疲れて
やることに追われて

けーくんに手を焼いて

けーくんに手を焼いて

けーくんに手を焼いて


黙々と夕飯を食べ

喧嘩をしている子供達を横目に
思考を止めて黙り




どうしようもこうしようもない
けーくんの性質と

どうにもこうにもできない
今の現実に



唇を固く結び
洗い物を終えて
洗濯物を放置して
ベッドに転がりました。


ベッドで本を読んでいるけーくんに
背を向け
じっと涙を流す。





今日のお出かけで
他の子のお父さんに
べったりとくっついていたけーくん。










わかってる。














わかってる。










もう
耐えるしかないことを。






不満も愚痴も言えず
当たるところもなく

労われることも
抱きしめてもらえることもなく

ただ
今に耐えるしかない。





何かを人のせいにすることもできず
改善を押し付けることもできず


あるものに必死に目を向けて
小さな感謝を無理やり見つけて




涙を流しながら
じっと堪えて
やり過ごすしかない






何度も
何度も
そうしてきたように






仕方ない
しょうがない
どうしようもない



問いかけるのも
なだめるのも
常に自分自身


描いた未来も
幸せだった過去も
全部諦めてきた
諦めるしかなかった



悲しみも
苦しみも
自分だけで抱えてきた




疲れた時に
苦しい時に
会いたくなって

その想いにまた
削られる




変えることのできない現実に
こうやって
吐き出すことだけで
自分を保ってる





人の生きる時間で
一番辛いとされる出来事の辛さは



いつまでも


いつまでも
いつまでも
辛い






私が生きている時間は

大切な人を喪った悲しみが
薄れていく時間ではなく

全く違う生き方を強いられる
痛みを伴う
苦しさの中に生きる時間

再び生きるための再生の物語






5年経ってもこうだ


この旅路は長い


想像を遥かに超えて過酷で長い








でも
旅には終わりがある





この旅もいつか終わる






その時に
過酷であればあるほど
辛ければ辛かったほど
そこから見える景色は荘厳だと


そう言い聞かせて

たとえそんな未来が無かったとしても



そのカケラを信じて
全部飲み込もう




全部飲み込んで
もう少し泣いて


また笑おう






    
    
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