ちょっぴりしんどい。



けーくん(7歳)はADHDでASDで
ちょっとコミュニケーションが苦手なところがあります。


でも学校生活も学童生活も
先生いわく、何も問題なく過ごしていると。


でも
けーくんが、この春から小学校に行ってから
学童行かないで帰っちゃう問題が起こって


それを解決しようと
移動支援を申請したり
役所に相談したり
心を削る日々を過ごしてました。


デイサービスを考えたり
発達障害児専門の学習塾を考えたり
何かなんとかしないとと気持ちが塞ぎ


学童の先生からは
学童に来ないで家に一回帰ったら来させないでくださいと言われ
何度もあると探しに行く学校の先生にも迷惑だと言われ
何か手立てを考えてくださいと言われ


頼んだ移動支援も
すれ違いでけーくんが一人で学童に行ったり
やっぱり学童からどうなってるんですか?と言われ


学童でけーくんだけに意地悪してくる子が
いると
原因を突き詰めるとけーくんが悪かったり



けーくんに「こうなって欲しいは求めない」と
葛藤の末、悩みきって導き出した結論に
「でも、こうなって欲しいと思うのは大事」だと言われ



学童が言っていることは
全部大したことではないし
何一つとして間違ってはなくて
言い方も決して攻撃的というわけじゃないんです。 



でも
ずっと出来ていない自分が苦しかった。


 


気持ちに余裕がなかった。

自分の置かれている現実に現状に
精一杯我慢をして 

どれもこれも限界で
どれもこれも出来てなくて

それを指摘されることへの疲弊。
たとえ小さな何でもない
普通の人にしたら屁でもないことでも蓄積する苦しさ。


私にはもう
手一杯で気持ちがいっぱいいっぱいで
何かを言われるたびに泣きそうに
というか泣いていました。



ひどいことを言われたわけではなく
キツく言われたわけでもなく
周りからの評判もいい先生たちに
当たり前のことを当たり前に言われるだけです。


例えば
「遅刻しないでください。時間を守ってください。」と言われたとします。

でも、夜はいつも苦しくて眠れなくて
体が重くて、涙が止まらなくて
朝目が冷めても体は痛くて心が辛くて
子供達に用意を促して、怒号とばしながらなんとか送り出すも
遅刻…。みたいな。(例えですよ)

言われていることは至極真っ当で当たり前だし
出来ていない自分が悪いのだけど
それでも、それを指摘されることが苦しかった。



ずっと
「ちゃんとしてください」
と言われているように感じてました。


出来てない自分が悪いのに
心が苦しくて仕方なかった。
ただ余裕がなかった。


それでも
長期休み期間のことを考えると
このまま学童に通って欲しい
今以上に自分の時間が削られるのは厳しい

友達や先生との大きな問題があるわけじゃない。
本人はいたって普通に過ごしてはいるのだから
時が経てば何事もなく通って
そこでお友達に揉まれて、けーくんの成長に繋がるのではないか
けーくんが学童を嫌がっている様子も見られない。

仕事のことを考えても通って欲しい。

学童に代わるものも
デイサービスや民間学童やらにしても
数多ある場所から探し出して
体験して合うところを探さないといけない。

そんな体力ない

やらなきゃいけないこと
やれてないことがいっぱいで余裕がなかった。


20201126_1


そんな中
移動支援の方の迎えが遅れて
けーくんが一人で学童に行って

どうなってるのか、そういう時はどうするのか。と学童に聞かれ
移動支援の方に聞くと
担当者にもっと早く行ってと言ってるけど
行くのが遅れて
いない時は待っててとけーくんとなってるけども
待たずに行ってしまったと。


けーくんは約束が守れないから(頭から抜け落ちちゃうから)
そうなんだと思って対応して欲しいと伝えると
「頭からそう決めつけるのは良くない」と言われ
(そんなのわかってるよ!でもけーくんのこと育ててるのは私だ!と憤り)

仕事なんだからちゃんとやってよ!と思っても
しっかり前もって全てを決めていなかった私が悪くて

非はその事業者にあるけども
学童に謝るのは私で
そういう調整をするのも私で

全部全部私で
誰が悪いとかじゃないから
文句を言うこともできず
それを愚痴れる人もいなくて

何をするのも私しかいなくて
私がしないといけなくて

ただ、この現状が辛い。社会が辛いと
一人頭を抱えて苦しんでいました。
会社のデスクで。(電話を受けたのが会社だったので)

