ADHDでASDのけーくん(7歳)

最近また学童へ行かず帰ってくる事案が増えてきました。

入学当初、学童へ行く日に帰ってきてしまい
もうなんなら1日とて学校から直接に帰ってくることはないと言っても
帰ってきてしまい

どうにもこうにも悩み、気を揉み
いろいろなことを経て

『けーくんにして欲しいも、して欲しくないも求めない。
どんなことがあっても私だけは味方でいる』

そう腹を括りました。




GPSをランドセルにしこんでいるので
自宅に帰ってくると知らせがあります。

最寄りの駅に着いて
カフェでもう一仕事でもするか!
と思った矢先に
自宅に着いたと知らせがあって

学童に確認すると来ていないと。


「家に一度帰ったら、学童に来ることはできない。
今日はいいけど、もう次からは家に帰ったら来させないでください。」

そう言われました。

けーくんは家に帰ってきてしまっても
誰も家にいなくて入れなかったら学童に戻りなさいと伝えています。


きっとこれからもこういう事はあると思うと伝えると

「先生にも迷惑かけてるので何か考えてください」

そう言われました。




『迷惑』


その一言が心をえぐります。

学童に行かずに行方不明になったけーくんを
先生は何回か自宅にピックアップしに行ってくれています。

確かに迷惑でしょう。


学童にしても、規律を乱すような行動
親との頻繁なやりとり
やはり迷惑でしょう。


親として、けーくんの味方でいると腹をくくったけど
『迷惑な子』であることに違いはない。


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知能のあるけーくんは
習得はゆっくりでも確実に学んでいる。

一時、考えていた学校と学童間の送迎も
先生の声かけや、友達に連れて行ってもらうや
下駄箱に『学童』と書いてもらうことで
夏休み前は問題なく行っていたので
送迎を結局申請はしませんでした。

毎日当たり前のように迎えが来て
何も考えずについて行くよりも
失敗をしてでも
その繰り返しで学ぶことがあるだろうと。
自分で考えることができるだろうと。
その方が成長するだろうと。


でもそれは
誰かに『迷惑』なことなんだと。

その『迷惑』という言葉と世間の目に
負けてはいけないと決めたけども
それでもやはり
かわいい我が子は世間では迷惑なんだと
それが悲しかった。

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結局けーくんは
家に着いたところで鍵が開いていないので
隣のおばちゃん家に行っていました。

以前もおばちゃんの家にお世話になって
その時に、いざという時の為にと電話番号を渡されて
私の番号は教えていなかったものの
おばちゃん家に行ったけーくんが
暗記していたので私に電話がかかってきました。
(何かあった時の為に電話番号だけは覚えさせています)


学校にも学童にもご近所にも
迷惑をかける我が子。

迷惑をかけることはもう仕方ない。(そういう子だから)
親としては謝る。
それでも、けーくんのことは責めはしない。(教えはする)


ただ迷惑をかけることも
謝ることも
腹を括ったとはいえ
決して嬉しいことじゃない。

責める相手がいないことに
心削られていく。

私がジッと耐えるしかない。
心を強くするしかない。




相談する旦那も
迷惑に向き合う旦那も
一緒に心削られる旦那も
慰め合う旦那も
私にはいない。


なりたくてひとり親になったわけじゃないのに…




たった一人で発達障害に向き合うしかない。
たった一人で子供を守るしかない。


我が子が発達障害であることも
旦那が死んだことも
もう致し方ないことだと納得してる。



ただその現実が辛い。

旦那が死んだことに耐えて
子供の発達障害への世間の目に耐えて

それでも天真爛漫に笑うけーくんを守りたい。


けーくんを守りながら
私がボディーブローを受け続ける。
覚悟したとはいえ、辛い。



おばちゃん家に迎えに行って
家の中から楽しそうな話し声が聞こえて
電話番号を覚えていたことを凄く褒められて

それでも迷惑かけたことには違いないし
これからも相応にあるだろうと思ったので
その足で、学童の送迎の申請に行きました。


申請して、そこで事業所を紹介されて
そのリストはざっと100所を超え
その中から、自分で送迎してくれるところを探してくださいと。


あれもこれも
どれもそれも

自分で一人でしないといけない。


辛くて辛くて辛くても
そんな親をケアしてくれるのは
結局『話を聞いてくれる』だけ。



強くならないと
頑張らないと
私しかいないんだから。



子供を成長させようと
あれこれやることにも
ついてまわる『迷惑』という言葉。

迷惑をかけない為には閉じ込めておくしかない。
でも閉じ込めておくことが成長を妨げる。


結局私が心強くするしかないんだ。
図太くなって、世間と子供に向き合うしかないんだ。
『成長』と『迷惑』の間で…


あぁ…へこたれそう…



強くならなくっちゃ…

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↓私だけは味方でいるという『覚悟』


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旦那が突然死にました。
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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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