大切な人を亡くした後の未来
私は死別された方用の掲示板を開いていてポラポラそこにメッセージが届きます。子育て中の掲示板に寄せられたメッセージにぐっと思うところがあって私は届いたものに返信はしているのですが(うっかり漏れてしまってたらごめんなさい)長くなっちゃうと思うのでこちらに書か ...
私は死別された方用の掲示板を開いていて
ポラポラそこにメッセージが届きます。
子育て中の掲示板に寄せられたメッセージに
ぐっと思うところがあって
私は届いたものに返信はしているのですが
(うっかり漏れてしまってたらごめんなさい)
長くなっちゃうと思うのでこちらに書かせてください。
先月、28歳の旦那様を突然亡くし
8ヶ月の赤ちゃんを育てている方
『会いたい。話したい。抱きしめたい。』
彼女がそう言っていることは
私が葬儀での挨拶で話したものでした。
気持ちが痛いほどわかる。
何の疑いもせずあった未来が
突然に全てなくなったこと。
それに向き合っていくこれから。
『またあんなに幸せだと思える日は来るのか』
お答えしましょう。
私はまーくんが突然死んで4年半経ったので
何にも受け付けなかった死別当初の気持ちもわかるし
受け取れるものだけ受け取ってください。
(特に返信とかそういうのは大丈夫ですよ!
読んでくれるといいのだけど…)
メッセージをくれた彼女に対してだけど
同じように大切な人を亡くしたばかりで
未来が何も見えない方にも
4年ほど先の1つの例として読んでもらえたらいいな。
『またあんなに幸せだと思える日は来るのか』
ぶっちゃけ
来てません。(来てないんか!)
まーくんが死んで
私もこの先の幸せが知りたくて
必死に探しましたが
幸せだと豪語して生きている人は見つけられず…
ならばなってやろうと
ガムシャラに色々なことに飛び込んで
必死に生きてきましたが
今の所
来てません。(救いなしか!)
本当に幸せな時だったと思うから
戻れるものなら戻りたいと、今でも思うから
幸せ度でいうと、まだ足りてません。
これから足りるのかもわかりません。
4年半経った今も
時たま心引きちぎられそうになりながら
泣いている時があります。
けれど
4年という月日が
痛みを多少なり和らげたし
楽しいこともそれなりにあります。
それでも
我慢しないといけないことも
堪えて生きていかないといけないことも
何も変わりません。
人よりも辛い思いをする人生になってしまったことは
もう変えようのない事実で
それに必死に耐えて生きていかないといけないのも
悲しいかな宿命です。
でもね。
確実に言える。
『豊か』にはなったと。
幸せ度では負けるかもしれないけれど
豊かさでは段違いです。
悲しくて泣くことも
辛くて泣くことも
沢山あります。
でも
嬉しいことも
楽しいことも
以前のそれとは比べものにならないくらいの感度で
感じるようになりました。
それは
とても幸せなことだと思う。
大切な人を亡くした後の一年は地獄です。
でも、それを経て得た強さは何者にも変え難い。
経験なんてしたくない。
そう言っても
やりたくなくても、無理矢理やらされるんです。
何度も挫けながら
何度も心ちぎれながら
沢山泣いて
立てない時もあって
でも自分の足で立つしかなくて
そうやって
苦しんで苦しんで
何度も立ち上がった自分は
必ず自分の力になります。
悲しみと苦しさを感じすぎた心は
他の多くのものも感じられるようになります。
多くの人にたくさんの言葉をかけられるでしょう。
いろんな人の言葉や気持ちに触れて
人というものが見えてくるようになりました。
いろんなものを感じて
何を大切にして生きていかないといけないのかも
見えてきました。
私はそれを
彼が残してくれた『生き方』だと思っています。
彼の人生は終わってしまった。
でも
あなたの人生は終わってないんだよ。
絶対に素晴らしいものになる。
だって、彼が守らないわけがない。
大切なものを残され、教えられた自分の人生が
豊かで幸せにならないわけがない。
と、思ってます。
今はまだ戻りたいと思う。
でもきっとこの先
戻らなくていいかと思う時が来る。
まぁ、ざっと三年後くらいかな。
(だからトータル7〜8年後かな)
環境、状況、性格、人それぞれです。
何がいいかは一概には言えない。
けど
自由に生きていい。
好きなことをして
好きな時に泣いて
やりたいことをやって
やりたくないことはやらないで
他人の話なんて聞かないで
大切にしたいものだけ大切にして
自分が思ったことを好きにやったらいい。
たくさん甘やかして
たくさん癒して
思いのままに、心のままに
感情に蓋をしないで
思いっきり悲しんだらいいと思う。
それだけ
愛したという証拠だから。
いっぱいいっぱい泣いて
いっぱいいっぱい幸せなことが訪れるように
なんの力にもなれないけど
精一杯のエールを送ります。
頑張れ
頑張れ
頑張ろうね
負けたらあかん
大切な人が死んで四年半
泣きながら、苦しみながら
それでも、そう感じることすらも
幸せだなと思って生きてます。
それが今の四年半後の私です。
もし良かったら
オープンチャット も利用してみてね。
溜め込むことが一番良くない。
吐き出すことで楽になることもあるよ。確実に!
死別一年以内が、気持ちが近い人がいていいかもしれないです。
苦しい思いをした人みんなに
たくさんの幸せが訪れるように
心から心の奥底から
そっと祈ってます。
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<書籍発売中>『旦那が突然死にました。』
●まーくんが死んだ時の『始まり』から読む→こちら
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