けーくんの小学校の初めての保護者面談
ドキドキです。


だって親の目が届かないから
逐一報告されていた保育園とは訳が違う



ADHD(注意欠如・多動)でASD(自閉症スペクトラム障害)のけーくんは

入学してから一ヶ月半ほどで
学童行かずに帰ってきたり
頻繁に漏らしたり
声かけのお願いや、報告やらで
先生とも何度も電話をしました。


先生と電話するの嫌なんですよ。
いや、先生と話すのが嫌なんではなくて
そんなことで、何度も連絡するのが申し訳なくて…
お忙しいでしょうに


そんな先生との面談。
先生は素敵な方です。
シャキシャキ、はきはきハツラツとした女性。


ADHDのことはお伝えしていて
改めてASDのことも伝えました。

結局学童問題は
下駄箱に『学童』とう札を貼ってもらう(視覚的情報)
学童に行く友達に声をかけてもらう
で、問題なく行っております。


「行きたくない」というよりは
「行くこと」がけーくんの頭の中に入らないだけだったようです。

そして驚くほどの視覚的効果!



学校での様子も教えてもらい
どうやら、こちらが思っているよりしっかりやっている様子。

他でワー!と騒ぐと便乗しちゃう多動的要素はあるものの
話を聞く姿勢
集中力
何も問題ないと。


小学一年生は自分の気持ちが先に立つから
他の子を注意する時は強めに、例えば「走っちゃだめーー!!!」となるそうですが
その中でけーくんは
「走ると危ないから、だめだよ」と優しく注意するそうです。

(お前が走る方なのに?)と若干の驚きです。



ルールも守ろうという姿勢を見受けられると

(家のルール全然破ってこようとするじゃねいか)と耳を疑います。




「学校での様子で
大体ご家庭の中がわかる」

そう言われました。


入学してからのコミュニケーション難に
一時頭を抱えてワーーっとなったけど

結局向き合うのは「親でしかない」と気づき
『どう直そうか、正そうか』ではなく
『そのままを良しとしよう』に気持ちが変わったと話しました。


その経緯を「素晴らしい」と言ってくださって

「お母さんが、ちゃんと受け止めてこようとしてきたのがわかります」

「話を聞こうとする向き合い方
落ち着いた行動
一生懸命頑張ってる
一生懸命頑張れるって、家でちゃんと受け止めてもらえるから。
優しい声かけもお母さんの接し方が見えます。」




先生…!?




………泣いてもいいですか?涙
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先生という職業柄
その子一人一人に良いところを見つけることが
保護者間での良好関係にも必要でしょう(ひねくれ者か!)

でも嬉しかった。


一人で育ててきたこの日々。
間違ってなかったのかな。やれていたのかな。



目の前に出されたのは
けーくんが描いた朝顔の観察記録
「ハートの形をした葉っぱが好きです」と書いてありました。(確かそんなん)


「すき」という言葉
すごい使いますよね?
「先生好き」と言ってくれて嬉しいです。と



けーくんは確かにすごい「すき」という言葉を使います。
お手紙には必ずと言っていいほど「すき」と書いてくれます。

おかあさんすき
しーちゃんすき
ゆーくんすき

私がめちゃめちゃ言っているからだと思います。

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けーくんの中には
大切なものがちゃんと育ってる

それで十分な気がして
少し報われた様な気がして
涙しながら帰りました。



とはいえ、学校の中が全てじゃないので
学校でうまく出来てなくても
ご家庭に全ての問題があるとは思いませんよ。

苦しんで対峙して
うまく行かなくて
思い悩んで涙して
それでも周りに迷惑かけて

それなのに、そこに
「接し方が悪い!」だなんて思えるものか

私も言葉の遅いけーくんに
「もっと接して話しかけて触れ合って」と言われました。
…しとるわ!!!と憤りました。
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学校での今の問題無さも
けーくんが学校でやることが嫌じゃないから。
ルールを聞く
何かをちゃんとやる
に興味が向かっているのだと思います。


もともと衝動性も動より静タイプ。
やりたいことが大人しいのです。

周りの子が集まって指示を聞いている時に
一人外れてぼーっと空を眺めたり(宇宙と交信してると言われてた保育園時代)

学校でも動き回るというより
黙々と何かを書くとか。

入学して用意した自由帳は
二日目にして使い切りました。
一ページ一ページに数字が書いてある。(怖!笑)

新しく与えた自由帳がちょっと画用紙っぽい良いもので(家にあった)
大切に使って欲しいから、これは与えたくないなと思っていたけれど
その想いを感じてか
「お母さんがくれた自由帳」として大切に嬉しそうに使っているそうです。(先生談)
かわいいじゃねいか。




子供に対峙するのは親で
結局誰もかれも他人でしかないです。


育てにくい子とされる子を育ててると
心削れらることが沢山ある
それでも、たまにちょっぴり報われる時がある。



先生の話では
「素直でかわいくて、懐いてくれる時期は本当に短い。
小学3年、4年になってくると「ババア」って言われます。」

それくらいのお子さんを育てている先生の実体験も含め。

大変だけど可愛い時期は本当に子育ての中で一時。
あと二、三年。

可愛がらずしてどうする。
可愛く思わずしてどうする。


そう思うと、何かあるたびに
お母さんに泣きついてくる今は
たまらなく愛しい時期なんですよね。


大変だけど
大切にしなくちゃですね。



「けーくんは人懐こくて愛されキャラですよ」
そう言ってもらえて
良くも悪くもけーくんは空気読まず
天真爛漫に人に向いていくので、今の所うまくやっているようです。

これが年齢があがると
コミュニケーションも複雑になってくるけど
そうなって壁にぶち当たったらその時に考えたらいい。

今はひたすらに
好きを浴びせかけて
嫌がられるほど抱きしめていればいいや。

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