最近のけーくん(7歳)の
やめてがやめられない。
自分の気持ちに歯止めが効かない問題。
(↓苦しさの始まり)
ADHDとASDの診断はもらっていたものの
コミュニケーションは取れるし
性質は大人しいし
重度ではない、軽い方の子だから
大騒ぎするのも、他に手を借りるほどの
ものでもないのだと思っていました。
が、全部が繋がって
改めて納得して腑に落ちました。
この子には障害があるのだと。
衝動性がある
人との関わり方が苦手
それを本人も気づいていて
「自分はうまく出来ない」ことに
傷ついています。
あだ名で呼ぶほど一番仲の良かったお友達に
「一緒にいたくない」と言われ
今まで早く行っていた学校にも遅れがちになり
甘え方が激しくなった気がします。
夜何気ない会話で学校の休み時間は何してる?と聞いたらで
「今まではブランコチャレンジしてたけど(仲の良かった子と)
もうしてない」
そう言い
一番大切にしている猫のぬいぐるみと遊んでいる時に
猫ちゃんが「悲しいの」と布団にくるまり
何が悲しいの?と聞くと
「仲間がいなくなったの」
そう言いました。
私はその言葉を聞いて
一晩泣きました。
仲間がいない。じゃなくて
いなくなったんだと。
状況を把握することも
説明することも苦手なけーくんなので
本人の口から何があって
どう思っているのかは出てきません。
けーくんのことではないかもしれない。
でも
最近の一連が全部繋がった気がしました。
色々なことが分からない。
わかってても出来ない。
我慢ができない。
親の私ですら
イライラして腹が立つのに
他人の小さな子供たちには無理でしょう。
(仲良くしてくれていた子は
こんな一方的なのに何で仲良くしてくれるんだろうと
ありがたくも不思議でした)
おかしなことをしたり言ったりする子を
遠慮なく弾く世界。
やめてと言うことをやめないけーくん。
そりゃ弾かれるでしょう。
特別大きな出来事があったわけではないけども
ちょっとづつ、けーくんの自信を削いでいる
だから
「また失敗しちゃったぁあぁ」と
私が大して怒りもしなかった出来事に泣いたのでしょう。
けーくんの発達障害を
認めてはいるけどもそんなでもないと思っていて
それは
我が子が障害なんてそんなばかな!という否定よりも
こんな程度で騒いでごめんなさい。という申し訳なさでした。
でも改めてガッツリ認めて
通級やらカウンセラーやら他の人の手を借りて
けーくんをよく見ると
聞いたことが返ってこないことも
学校の指示が通らないことも
パニックを起こしてフリーズしたり
宿題をさせなくてもいいと担任の先生から言ってもらえるくらいの
困り感が沢山あって
同年齢の子が自然と覚えていく
コミュニケーションも
けーくんは一方的になってしまって難しい
障害を持っているんだな。
ガッツリ障害児だと思う様にしました。
ややこしいのは知能はあって
頭はいいから
『わかってしまっている』こと。
出来てない自分をわかっていて
出来なかったとの思いが蓄積していく。
私の健やかな精神状態を保つためにも
育てないとは決めたものの
何かしてあげられることはないかと
買った本があります。
イラスト版子どものソーシャルスキル
イラスト版 気持ちの伝え方
けーくんには知能があるから
習得はゆっくりだけども
確実に物事を覚えていっている。
今、すぐに!は無理だけども
自分で気づいて周りを見れないから
方法論として知識を与えといてあげたい。
「うまくいかないなぁと思うこと
友達と仲良く出来ないなぁと思うこと
それがうまく活かせる方法が書いてある
秘伝の書を手に入れました!」
友達や人とのやりとりには
やり方があるんだよ。
出来なくても知っていることは大事。
でも習得したら、友達はばっちりよ!
