手をつなぐこと
結婚してからも、子供ができてからも、2人目ができても。
けーくんが生まれ、保育園に2人で送りに行った帰りに
手を繋いで歩いていたところを、ママ友が偶然見かけたらしく
たいそう驚いていました。
「ウチなんて、触れるだけでギャ!ってなるのに。」と。笑。
そのやりとりをしたラインのグループにママ友みなさんとも
「うちもうちも!」
「本当に繋いでたの!?」
「信じられない」
の応酬でした。十数人いるのに、1人も「ウチもよくつなぐよー」という方はいません。
子供ができると、あんなに愛していた旦那さんなのに触られるのも嫌だ!となるのは
割とよく聞く話ですよね。
子供に意識が向いて、その子以外は敵!と本能がなるのでしょうか。
動物として正しい姿なのかもしれません。
子供ができた途端に旦那を食べる虫もいますしね。
まーくんも、会社で奥さんと手を繋ぐという話をした時
みんな驚かれたそうです。
そして「繋いであげるんだねー。」とむしろまーくんが褒められるという。
私が繋いでもらってたのか?そうなのか??
確かに、まーくんの方から私の手を取ることはありません。
なんなら一度もありません。
結婚後も前も、付き合い始めも!!(今気づいたぞ!このやろう!)
私がずっとひっついていただけ
寒くてポッケに手を入れている時は、ひっそりとお邪魔して
ベビーカーを押す時は、まーくんに押させて腕に絡みついて
こうではなく
こう。
2人の間を子供が繋ぐのではなく
2人の軸があって、子供達も一緒にいる。
そういう家族でありたかった。
遠出も近場もご近所も、どこでもかしこでも繋いでいました。
30代40代のいいお年なのに…。
ご近所さんにも目撃されて、だからこそ余計に涙を誘うという。
いつまでも仲のいい
おじいちゃんとおばあちゃんになりたかったのです。
子供ができても、お互いを大切にしよう。
名前で呼ぶことが大事だと聞けば、呼び名は名前で。
子供が巣立った後も仲良くいるために、いつでも2人の時間を大事にしよう。
そう思ってました。
そう思ってたのは私だけだったのかもしれませんが。
名前は恥ずかしいからと言って、呼ばれることはなく
ハグもキスも私から。(知ってました?夫婦のキスの頻度のランキング、ぶっちぎりで一位が毎日でした!)
甘い台詞を囁いて!の返しは「チョコレート、飴、砂糖砂糖砂糖…」
そんなにいつも繋いでいた手が突然になくなりました。
まーくんはおじさんの割に潤っていて、マジで赤ちゃんの様なフニフニの手をしていました。
私の手の方がカッサカサ。笑。
喧嘩をしていたこともあり、久しくずっと繋いでいなかった。
触れた時にはもう、体温はありませんでした。
あんなにフニフニで暖かかったのに、冷たく、固まってしまった手。
もう二度と、触れることができないあの手。
そう思ってました。
でも、なんと
見つけたんです。同じ手を!!
けーくんの手。
子供だから、潤っていてフニフニです。
本当に一緒!
まさか4歳児と同じ質感とは。
おそるべしまーくん。
サスサス、にぎにぎ、ずーっとしています。
私がやってきた『老後も仲のいい夫婦』でいるための努力。
残念ながら無駄に終わりました。
でも、無下にして悪い関係にならずに良かった。大事にして良かった。
「大事にした!」と本当に胸を張って言えます。私は!私はね!!
まぁ結婚5年なんて、まだ新婚の延長みたいなものですけどね。
長く一緒にいたら、恋のフィルターがどんどん薄れ、まーくんを嫌になっていたかもしれません。
その前に逃げたんだね。
いっぱい愛されている状態でお別れしたかったんだね。
ずるいよ。
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