コメントへの返信がべらぼうに長くなってしまいそうだったので
こちらに失礼します。



さちさんという方から頂いたコメント。

2月に蜘蛛膜下出血でご主人を亡くし
残された子供は
4歳11ヶ月と1歳5ヶ月。


なんだか子供達の年齢に自分を重ね合わせました。
すごくすごく辛い心境にいることでしょう…

心が落ち着くまでどう過ごしていたか。
参考にしたい。

ということで書きます!!





「時間が解決する」

と言う人いますよね。


それも嘘じゃないです。



でも
周りは簡単に言うけれど

その時間に
毎日、毎時間、毎秒
対峙するのは私です


決して楽な時間じゃない。


何も考えず感じず
気がついたら時間が経っていて
楽になっていた。
なんてことないです。



悲しくて
苦しくて
辛くて

そういう時間に
毎日毎日
毎時間毎時間
毎秒毎秒

嗚咽しながら
泣き喚きながら
向き合っているのです。





関係性の違う人が言う
「今でも帰ってくるように思える」
「どこかで生きているような気がする」
とはわけが違う


誰よりも認めたくないのに
誰よりも突きつけられて生きていくのです。





時間が解決するというのであれば

それは
その時間に向き合ってきた自分がいるから



参考にということで
参考になるかは分かりませんが

私の場合ー

ということで書きますね。




死別からもうすぐ五年
今ここに来て

やっと
落ち着いてきたなと思います。(長!)


死別直後、割と言われた「落ち着いた?」
そんなクソみたいな言葉に対するものじゃなく


状況に慣れ
自分の人生に目を向け
悲しさすらも愛おしく思えてきた
泣くことすらも人生の一部になった
全部含めて、『元に戻る』落ち着くではなく
『新しい場所へ』落ち着くということ