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そしたら
近くに座っている同僚の女の子からのメール。
「私で良かったらお話聞きましょうか?
カフェに行きません?」と。


私から不穏な空気が溢れ出てて
声をかけてくれました。


もういてもたってもいられなくて
泣きながら話を聞いてもらいました。

しーちゃんをお迎えに行かないといけないので
ほんの少しの時間だけど聞いてもらいました。


どれもこれも仕方のないこと。
ただ、仕方のないことだからこそ
どうすることも出来なくて辛い。

それを全部一人で背負わないといけないのが辛い
一緒に向き合う人がいないのが辛い。

まーくんが死んだのが辛い。
これでも一生懸命やってるんだよぉぉぉぉ…

だいぶ年下のその子に
泣きながら愚痴って
はぁぁ…だいぶスッキリした。

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「どういう状態が、せせらぎさんが楽になれるんですかね」

との言葉に
そうだなぁ。現実は変わらないからなぁ。
でもその中で、自分が一番楽になる状態…



学童…辞め…てみる?

 


小学校に上がってから
私の頭をもたげさす、問題や行き詰まりは
全部学童関係。

私のストレスは全部学童でした。



学童が悪いわけじゃないですよ。
決定的な何かがあったわけじゃないけども
ずっと何か心が重かった。

色々なことを考えて
何とかしがみつこうとしていたから
辛かったんだ。

20201126_4



もういっそのこと思い切って辞めてしまおうと。




口に出して思った
あれ?それが一番心が軽くなるんじゃない?
だって、他での問題はないわけだから…
帰宅問題も、心の負担も、移動支援も全部学童関連!

仕事が!長期休みが!って思ってたけども

もういっそ、学童行かない生活に
思い切ってシフトしたらどうだろうか。

あれ?それが誰にとっても一番じゃない?



仕事の時間は少なくなる。
もう長期期間は割り切って、私も休めばいいんじゃ…

あれ?心が軽い。



もうしがみつかなくていいんだ。

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そう思うと楽になりました。






そうやって声をかけてくれる同僚がいることもありがたくて
大して出社もしていない私に
「みんな気にしているし、味方だ」と言ってくれて
本当に私は恵まれているなと。
本当ありがたい環境で働かせてもらってるなと。
感謝しかないっすね。



手放すことって大事ですね。
いつの間にか抱えて固執しているものに気がついた気がしました。

人と話すことで状況が客観的に見れる。
やっぱり人と話すことが一番のカウンセリングになりますね。


私はコーヒーが飲めないのですが
連れて行ってもらったカフェで
初めてコーヒーが美味しいと思いました。
(おじさんがひっそりやってる、本格派!
飲んだのカフェラテだけど…)

ありがとう。


スッキリさせてくれてありがとう。
味方でいてくれてありがとう。



そして
学童辞めようかと思っていると
厳しい助言をくれるママ友に話すと

「早まっちゃいかん」と。


大変だったけど、移動支援も決まったし
専業主婦の自分でさえ、もっと時間が欲しいと思っているのに
抱えるものが重すぎて多すぎる私なんだから
預かってくれるなら預かってもらった方が良いと思う
と言われ…

せっかく決心したのにぃ!と思ったけども
確かにそうだよなと。

本当に今は特段大きな問題があるわけじゃなく
ただ私の心の余裕のなさにしか目が向いてなかった。


でも一度辞めると決心したことで
辞めた後の生活を想像して
それでも何とかなるだろうと腹もくくれた。

いざとなったら辞めたら良い。
その武器を持てたことが心を大分軽くした。

同僚の子にありがとう。

そして真摯に話を聞いて
冷静にさせてくれたママ友にもありがとう。

20201126_6

↓多分ずっとこの時から、心に何かがずっと積もっていたのだと思う。


※コメント返信お休みしてます。

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本を発売しました。

まーくんが死んでからのことを
綴った3年間の記録。


旦那が突然死にました。
せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24


サンプル(どどーんと一章分、配信しています)
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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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