と気持ちを乗せる言い方をして
その私の言葉に
冗談めかしながらも
「本当!?ほんとほんと!!?」
と前のめりになってくれるけーくんに
やっぱりきっと思うところがあるのだろうと思いました。
イラスト版子どものソーシャルスキル
の方は
・朝、友達に会った時
・友達に助けて欲しい時
・約束を破られた時
・仲直りをしたい時
・誘いを断られた時
...etc.
という友達間で起こりそうな
その場その場の具体的な技術が書いてあります。
心構えやかけ声ではなく
「友だちの話をきちんと聞こう」ではなく
「友だちの話をきちんと聞く方法」。
人と関係を築く上での方法を教えてくれる。
気づくことができないけーくんには
めちゃめちゃいいです。
もう知識として、頭に入れてくれたらいい。
2ページで一つの単元なので
量的にもカジュアル。
7歳の子が一人で読むには少し難しいので
寝る前に読み聞かせています。
それでもイラストが多めなので見てくれます。
寝る前に読み聞かせています。
もう一つの本
イラスト版 気持ちの伝え方
これはソーシャルスキルのものよりも
もっとカジュアルで
ワークシート的です。
・初めての人と話す時
・どうせ自分なんてと思った時
・からかわれて凹んだ時
・「おこられる」と思った時
...etc.
その時どうしたらいい?
とクイズっぽく一緒に考えられる感じになっています。
両方とも難しく考えなくて
やり方を特別に教えてくれる『秘伝の書』という位置付け。
教え込むというより
こうなんだねーと一緒に学ぶスタンスでいます。
けーくんはその内容も
私とのやりとりも楽しいようで
全く嫌がらず、もっともっととせがんできます。
(寝させてくれ。読んでやれよ。笑)
少しでもけーくんの助けになればいいと思って
そしてこういう読み聞かせや話ができるのは
それを素直に受け止めるのは
低学年のうちだと思いますし買ってよかったと思います。
私は幼少期
そつなくなんでもこなして来た方なので
出来ない子の気持ちなんて考えたことがありませんでした。
嫌なやつだな。
なんでこんなことするの?
話したくない。
それで終わってた。
「話したくない」と思われる方の気持ち
私には何ができて
どう寄り添ってあげたらいいのか…
でも
けーくんの「仲間がいなくなった」との言葉を聞いて
改めて家で厳しくするのはやめようと思いました。
きっと学校で頑張ってきてる。
出来ないことに削られて
小さなパニックを沢山起こしながら
家は休める場所であってあげたい。
…ま、キツいですけどね。
ひとり親…二人男児…ワーワーギャーギャー
話が通らない発達障害児
頭がもげそうなほどストレスが溜まります。
それでも居場所であってあげたい。
忍耐を手に入れたい…
てか、どんだけ忍耐を要する人生よ…
神様…
私を一体何にするおつもりですか?
↓続き
※コメント返信お休みしてます。
<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』
****************
●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら
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性質は大人しいし
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傷ついています。
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甘え方が激しくなった気がします。
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もうしてない」
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猫ちゃんが「悲しいの」と布団にくるまり
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私はその言葉を聞いて
一晩泣きました。
仲間がいない。じゃなくて
いなくなったんだと。
状況を把握することも
説明することも苦手なけーくんなので
本人の口から何があって
どう思っているのかは出てきません。
けーくんのことではないかもしれない。
でも
最近の一連が全部繋がった気がしました。
色々なことが分からない。
わかってても出来ない。
我慢ができない。
親の私ですら
イライラして腹が立つのに
他人の小さな子供たちには無理でしょう。
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こんな一方的なのに何で仲良くしてくれるんだろうと
ありがたくも不思議でした)
おかしなことをしたり言ったりする子を
遠慮なく弾く世界。
やめてと言うことをやめないけーくん。
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特別大きな出来事があったわけではないけども
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だから
「また失敗しちゃったぁあぁ」と
私が大して怒りもしなかった出来事に泣いたのでしょう。
けーくんの発達障害を
認めてはいるけどもそんなでもないと思っていて
それは
我が子が障害なんてそんなばかな!という否定よりも
こんな程度で騒いでごめんなさい。という申し訳なさでした。
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けーくんをよく見ると
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学校の指示が通らないことも
パニックを起こしてフリーズしたり
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コミュニケーションも
けーくんは一方的になってしまって難しい
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ややこしいのは知能はあって
頭はいいから
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何かしてあげられることはないかと
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けーくんには知能があるから
習得はゆっくりだけども
確実に物事を覚えていっている。
今、すぐに!は無理だけども
自分で気づいて周りを見れないから
方法論として知識を与えといてあげたい。
「うまくいかないなぁと思うこと
友達と仲良く出来ないなぁと思うこと
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秘伝の書を手に入れました!」
友達や人とのやりとりには
やり方があるんだよ。
出来なくても知っていることは大事。
でも習得したら、友達はばっちりよ!
