我が家には
男子高校生の居候のゆーくんがいます。
姉の長男で
けーくんとしーちゃんの従兄弟です。

高校生活の3年間
我が家で預かることにしました。



最近のけーくんのとんでもない感じ
私の怒号
しーちゃんの阿鼻叫喚

(↓苦しさのはじまり)


一番近くで見ています。



昨夜「仲間がいなくなった」との
けーくんの発言を

切ない話を聞いてしまった…と
食事時にゆーくんに話しました。


最近のけーくんの友人関係。
うまくいってないだろうこと。
仲の良かった子が離れてしまったこと
本人たいしてわかってないだろうけど
きっとすごく傷ついていること。



ゆーくんは
「……あ〜〜…」と難しい顔をしました。


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けーくんの前で話すのもなとも思ったけど
「一緒にいたくない」て言われたらしいとの言葉に
けーくんは「いちいち!」と
修正を入れてきたので
嫌ではないだろうと判断。

「そうだったね。
いちいち一緒にいたくないって言われたんだって」と
正確に伝えました。



ゆーくんと話している間も
食事中にも関わらず大きな声を出したり
私の上に乗っかったり
ゆーくんにちょっかいかけたりするけーくん。
この話に対する心の置き場がないのでしょう。

感情を外に出すことや自分の気持ちを伝えるのが苦手なこと
それでも
やめてと言ったことをやめないこと
障害だと知っていても
こちらはイライラすること

全部ゆーくんは知っています。


一時けーくんが嫌すぎて
我慢ができない経験をしたゆーくん
(今も我慢してくれてるのでしょう)


どうしようもないけど
どうしたらいいかわからない
ただ、けーくんが傷ついてるのが苦しくて…
そんな話をすると

ゆーくんから帰ってきたアドバイスは



「春休み。楽しいことをしよう!」


でした。




すごくない?
普通人から相談を受けたら
良かれと思って「ああしたらいい」「こうしない方がいい」と
言いそうなもの。
実際言う人は多いです。


でも若干16歳にして
人生において普通の人が経験する以上の
色々苦しい思いをしたゆーくんは
さらに発達障害を弟に持つゆーくんは

人生を達観している節があり
かつ、いくら助言したとて
どうしようもないことがあることも知っています。


教えたことができてりゃ
誰もけーくんに悩まないし
友達も離れていかないさ!


できないものはできない。
仕方がない。


それは変えられない。



だから
他の世界を広げる方が大事。



苦しい思いをする世界があることは
もうどうしたって仕方がない。

だから
それ以外の楽しい世界を作っていくしかない。

けーくんをわかってくれる人と
けーくんが自分を削がないで良い世界を広げていく。 




そういうことなんです。
それが人に寄り添うということなのかもしれない。
すごくない?
それを肌で感じてる16歳。



ということで
春休みは思いっきり遊ぼう!!! 


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↓続き


※コメント返信お休みしてます。 



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なし



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