きみといっしょに。〜死別。旦那が突然死にました〜

突然天国に行ってしまった旦那のまーくん、そして残された子供達と私の物語。

2017年10月

葬儀社。お世話になりました。家の近所に“まごころ葬儀”の葬儀社があってそこを通る度に、いつかここにお世話になるのかなぁとぼんやり思ってました。まさかこんなに早くお世話になる羽目になるとは…まーくんが死んだ日に、警察から「明日の遺体移行時には棺がいるので ...


葬儀社。お世話になりました。
家の近所に“まごころ葬儀”の葬儀社があって
そこを通る度に、いつかここにお世話になるのかなぁと
ぼんやり思ってました。

まさかこんなに早くお世話になる羽目になるとは…


まーくんが死んだ日に、警察から
「明日の遺体移行時には棺がいるので、今日中に葬儀社に連絡してください」
と言われました。

今日中!?さっき死んだのに、すぐにネットで検索して
どこがどうだと決めないといけないの!?
無理。無理無理無理。

父に
「葬儀社に連絡しろと言われたけど、今はムリ。」
というと
「明日でいいよ。」と

ていうか、みんなそうなの!?
そんなにパッパと動いているの!?
本当に無理。無理無理無理。
現実すら受け止められてないのに…



翌朝、葬儀社決めねばねと父母と話していて
近くに“まごころ葬儀”があるよという情報だけ流しました。


どんな葬儀社がいいのか、まったく分からない状況
でも、変な葬儀にされたら嫌だし、金額ふっかけられても嫌だし。

まーくんを送るにあたり、最低限の要望だけ母に伝え
・まーくんの好きな奥田民生を流したい
・家族の動画があるから動いているまーくんを見せたい
・まーくんの仕事の作品を並べたい

最低限、これだけはしたいと伝えました。
まーくんがどんな仕事をして
みんなが見たことある様な仕事をして
彼が生きた証を伝えたかった。


母が“まごころ葬儀”に早朝走って行きました。

お金はなかったので高額は払えないけども
あまりにみすぼらしい葬儀もしたくない
そして刻々と迫る棺の必要時間

“まごころ葬儀”は棺は用意しますし、
要望が叶えられる会場も探すの手伝いますよ。
でも、他の葬儀社に決められたらそれはそれで…
ということで、ひとまずお願いしました。

会場がまぁ決まらず
場所が悪かったり、音楽流せなかったり、
スクリーンなかったり、みすぼらしかったり、
人数入らなかったり、、、、
まぁ難航しました。

人数が一番のネックだったかな。
150人くらいは来てくれるという算段でしたが
それだけ入って、音楽流せて、立地もよくて…云々
立地は私はどうでも良かったのですが
父母が駅近じゃないと来づらい。ということで駅近に
蓋を開けてみれば400人を超える方々に見送ってもらえました。
通夜 旦那の人脈に圧倒される。
駅近で良かった。

葬儀社がどういうところがいいかなんて分からないし、
お世話になっちゃったし、
大手じゃない地元の葬儀社の方が信用問題大切だから
割と良いところが多いというネットの情報を信じ
“まごころ葬儀”にお願いすることにしました。


お金をかけたくないという こちら側と
香典代でまかなえるという あちら側
そういうことじゃなくて、お金は少しでも子供達との生活に残したいという こちら側と
でも香典代でまかなえるという あちら側


結果、当初立ててた予算のの4倍近くかかりました。
でも当初立ててた見込み人数も4倍近くだったし、
そんなもんなのかなと。
考える気力もなく。GOサイン。
葬式ってお金かかりますね。

よくわかんないけど、この費用が必要だと言われたら
出さざるを得ない。
やったことないけど、結婚式は全部に納得して出してる気がするけど
火葬費と火葬埋葬費とどう違うの!?みたいな
(ネーミングはまったくのうろ覚えです…)



担当してくれた方は
THE宝塚さん。
男らしい女の方でした。

キビキビしていてハキハキしていて
私は好きでした。
まーくんも割と面白がってくれるかと。

葬儀の最中にマイクで私(喪主)の名前を間違えるという大失態を犯し、
読経中にアラームが鳴るというあわや大失態かを犯し(葬式 旦那とお別れの日)、
他の親族がプリプリしてる中、
私はそれでも好感度を保ちました。


彼女がふと、目頭を抑え顔を背けた場面を見たから。


仕事として、多く葬儀に携わっているであろう彼女が
まーくんの死を悼んでくれている。
幼子を残したからか、参列者が多いからか、
悲しくても良い葬儀だと思ってくれている。
と思ったからです。

目にゴミが入っただけかもしれませんが。


ちょっと変わった人に送ってもらえた。
それだけで十分です。
予定調和を嫌ったまーくんも満足であろう。


20171031

葬儀の諸々打ち合わせをするにあたり
納骨に関して
「全部持たなくても、まだお若いですし
今後の人生がありますから…」
と言われました。

墓でも買っちゃうか!みたいな気持ちでいたのに
クールダウン。
そうか、私にはこれからの人生があるんだ。
どんな人生かは分からないけど
まーくんのいなくなった人生が始まるんだ。


分骨にしました。
本体は実家の海の近くへ。
でも、しばらくは私のそばに置いておきます。
気のすむまで。
何年であろうと。



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警察、嫌いです。高圧的というか、冷たいというか。駐禁も切られるし、ネズミ捕り的な取り締まり。違反金も今までに何度払ったことか。(自分が悪い。。)ほんと、何なんですかね!ちょっと痛いな。ていう金額を払わされる。(当たり前)被害者、守るべき立場として関わる時 ...