と気持ちを乗せる言い方をして
その私の言葉に
冗談めかしながらも
「本当!?ほんとほんと!!?」
と前のめりになってくれるけーくんに
やっぱりきっと思うところがあるのだろうと思いました。
イラスト版子どものソーシャルスキル
の方は
・朝、友達に会った時
・友達に助けて欲しい時
・約束を破られた時
・仲直りをしたい時
・誘いを断られた時
...etc.
という友達間で起こりそうな
その場その場の具体的な技術が書いてあります。
心構えやかけ声ではなく
「友だちの話をきちんと聞こう」ではなく
「友だちの話をきちんと聞く方法」。
人と関係を築く上での方法を教えてくれる。
気づくことができないけーくんには
めちゃめちゃいいです。
もう知識として、頭に入れてくれたらいい。
2ページで一つの単元なので
量的にもカジュアル。
7歳の子が一人で読むには少し難しいので
寝る前に読み聞かせています。
それでもイラストが多めなので見てくれます。
寝る前に読み聞かせています。
もう一つの本
イラスト版 気持ちの伝え方
これはソーシャルスキルのものよりも
もっとカジュアルで
ワークシート的です。
・初めての人と話す時
・どうせ自分なんてと思った時
・からかわれて凹んだ時
・「おこられる」と思った時
...etc.
その時どうしたらいい?
とクイズっぽく一緒に考えられる感じになっています。
両方とも難しく考えなくて
やり方を特別に教えてくれる『秘伝の書』という位置付け。
教え込むというより
こうなんだねーと一緒に学ぶスタンスでいます。
けーくんはその内容も
私とのやりとりも楽しいようで
全く嫌がらず、もっともっととせがんできます。
(寝させてくれ。読んでやれよ。笑)
少しでもけーくんの助けになればいいと思って
そしてこういう読み聞かせや話ができるのは
それを素直に受け止めるのは
低学年のうちだと思いますし買ってよかったと思います。
私は幼少期
そつなくなんでもこなして来た方なので
出来ない子の気持ちなんて考えたことがありませんでした。
嫌なやつだな。
なんでこんなことするの?
