まーくんが死んで以降
ずっと避けていた彼の実家へ帰ることにしました。


飛行機をとり
いつもは車で空港に行くけども
今回の帰省で派手に飛んでいくお金を考え電車で行くことに。


手土産も、幼児2人連れては買えないだろうと考え
前もって購入&送ってしまったから安心。

重いもの、ギリギリまで家で使わない物は送っておく。


当日は着いてその日に使う荷物をまとめ
部屋を片づけて出発するだけです。


とはいえ3人分の荷物
そこそこの量です。

今までは荷物はまーくん担当。
2年経った今はもはや何の文句も言わずに私が持ちます。

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家を空けるときは
帰った時に気持ちがいいように
綺麗にして出掛けます。


バタバタと荷物の準備と家の片付けをしていて
「掃除機かけて出たいんだー」と言う私の言葉を聞いて


けーくんが何も言わずに掃除機をかけ始めてくれました。(神!)
一通りかけ終わって「けーくん掃除機しといたよー!」と報告してくれます。



けーくんにべらぼうに感謝を伝え
最後に洗濯干しをしている間

「まーくんより役にたつじゃんか。」

とブチブチ言っていました。

20190924_2


まーくんなんて生きていた時は
出発ギリギリまで起きないし
なのに荷物の準備はできてないし
起きないから、こちらの準備も終わらないし
ドタバタでイライラでした。


今は時間に余裕を持って出かける準備ができます。

そんな事を考えていると
突然鳴り出すアンパンマンのおもちゃ。 


20190924_3


うん、まーくんですね。
物申したいのですね。


おもちゃと言葉を交わしましたよね。
「うん。だってそうじゃん!」って。

最後のおもちゃのセリフは
「また遊んでね!バイバーイ!」でした。笑

笑っちゃいましたよね。
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今回の旅
出発間際に思い立って
まーくんの指輪をつけていく事にしました。


しばらくはつけてなかったけど
結婚する前には良くつけていた指輪。

代わりにつけようなんて思ったことないけども
指にはめてそれを見た瞬間に
込み上げるものがありました。

まーくんはもうこんなに小ちゃな存在になっちゃったんだなと
私の指に収まるくらい小さなものに。


『一緒にいる』


そう強く感じました。



2年ぶりの帰省。
仲違いが発生した場所。
沢山の思い出を作った場所。

一緒に4人で帰ります。 

中指にはめた指輪を
ギュッと握りながら
時たま溢れそうになる涙を堪えながら。 

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●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら

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そして掃除機をかけてくれたけーくん。
5歳の掃除機。
多分普通の5歳より角を丁寧にやってくれてたけど
見当たる小さなゴミがチラホラ
かけ直したい!

…でも、自分がせっかくやったのに
お母さんがやり直すのを見て傷つくんじゃないだろうか。

いや、5歳でそこまで考えないか

でも、もしやる気の芽を摘んでしまったら

と、小さな事でウダウダ悩み
結局かけ直さず出発しましたよね〜。


帰った時のスッキリ感が半減です。
でも、子供の心を優先しました。


ま、気にしてないでしょうけどね〜。


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