三人で寝室でコロコロ眠りにつこうとしていると
けーくんが突然

「けーくんが赤ちゃんの時もここで寝てたんだよ」

と言い出しました。


昔の記憶に瞬間的に感情がトリップします。



悲しみにさらされることは分かっていつつも

会いたくて
あの時の幸福感に触れたくて
思い出そうとしてしまう。






『まーくんがまだ生きていた世界』





ゆーくんが来て生活が変わって
最近泣くこと自体少なくなったのに
急に溢れてくる涙


そうか
『涙が出る時は側にいる時だ』と
そう思ったら余計に涙が溢れる




けーくんが赤ちゃんの時
しーちゃんはまだお腹の中にもいなくて

生まれてすぐに今の家に越してきました。


まーくんは平日に帰って来ることなんてなくて(良くて終電)
ずっと、けーくんと二人で過ごしてた。

今思えば何をしてたのか疑問に思うくらい
ずーーーーっと二人きり。(育休中)

引越しの荷造り(身重の体)も荷ほどきも(出産後すぐ)
全部私一人でやった記憶があります。


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それでも寂しくはなかったし
ワンオペに一ミリも不満はありませんでした。

いないけど、まーくんの存在はずっとあって
電話をすればいつでも出てくれるし

初めての二人の子供の成長を
「かわいーね」「かわいーね」とずっと愛でていました。


何て幸せだったことか。

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今、横を見ると
まーくんが死んだ時のけーくん(長男)の歳(死別時3歳)を
超えているしーちゃん(次男・現4歳)がスヤスヤ眠っています。

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3人になってしまってから
大分、時間が経ってしまった。


まーくんは
どんな気持ちなんだろう。



その透明な手で
しーちゃんの頬を撫でているのだろうか

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けーくんを抱きしめて


私を見つめているのだろうか。 





今はもう
失った悲しみに嗚咽を漏らすことは無くなってきました。

それでも
あった時の幸せを感じてなのか
いない今の寂しさからか
見えない何かを感じ取ってのことなのか

どの感情にも収まらない
涙が流れ続けます。


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泣いている私を見て

「何泣いてるの?」って聞かれたら

「別に」と返して
ギュッと後ろから抱きつくんだ。


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「お茶でも飲む?」って言ってくれて

二人で仲良くカウンターに座るんだ。






もうない。





もう二度とない。






絶対に永遠にない。






離れる覚悟も
最後の言葉もない別れだった。


幸せな日々が
ある日プッと終わった。



まだきっと
何もカタがついてないんだ。



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↓突然に幸せが終わった『あの日』


↓どこかで見ていてくれているのかな
●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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『せせらぎの部屋』ではコメント返信します。
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