書籍が発売されて二週間経たずして
他の出版社さんから「本出しませんか?」と
お声かけていただいています。


頭の中にある本の構想は4〜5冊。


好きなものを描いて生きていくと決めた私には
ありがたい状況です。
20200906_1



本が映画化して
大ヒットを飛ばし

本も売れて
経済的に豊かになり

継続的に自分の本を出していく


読んでくださる人がいて

日々、執筆活動に追われ

豊かに生きていく未来


 




ああ…









なんて…













虚しいのだろう。










豊かで恵まれて
特別な生き方かもしれない。


でも私は
書評でもいただいたように

奇跡的な特別な人生より
ありふれて平凡な
愛する人との日々を生きたかった。


20200906_2


芸能人の不倫報道に「あれってさぁ…」と
たわいもない話をして

思い立って夜の海へ車を走らせたり

手を繋いで公園を散歩するような



そんな
何でもない

誰にでもできる人生の方が良かった。


20200906_3




もし、この先
いわゆる『成功』というものを手に入れて

手に入れたとして


一体それが
何だっていうのだろう。








充実して生きても独り。







一人で子供を育て
一人で子供を育て上げて

子供が手を離れた後
子供が家を出て行った後


私が恵まれた仕事をしていたとしても
家には一人で

いつまで経っても一人で

一人で生きていく。





想像するまーくんは
もう二度と私を抱きしめてくれることはなくて

愛する人と言葉を交わすこともなく

一人で生きていく。





開ける未来も
限られた人にしか許されない成功も


『愛す人との普通の日々』に
勝るものなんてない。








寂しいな。







嫌なことは何もない。
良いことしかない。



それでも
自分の人生がすごく嫌だ。


まーくんと手を繋げない人生が嫌。




どんなに未来を描こうとも
今がどれだけ充実しようとも


そこにポッカリ開いた穴は
何も埋めてくれはしない。








でも





生きないといけないから。


どんな未来も勝てない
かけがえのないものを失って


それでも生きていかないといけない。





三年経って
本も出して
充実して幸せに生きてるけど


もう、センチメンタルにはならないかもと
思っていたけど


ふとした時に訪れる
虚しさと寂しさ。



頻度は確実に減った。
けど
無くなりはしない。
きっと一生…





苦しいのは今の自分じゃダメだから。

何を手に入れたら
どこまで行ったら
心の底から楽になるのだろう。


探さなくっちゃ!
手に入れなくっちゃ!


また、その時考えればいいさ!

20200906_4

↓開けていく未来しか、私にはないんですけどね。


**************
本が発売しました。
まーくんが死んでからのことを
綴った3年間の記録。

予約開始になった日に
Amazonカテゴリーランキング
一位になりました。(本当ありがたい)

旦那が突然死にました。
せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24


サンプル(どどーんと一章分、配信しています)
●Twitter→こちら
●アメブロ→
こちら

************* 


●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

 クリック蘭


  ↓応援ポチッといただけると嬉しいです。
 にほんブログ村 家族ブログ 死別へ


  ↓LINEで読者登録。

blogreader_201903_2