ハッピーピースピース!(8月22日)


3年前の今日、旦那様のまーくんが突然死にました。
享年41歳。私33歳。子供3歳と1歳。

何の変哲もない家族の運命が急に変わった。
日々当たり前の様に過ごし
無くなるとも思いもしないで
ある一件で腹を立て
そのまま目を見ず、話もせず
一生会えなくなりました。


一緒によりよく生きて行くためだった行為は
最悪の別れを引き起こしました。

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あれから3年
大分穏やかに過ごしています。
(昨日めっちゃ泣いたけど。笑
『命日前日に泣き続ける』



死んですぐの1年は
死に物狂いで自分の心と戦って

2年経った頃には
子供連れて死のうとまで思いました。

3年目は、成長した子供の育児に手こずり(発達障害)

それでも、あの頃に比べると
信じられないほど穏やかです。



涙は今でも、いつでも出るし
昔あった幸せだった頃の思い出を忘れることは出来ずに
もう戻らないと知っていても
何度も繰り返し頭の中で反芻します。
(そして、やっぱり泣きます)

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人からしたら
もう良い加減に立ち直ってるでしょ。
と思う年月かもしれない。


でもね。

違うんですよ。


愛した人を死して喪うということは
決して終わることじゃない。


受け入れられない事実を
いつしか受け入れて
その寂しさと一緒に生きていくということなんです。

悲しみも苦しみも無くなりはしない。

けど
それを他人から見えない様にできるようになるだけ。 


飲み込むことも
その上で笑うことも上手になるだけ。 



それは相手を慮ってのこと。(空気を悪くしないため)
そして自分が傷つけられないようにするため。 (自衛)



周りからしたら悲しみや故人が風化していく年月かもしれないけど
私からしたらその年月は薄れる時間ではなくて自分を強くする時間でした。

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三年という年月が一つの節目。

死別を経験した人が
『三年』という年月が一つの節目になったと多く聞きました。
(もちろん人によります)

そこからガラッと変わるわけじゃない。
全てが楽になるわけじゃない。

三年経ってやっと
向き合えるようになった。
進めるようになった。
思い出せるようになった。


やっと、スタートラインに立ったんです。



周りからしたら『三年』という長さは何かを終えるには十分かもしれない。
でも
三年経ってやっと、スタートラインに立てたのです。
それまでは、とてもじゃないけど心が崩れそうで無理。
(それでもひたすら前だけを見て来ましたけどね)

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いつだか、まーくんのことをみんなが忘れて
状況も世界もどんどん変わって
その時初めて本当の『独り』になると怯えていました。
その時私は、どう生きているのだろうと。


でも今ならわかります。
『独り』になることはない。

たとえ皆んながまーくんのことを口に出さなくなっても
まーくんのことを知らない人だけが周りに残ったとしても
私すら話題に出さなくなったとしても
私の中にはまーくんが溶け込んでいて
『死んでしまった』という事実も含めて
私と共に生きていくのだろうと。


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この3年間
喪ってしまったまーくんを
これ以上失うのが怖くて
ずっと髪が切れませんでした。



まーくんが死んだ頃は
肩上のボブ。
今や腰まで伸びた超ロングです。

まーくんが「良いね」って言ってくれたヘアカラーを
切り落とすことができなかった。

まーくんとの思い出が残るもの一つ一つを
手放すことができなかった。

いなくなってしまいそうで…
忘れてしまいそうで…




でもそうではなかった。



周りが変わろうと
何かが失くなろうと

まーくんを想った年月は
深く自分に刻み込まれて

むしろ死んだばかりの頃より
ずっと自分に染み込んでいると思います。

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だから
バッサリいきます。


今日は
まーくんを失った日であると共に
新しい自分が生まれた日


人生において何が一番大切か知って
何に縛られることもなく
自由に生きていけるようになった自分


新生せせらぎとして
今までをバッサリ切り落として来ます。


この後の人生
何が訪れるのかはわかりません。
命の時間も、出会う人も出来事もわからない。



だから
だからこそ
今、気持ち新たにスタートを切ろうと思います。

もちろんまだ泣くだろし
下手したら死を考えることもあるかもしれない。



でも
この3年間戦って来た時間は
どんな経験にも変えられない修行でした。(苦行。笑)

何があっても絶対に大丈夫。大丈夫。
私なら絶対に何が来ても大丈夫。(暗示)



毎年命日にブログで
まーくんへの贈る言葉を綴ってきましたが
今年は本に綴っています。

三年目の命日に絶対出版すると掲げて来た想い。

想いの通りに出版が決まり
そこでまーくんへの想いを届けました。







私、頑張ったんだよ。
この3年間、私、頑張ったんだ。








いや、マジで頑張ったし。(しつこい)


さて
新生せせらぎにどんなご褒美を与えようか。


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まーくんのことを想って作った動画
毎年の命日に再掲載して来ました。

今年を最後にします。

動画は削除しませんが
ブログの新しい記事で紹介することはないと思います。
(もしかしたら、節目の年に節目の時にしたりするかもですが…)
そう決めていました。

最後なので是非見てやってください。
まーくんという人が生きていたことを沢山の人に知っていただけると嬉しいです。




どこへ続いていくかわからない
まだ見ぬ素敵な人生へ!
さぁ、行こうじゃないか!



**************
愛した人を突然喪した
3年間の戦いの記録
やっとこ明後日発売開始!!

まーくんが死んでからのことを
綴り続けたものが本になります。

予約開始になった日に
Amazonカテゴリーランキング
一位になりました。(本当ありがたい)

旦那が突然死にました。
せせらぎ
エムディエヌコーポレーション
2020-08-24


サンプル(どどーんと一章分、先行配信しています)
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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→
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