゃらに付いていった四年間は私のかけがえのない宝物です。


ありがとうございました。先輩。
教えられた事を忘れません。
あなたに付く事が出来て本当によかった。


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入社してすぐの頃、
女子トイレで遭遇した綺麗な秘書さんに、(まーくんと仲良し)
「まーくん、パンツ見てるから気をつけな!」
と忠告されたのも良い思い出です。



先輩…パンツ…見てたの…?


↓そして唯一の弟子仲間。なんと名前も同じ。
まーくんの死を泣きながら怒っていました。

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