我が家では『死ぬこと』をカジュアルに話します。

それを
幼い子にそんな話をするなんて!
という方もいます。



『死ぬこと』ってそんな話なのでしょうか。
なんでこの世界、死を口に出すことをタブーとされているのか。




幼い子が受け止められる話じゃない。
心に負荷がかかる。

その、負荷がかかる受け止められないとされている
世界を私たち親子は生きています。



当たり前に父親が死んでいない世界。


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当たり前なんです。


人が死ぬことも
死んでいないことも

それを悲しみ泣くことも
その悲しみを抱きしめることも

我が家では当たり前。
悲観される様なことじゃないのです。


悲しい時は「お父さんに会いたくなっちゃった」と泣き
それを子供達が抱きしめてくれる。

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死んで間も無くは
子供の前で泣いちゃいけない。
強くならないといけない。

そう思っていました。



でも違う。

悲しいことも
苦しいことも
隠さない。




大切な人が死ぬことは苦しい
悲しくて辛い。

たくさん涙を流して
自分に落とし所を作っていく。

何も隠さなくていいんだと思うんです。



苦しむことも
向き合うことも大切。

人が死ぬということがどういうことか知ることも
だから何が今大事なのか気づくことも
必要なことだと思うのです。




『死に触れたくない』
死を悲観している人はきっと
本当に心の底から大切な人を亡くしたことがない人なのかもしれない



それが当たり前に近くにある世界では
死の事実が当たり前です。

ゾンビがうようよしている世界では
大切な人と死に別れることが当たり前で
それを隠すことも、目をそらすこともせず
その事実を受け止め、その世界で生きる術を手に入れます。
たとえそれが子供でも。


そんな残酷な世界を子供の目に触れない様に
隠して、逸らして、気づかせないようにするのは
それが出来る世界にいる人たちだけです。





しーちゃん(5歳)の頭の中の世界では
ピカチュー達も保育園に通っていて
保育園のお友達はゼニガメ、ヒトカゲ…など
空想を膨らませています。

そんなピカチューの家族は
ピカチュー、ピチュー、ピカチューのお母さんの
三人家族だそうです。

お父さんピカチューは死んだからいないの。


と、完全に我が家。笑

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誰かが死んでいないことなんて
しーちゃんの中では当たり前なのです。

しーちゃんの記憶の中にお父さんはいなくて
お父さんは死んでいない世界を
何とも思わず生きています。


それでいいのだと思います。


子供達はお友達に
「なんでお父さんいないの?」
「なんで死んじゃったの?」
と何の配慮も遠慮もなく聞かれる環境で育つ。


悲観することでも隠すことでもなく
『死』は当たり前で人生の一部だと
あっけらかんとしているのが一番で

ただの当たり前な話なのですよ。


たとえそれが
世の中的には受け止めきれない辛い話なのだとしても
しっかり受け止めて生きています。




しーちゃんの中で
今の我が家は五人家族で

私と、けーくんと、しーちゃんと、ゆーくん(高校生居候)
そしてお父さん。

自然と仲間に入れる様になりました。

見えないけどいるんだよと。
みんなの肩に乗っているの。
小さくて、黄色いの。

完全に私の絵。笑

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『死』の話は苦しいこともあるかもしれない。

実際苦しくて苦しくて
苦しみもがいて吐きそうです。

でも
大切なことだと思う。


『そういう世界で生きている』と知ること。




必ず誰しもが別れ
悲しみにくれ辛い思いをする。

たくさん泣いて
寄り添いあって
また少し笑う。

そうやって生きていくしかない
そうやって生きていけばいい




だから我が家も
たくさん泣いて
寄り添いあって
笑って生きていくだけです。




笑って生きることだけが大事ではなくて
たくさん泣いて
寄り添い合うことも
同じくらい大事なのだと思うのです。


それが出来る
そんな話ができる環境であることを
残念な環境だとは思っていません。

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いつか子供達が大きくなった時に
カジュアルに『死の話』が出来る様に
当たり前の、何でもない話として
何の構えもなく『死』に向き合っていきたいです。



↓我が家は『死』だって遊びの一つ




※コメント返信お休みしてます。 



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いつでも会える

有名な本ですよね。
死別をテーマにした
温かい話だけど
「いつでも会えねーわ!いねーわ!」と
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そういう気持ちでいることは
悪くないことなんじゃないかと思います。



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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら


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