コメントで『カサンドラ症候群』と言うものを知りました。

詳しくは調べてみてください。(やっぱり丸投げ!)

アスペルガー(現在はASD)などの発達障害を抱えた人の
身近にいる人が陥るものらしいです。

密なコミュニケーションで問題が生じる。



でも
社会生活で問題なくやっているその人のことを
周りに話してもわかってもらえない。


それが凄くストレスになるという。


明らかな障害じゃない
目に見える問題じゃない
一見普通に見える。

でも確実に深いところでのコミュニケーション上での問題がある。


多分一番重要なのは
発達障害を抱えた人との問題ではなく
その困難さを『周りがわかってくれない』と言うことなのではないでしょうか。



あぁ、これだなと。



けーくんは一見いたって普通。
学校でも学童でも表立った問題行動は見られません。

でも確実にこちらの心身を蝕む
ビミョーなコミュニケーションのズレ。

言っちゃえば、子供ってそんなもんでしょ?

私自身もその間で悩んでいました。
普通なのか。普通じゃないのか。



だから、ADHDとASDの診断が降りて
ホッとした部分があるのです。

そういう子だと思って接しようと覚悟することができた。



でも
そういう診断を受けずに
そういう子やパートナーに心身が磨耗している人も沢山いることでしょう。


発達障害って本当に一見わからない。
程度の違いもあるし
特徴とする部分も違うから
本当にただの個性と捉えられることもある。
(まぁ、発達障害もただの個性ですが…)


でも明らかにやっぱりちょっとズレているから
周りと問題が起こり
こちらの心身を削る。





けーくんが発達障害だったことで
気づいた世界があります。


発達障害をよく知っている人と
よく知らない人では
本当に天と地ほどの雲泥の差がある。


考え方、向き合い方、理解
全く違うと思います。




学校なり、学童なり、社会なり
大して知りもしない人(知識としてかじってるくらいの人も含む)と
話している時の芯をつかない感じ。


反対に、それを仕事としている人
病院や、福祉や、事業者などの
一言うだけで10はわかってくれる感。


学童送迎の事業者に連絡を取った時に
先生に迷惑をかけると言われてしまって…の私の言葉に
「あ〜………(察し)」と
全てをわかってくれたような気がしました。


20201107_1



自分はまだそんなレベルではない。
なんとかやれている。
まだやれる。

そんなことを思わずに
なんでも手を借りるべきだと思いました。

移動支援をお願いしてみたら(探すのが一苦労ですが)
支援自体はやってみたら
私にもけーくんにも
なんらハードルが高くないことと
とんでもなく心が軽くなりました。

わかってくれる人の手を借りることは
本当にこちらのストレスの軽減になる。


わかってくれない人の世界で生きていると
窒息しそうになります。
(そして大体がわかってくれない世界ですね)



移動支援の事業者の方2名が
我が家に面談に来た時

遊ぼう!何しよう!と騒ぐ子供たちの口を塞ぐために
おやつでも食べてなさい。と芋けんぴを与えました。

ポリポリポリポリ食べる子供達
おもむろにけーくんがコップを4つ持ってきて
牛乳を注いでいます。

沢山入れているので、支えようと手を出すと跳ね除けられ
コップ四つも数が間違っているなと思いつつ(いつも、私とけーくんとしーちゃんの3つ)
面談の話を進めていると

牛乳を入れ終えたけーくんが
そっと、我が家にいらっしゃったお二人に
コップを差し出してました。

!!!?

素晴らしい!
母すら茶を出してないのに(出せよ)
誰も何も言わずとも、自らお客さんに飲み物を!!


…牛乳だけど。笑



そんな一連の行動をニコニコと
何も咎めず全て受け止めてくれます。(うるさかったことも含め)

子供に対して何も気にせずいられる
その空間がなんて楽なことか!

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わかってくれる人を見つける。

それが発達障害育児では何よりも大事なのかもしれません。
そういう人に悩みを相談して
自分の心を軽くして
そうやってうまくやっていくしかないのかもしれませんね。

すぐ結果が出る解決策なんて
ありませんもの。


わかってくれない人には
そっと心を閉じましょう。

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↓診断が降りてホッとした。


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綴った3年間の記録。


旦那が突然死にました。
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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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