話したくない。
それで終わってた。
「話したくない」と思われる方の気持ち
私には何ができて
どう寄り添ってあげたらいいのか…
でも
けーくんの「仲間がいなくなった」との言葉を聞いて
改めて家で厳しくするのはやめようと思いました。
きっと学校で頑張ってきてる。
出来ないことに削られて
小さなパニックを沢山起こしながら
家は休める場所であってあげたい。
…ま、キツいですけどね。
ひとり親…二人男児…ワーワーギャーギャー
話が通らない発達障害児
頭がもげそうなほどストレスが溜まります。
それでも居場所であってあげたい。
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神様…
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コメント
コメント一覧 (6)
それまで仲良くしてましたが、暴言と暴力に娘は5年間ずっといじめられていました。
それぞれ特性があることは承知していていつもそのような状態ではないために娘も相手の良いところを見つけようと忍耐強く努力していました。
相手から見た側面と自分から見た側面で捉え方が異なるのは仕方ないですが、相手も少なからず努力や理解をしようと努力もしていると思います。
せせらぎ
がしました
けーくんのお話に色々思うことや思い出す事があります。
ひとつ目は中学校の時に障害を持っているクラスメートがいる時、修学旅行の待ち合わせ場所までの往復と部屋割をその子と一緒にしてくれないかと担任の先生に呼び出された時、断ってしまった事。
あの時はああする判断しか持てませんでしたが、今でも時折思い出し、優しくなかった自分を責めそうになります。
ふたつ目は大人になってからお付き合いした人が、恐らくなんらかの障害がありコミュニケーションに違和感があった事。仲の良いまわりの友人も気付いているレベルですが、すごく好きでいてくれる人でお付き合いをスタートしました。
が、今それを言ってはいけないというシーンで言ってしまったり、一度感情が昂ると我慢ができない質もあり、最終的には私がストレス性の蕁麻疹を発症し、結局お別れしてしまいました。
今は幸せにやってくれていると思いますが、もっとお互いにより良くお付き合い出来たのかな…とふと思い出す時があるのですが、けーくんのお話を読むたび、思い出します。
人に優しく生きていきたいと思いつつ、うまくいかない事や後から心がチクチクすることもありますが、幸せでいてほしいなという思いは変わらないものだなと思います。
せせらぎさんも色々悩みながら進まれてることと思いますがけーくんにとって、周りの方々にとって良きところに繋がってますようにと願いつつ、これからも読ませていただき心の中で応援を送りたいと思います。
いつも読ませていただいてありがとうございます。
せせらぎ
がしました
ごめんなさい🙏
せせらぎ
がしました
けーくんの事。
そっかあ……ひとつずつ、乗り越えて行かないといけないのですね。
大丈夫?なんて、軽々し過ぎて(泣)
どう言えば良いのでしょう…
でも…せらぎさん……大丈夫?
身体も心も疲れてるよね。
大丈夫?休める時は、身体休めてますか?
頑張り過ぎてるせらぎさんを思うと
気持ちが締め付けられます(泣)
一杯努力してるね、せらぎさん。
せせらぎ
がしました
そこから色んなこと学んで成長していくのですね。
親も子も。
どんな事があっても、お家が一番の安らぎの場所で、お母さんが一番の味方。
おとなも子どもも、障害の有無関係なく、うちが一番だ、と思えると、幸せなんだろうなぁてつくづく思ってしまいました。
せせらぎさんのお子さん達に対する愛情がすごく伝わってきます。
こんなにお母さんから愛されてるんだもん。
けーくんもしーちゃんもいい子に決まってる!
せせらぎ
がしました
いつも夫のエピソードばかりで すみません。
夫も小学校時代クラスメートに仲のいい子がいたんですが ある日「変だ」「おかしい」と言われ遊んでもらえなくなり クラス全員が口をきいてくれなくなったそうです。
でも ある時、その中の一人が口をきいてくれるようになり遊んでくれるようになったら その子キッカケで友達の輪が広がり「変わってるけど 面白い子」のポジションが出来たそうです。
苦手なことは 周りのお友達が代わりに代弁したり教えてくれるようになったとも聞きました。
他には近所の年上のお友達が出来たことで 色々なことを教えた貰ったとも聞きました。
親目線で分からないことも 子供目線(お友達目線)だからクリアできることも多かったのかもしれませんね。
年齢より考え方が大人な子供もいるから けーくんのように「お友達がいなくなった」と口にしたら 「そんな時は ごめんね。って言えばいいんだよ。」って教えてくれる子もいると思うんです。夫がそうだったように。
確かに「時代が違う」って思う人もいるかもしれませんが あきらめることはない信じたい。
発達障害だけど 当たり前にそれぞれに個性があり性格も違いますが 私の夫も人懐っこく優しい性格でした。
誰とでも仲良くできる 困ってる人には自分から手を差し出す思いやりを持っていました。
それって コミュニケーションの基本のように感じます。
大丈夫です。
家族だけじゃなく、周りの大人だけじゃなく 身近な子供同士の生活の中にも日々
成長のヒントはあるはずだと信じています。
せせらぎ
がしました