喉の奥にずっと悲しみがある。

なんて言ったら伝わるのか…
アルコールを飲んだ時に喉がカーッと焼ける感じ。わからないかな。。

ふとした時にそうなる。
涙を堪えている時に。

体を動かしている時は気が紛れるけど、
車に乗ってる時や、寝る前に横になってる時によくなる。



絵本を子供に読んでいた。
寝る前、ベッドに入って、少し暗くし横になりながら。
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読み進めていくと、けーくんの気に入らない読み方があったらしく
「違う違う」と言ってくる。
こうやってと、身振りでおしえてくれるけど、全く分からず…

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こう?こう?と何度か正解を探そうと試みるも、
けーくんが望むように出来てないらしい。
どうやったらいいのか全然分からない。
すると突然、





「おとーたんは、こうしたの!」





私、一気に沈黙。
目の前が一気に暗くなりました。

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「おとーたんと同じにしてよ!!」
…分からないよ。
もういないんだよ。
どんだけ楽しく読んでたのかなんて。
絵本読むの下手だったはずなのに…



神様、何か悪いことをしたのでしょうか。
ただ、子供に絵本を読もうとしただけなのに。



喉の奥が熱い。
涙を堪えて無心で本を読む。

けーくんが、まだまだウダウダ言ってる。
分からないよ!もう読まないよ!と本を投げ出すと、泣きながら
「途中だったぁ〜!」と騒ぐ。

続きを読み始めるも、冷たくされたせいでけーくんがササクレ立っている。
しーちゃんが楽しそうに登場する動物を指差すと、「やめて!」と、強めに手を払う。
何度もするから、いい加減しーちゃんも泣くだろうと、やめなさいと注意。
ワーワー言いながら、「しーちゃんが!しーちゃんが!」と言うので
もう嫌だ。と本を放棄すると、また
「途中だったぁ〜!」と騒ぐ。

再開して読み始めるも、
隣でわーんわーん泣いている。



声をかけることもせず、読み終えて電気を消して横になる。
しーちゃんは我関せずで、ゴロゴロした後に勝手に就寝。

まだ、わーんわーん泣いている。




優しく声をかけることもできない。
自分の気持ちを堪えるので精一杯。
うるさいな!てあたるのだけは耐えた。


あと何回こういうことがあるだろう。
子供の言葉に一気に心が凍りつく。



私だって。私の方が。



クラクラする頭をもたげながら
子供に優しく諭す。
他人の話をするかのように
「おとーさん、どこ行っちゃったんだろうねー。」と。

けーくんが
「お父さんは、違うお家でネンネしてるの。」と。
そうか。お父さんは違うお家でネンネしてるのか。
そう思っているのか。


もう「いつ帰って来るの?」とは言わない。「会いたい」とも。
でも、お父さんが欲しい時はいずれ訪れるのだと思う。
何度、こういう場面に遭遇するのだろうか
お父さんが良かった。お父さんがいれば良かった。って…


今は、まだ心が弱いから、少しの言葉でグラグラしてしまう。
ちょっとしたことでも揺らがない、肝っ玉母さんに早くなりたい。


「けーくんとしーちゃんのお父さんはお母さんなの!」
って言い放てるくらいに。その迫力に子供が黙るくらいに。

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