でも
この『落ち着いた』は
自分で手に入れたものだと思っています。
自然になったものじゃない。



向き合って
考えて
沢山涙して
奮い立たせて
自分のために生きて
手に入れたものだと思っています。



死別後の一年は本当にきつい
地獄
どの季節も
どの時間も地獄


どうやって生きていたのだろうと
覚えてもいないけど
ブログには全部記しているので
良かったら…


覚えている範囲で言うと

1人(3人)ではいなかった。



死後数ヶ月は
義父母が一緒にいてくれて

義父母が帰ってからは
毎晩毎晩実家に帰った

頻繁に誰かに来てもらい
誰かの家へ行き

週末の予定はびっしり


しばらくは
子供たちだけの3人の時間はほぼ無かったと思います。


誰かといることで
気を紛らわせ
現実から目を逸らしていたのだと思います。


けれど
辛い現実でも
やることは待ってはくれなくて

各種手続きや
仕事に育児家事

一生3人で過ごさず
やらないわけにもいきません。



それでも
死別直後から決めていたこと

『絶対に幸せになる』
『好きなことをする』


これをひたすら念仏のように唱えていた気がします。
泣きながら、それでもこれだけは手放さず心に留めていました。



自分を甘えに甘やかし
癒しに癒し
愛し、褒め称え、労う



何をして、どう過ごして来たかと問われれば
これだなと。



誰も労わず、苦労も努力も苦しみも
わかってはくれない中(わかるはずもなく)
自分が自分の1番の理解者で

これ以上ないストレスの中
自分が自分を何よりも大事にしました。
子供よりも大事にしました。



生きていくためには
色々縛られることもあるけども


仕事なんて辞めたっていい
家事なんてしなくたっていい
子供を放っておいてもいい
死にたいなら死んだっていい

全部自分に許しました。



寝たい時は寝る
食べたいものを食べる
行きたいところに行き
会いたい人に会う

やりたいことだけをやる。
やりたくないこと、やれないことはやらない。
それでいい。



身勝手だと思う人もいるでしょう。
親としてどうかと思う人もいるでしょう。

でも
それを言う人は現状を知らない人
遠くから見て、冷ややかな声を投げるだけの人。


そんな人のこと
気になんてしなくていい。


その人は私の人生を歩いてはくれないし
何を言われても
この人生に向き合わないといけないのは私自身。

生きることさえどうだっていいと思っているのに…

だからこそ
好きに生きるべき。



と言うことで
自分を甘えに甘やかし

息をしていることから
ご飯を食べたことまで

そんな些細なことにも自分を褒めまくり



結果
自分と付き合うのが上手くなりました。



自分が今何を求め
どうして欲しいかがわかる
何をしたくないかがわかる

それに対処する方法も知っています。
自分の機嫌を自分でとって
自由に、自分を大事にしてきた分

まさかの
人生史上、今の自分が一番好きです。




辛いから自分を大事にして
死んでもいいと思っていたから何だってできた。



誰かの言葉や
何かに縛られて
我慢をして、人(子ども)のせいにして
そうならないで良かったと思っています。



苦しいと思う
少しでも楽に…そう思うけど
その苦しさを取り除いてあげることは
誰にもできない。

苦しくて苦しくて
でも
その苦しみには自分が耐えるしかなくて

逃げてしまいたいけど
逃げ場がなくて…



まじキッツイけど
その時間があったから今の自分があって
苦しみに向き合ってきた分
楽に生きている今があります。


まーくんが死んだと知った時
きっとこれから、とても辛い思いをするだろうと

だから

だからこそ
人よりも辛い思いをする分
誰よりも幸せになってやろうと
決めました。



そして
自分をとことん大事にして

人に期待しない分
自分に意識を向けて
今、幸せだと思っている自分がいます。



苦しみにはどうしたって向き合うしかない。
その苦しみの分
それに向き合った時間分
人生は素敵なものを連れてきてくれると思っています。


でも
めっちゃ苦しいから
死にたくなるほど辛いから

誰よりも何よりも
ご自分を大切にしてほしい。


自由に、好きに、やりたいように
我慢なんかせず
少しでも癒されるように
少しでも楽な時間があるように


本当に生きているだけで
まじ勲章ものだから。




と、なんだか思いが爆発してしまったけど


具体的な話でいうと
・人にいっぱい会った
・好きなことだけをした(我慢はしない)
・ブログ


ですかね。

私はブログを始めて本当に良かったと思っています。

もうどこにも届くことのない彼への気持ちが言え
辛い感情を吐き出すことができて
文章にすることで、気持ちが整理できた

そして、共感してくれる人とたくさん出会えました。



何がいいかは一概に言えないけど
さちさんに合うものが見つかることを願います。


ちょうどオープンチャットを見直したばかりなので
良かったら覗いて見てください。
同じ境遇の人や思いを共有できるかもしれない。


オープンチャット まとめは ↓こちら
スクリーンショット 2022-04-12 10.26.54




無理をしない。
でも無理をしないと生きていけないことも知ってる。

だからこそ
手放せるものは全部手放して
本当に必要なものだけ抱えて
無理をせず
ご自身を思いっきり甘やかしてほしい。

あなたは頑張ってる。
これから頑張らなければいけないこともわかる。


心を寄せることしかできないけど
私も経験した
あの時間に対峙していかなくてはならないのだと思うと
心が痛いけど

応援してるから。
20220413_1



この空の下
同じ経験をして
似たような時間を過ごし

今幸せだと思っている人間もいる。

人生捨てたもんじゃないと思ってる。

捨てたら…まぁ、そこまでだからね…。

どんなにキツくても辛くてもしんどくても
先なんて見えなくても
それが長く続いても
『人生』を掴んで離さないでいてほしいと思います。



そんなん無理だけど
誰もが大切な人と
死に別れることがない世界に
なればいいのに…





↓体が弱ると気が落ちる。
苦しくて苦しくて…だからこそ心はどうにもならないから
せめて体は温めてあげよう
(あの頃こうだったのだと、読んで泣いた…)



▼▼▼本日のPick up▼▼▼

なし




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いっぱい色々やったんで…
    ↓↓やっていることをまとめました↓↓
 <せせらぎのhandshake>
handshake_202202

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<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』
旦那が突然死にました。
著者:せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24

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(一章分、配信しています)
****************  

●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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