喧嘩中で別居状態。一人で天国に行ってしまったまーくん。
死んだ時 最悪の2人の関係①
死んだ時 最悪の2人の関係②
訃報を聞き駆けつけ、部屋に入った時
部屋はものすごく綺麗でした。
普段実家に帰省してから家に戻ると
まさに一人暮らしの男の部屋状態。
洗い場には洗い物だしっぱなし、ごみ散らかし放題
洗濯物ぐちゃぐちゃ。
でも
ものすごく綺麗でした。
洗い物は洗ってたし、洗濯もちゃんと洗濯カゴに。
ゴミは分別してゴミ箱へ。出しっ放しのものもなく。
すごく綺麗だった。
ちゃんと一人で生活していた。
最後のLINEには「反省して過ごしています。」
と書いてあった。
反省して、ちゃんと生きていた。
真っ当に、背筋を伸ばして。ちゃんと生きようとしていた。
汚い荒れた生活の中で死んでしまったら、本当につらい。
最後のLINEの「反省して過ごしています。」への返信は
「話し合えるなら今週末実家へ来てください。」
で終わってしまった。それが最後のやりとり。
「子供達は元気ですか」と来ていたので子供達の遊んでいる動画だけは送っていた。
最悪の中での唯一の救い。
まーくんが死ぬ前の最後の金曜には飲みに行っていたらしい。
実家に帰ってる間、仕事場では相変わらず子供の話をしていたらしい。
週末に話し合って、
ちゃんと再スタートをする予定だった。
良い関係で楽しく一緒に生きて行く予定だった。
死んだ日も、仕事道具を広げ、使えないソフトの勉強をし、
シャワーを浴びて会社へ行く。
そんな状態がうかがえる状況だった。
彼は生きようとしていた。
昨日と変わらず今日も明日も。
今日死ぬとも微塵も思わずに。
どうして逝ってしまったんだろう。
どうして今なんだろう。

彼の実家へ帰省した時に、甚平を買っておいてプレゼントした。
ずっと欲しかった甚平。でもなんだか買わずにいた甚平。
安物だったから数日で尻に穴が空いた。汗も吸ってくれないらしい。
その甚平が、いつも着る洋服BOXに入ってた。
破れているのに、質も悪いのに、気に入って帰って来てからもずっと使っていたみたいだ。
それが余計に胸を締め付けた。
怒っていたから、写真は撮ってない。
花火大会の日に子供達も甚平を着せて、親子でいっぱい撮るつもりだった。
でも、怒っていたから、写真は撮ってない。
彼の甚平姿は1枚も残っていない。
普段から胸の痛みがたまにあり(10年以上前から)
市販の鎮痛剤を飲んで様子を見て会社に行っていた。
今回も同じだったのだろう。
鎮痛剤が出ていた。いつもの様にお茶をレンジで温めて飲んでいる形跡があった。
少し横になって痛いなーと思っていたら、大きな痛みが来て死んでしまったのだろう。
医者か誰かが言ってた。苦しみはしなかった。あっと思う間もなく逝っただろう。と。
苦しまなかったのが救い。
たった一人でもがき苦しんで死ななくて良かった。
眠る様に逝ったんだよね。そうだよね。まーくん。
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コメント
コメント一覧 (10)
人生は思いもよらないことが起こる。それはけっこう悪いことばかりで…。反面、良いことって必ずその前に自分がいる。自分が引き連れてきているのだと思います。少しづつ少しづつ動いていけたらいい。そう思います。
あの時「『またね!』は2度と来ないかもしれない」こと、だからその時その時を大切にすると決めたのに、最近忘れていた自分に気がつきました。あと働き過ぎないこと、何事も自分のカラダ、健康第一でいること、思い出させてくださりありがとうございました。
せせらぎさん&ご家族皆さまもお元気で!
日々辛さ苦しさ悲しさとの葛藤の中で生きてきました。しかし…時間は勝手なくらいに過ぎて行くもの。。もう1番上の息子は18歳になり、パパそっくりです。下の娘達も女らしくなり、4人家族と猫一匹仲良くやってます!
知らないうちに、自分は歳をとり、子供達は心身共に成長しています。頑張りすぎなくていい、何
しなくても愛を持って子育てしていくだけです。
親の背中を見せるのみです。お互いこれからも人生を前向きに楽しく生きていきましょうね!
はじめまして。コメントありがとうございます!
まな板の鯉!笑。そうなんですよね。子供であれ、それぞれの人生。介入できるところなんて僅かなのかもしれません。
大の大人ならなおさら。事の繋がりは自分が招いた事。まーくんが一人で死んだのも。私がそれを背負って生きるのも。全部、それぞれがそれぞれの責任で生きていくのですよね。
せめて、介入できる部分は幸せな関わり方でありたいと改めて思いました。子供達に幸せな記憶を残していきたいですね。
はじめまして。最初から読ませていただいております。
急性心不全とは、誰にも起こりえる病気だと思います。
主様は一方的に罵倒って。??してないと思いますよ?
夫婦なんて、喧嘩もするし、子供連れて実家に。。なんて普通に何処にでもありがちです。
私の友達のお子様は2歳で突然死でした。私の子育てにおいて、神経質になった私に、まな板の鯉だと、お医者様が言っておりました。
誰にも予期出来ず、誰のせいでも無いと思います。
アメブロからやってきて、思わずコメントしたくてさせていただきました。
せせらきさん、パパの思い出をお子ちゃまにいっぱいお話してあげてくださいね!
死に追いやったのは病で、罵倒されたのは私で、体に耳を傾けて治療しなくてはいけなかったのは本人なのでは…?
慢性的疾患を本人の怠けと勘違いして、治療も勧めずに一方的に罵倒して放り出し、挙句には死に追いやった気がする。
初めまして。コメントありがとうございます!
ぜひ読んでやってください。私も情報として知っているだけでした。死ぬことなんて別の誰かの話。
でも違うんですよね。誰の隣にもある話。
だからこそ大切さに気づかれるのが一番大事だと思います。失う前に大切にする。せめてそれだけでも、沢山の人に伝えていけたらと思います。
現在私には子供はおらず夫と二人暮し
もし突然夫が居なくなったら…と考えると辛すぎる…
途中から涙で滲んで読めなかった…けど読みました!
人はいつか亡くなるとわかってはいても、まだ40代、先の話とどこかで思ってしまっている
一日一日を悔いなく!って凄く難しいことだと思う
けど、大好きな人と過ごせる時間を大切にしていきたいと思います!
これから少しづつ最初から追って読んでいきますね