警察、嫌いです。
高圧的というか、冷たいというか。

駐禁も切られるし、ネズミ捕り的な取り締まり。
違反金も今までに何度払ったことか。(自分が悪い。。)
ほんと、何なんですかね!ちょっと痛いな。ていう金額を払わされる。(当たり前)

被害者、守るべき立場として関わる時はすごく良い人に見えるんですけどね。(自分勝手)

けーくんが、お世話になった時もすごく良い人だった。
(けーくん家から勝手に出て行方不明になったことあり…そのうち書けると良いな。)


今回は…
すごく、すごく、すごーーーーく嫌な感じだった。
彼らは普通に仕事をしただけ。わかってます。

でも、
こちとら家族を亡くしとるんです!それも突然に!



まーくんは、自宅で死にましたが(あの日 旦那が死んだ日
その時誰も家にいなかったこと、特に病院に通ってなかったこともあり
死んだ時の時間や状況が分からず完全なる不審死扱いでした。
なんなら事件性を疑われるという…私が殺したのか!?


私が家に帰った時、駐在さんはいましたが
ちょうど刑事が来るタイミング。

不審死なんで交番レベルではなく、所轄の刑事の登場です。(ドラマっぽい!)

挨拶もさらっとされ(いや〜始終冷たかったな)
お悔やみの言葉もなく(もしかしたら私が犯人かもだしね)
そういえば刑事ドラマもお悔やみの言葉は言ってないな…



死んだ事を突きつけられたばかりの私に
いろいろと、いろいろと質問されました。

部屋の状況は変わってないか、鍵はちゃんとあるか、
通帳はどこにあるか、実印はどこか、携帯のパスワードは知らないか、
なぜ家にいなかったのか、いつ聞いたのか、どこにいたのか、
病歴はないか、いつ結婚したのか、子供は、生年月日は、、、、、


「私、疑われているんですか?」
「私、殺っていません!」
ドラマの中の台詞を本当に言いそうになりました。

そうしたらきっと
「事務的な事ですので」
と言われたんだろうな。



その間も鑑識さんが、部屋中の写真をパチリパチリ。



部屋には入れなかったけど、見えている足を触ろうとしたら
「触らないで!」と一括されたり…
なぜ妻が夫を触ってはいけないのか。
私のものだ。なぜ止められなくてはいけないのか。

携帯も見られるのが嫌だったので
「パスワードわからなかったらどうするんですか」と嘘をついてみたり。
そうしたら持っていかれるという事と、
調査が長引くから遺体引き渡しも長引くと言われ
なくなく観念し、パスワードを教えました。

鑑識が終わり触る許可が降りたので
しばらくまーくんの横に寝ました。
いちいち「顔は触ってもいいですか?手は?抱きしめてもいいですか?」と伺いながら。
私のものだ。なぜ許可を取らねばならん。



顔に被せるものはないかと言われたので
遺体を見ずに部屋に入り、白っぽい、でも花柄のハンカチを渡しました。

フムフム、遺体にかかってる布は、その家のものなのですな。

20171030_1


遺体を運び出す算段になった時も、
どっちを持つだ、どこを持つだでヤンヤヤンヤしてたり…


違う警察の人に、最後にまた名前と生年月日を聞かれ
「さっき言いましたけど?」と言うと
「すいません、もう一度お願いします。」だと。
その際、私の話を聞いてメモっていた紙に書いていたので覗いたら
本当に走り書きのメモじゃないか!
どこがどの情報か分かるのか!絶対にいろいろ漏れてるでしょ!
みたいな感じでした。


仕事のできない感じ…
効率も人当たりも、通常の会社だと仕事できない人だろうなという感じでした。


後日に遺体引き渡しに出向いた時も
言われた時間に行ったのに
「多いな。待合室ないので外で待っていてもらえますか?」と
警察から追い出され、
小一時間ほど待たされたあと、「もう来てください。」
と言われたので戻ると、また更に2時間3時間待たされました。

今日は遺体の監察が立て込んでいて3件目で、
監察医もまだ来てないとかなんとか。
ほんと、時間分かってから呼んで!
ほんと、仕事のできない感じ…

にしても「多い。」て何!?
昨日死んで、みんな寝耳に水で、信じられなくて
警察で顔を見れるっていうから、
まーくんの両親も、兄弟も覚悟して気持ち奮い立たせて来てるのに。

ここで見なきゃ遺体解剖に連れてかれて、
顔を見るのが先になるのに。

なんなの!?



私の母も「だから警察っていや!もうイライラしちゃう。」と
イライラオーラ前回。
それはそれで、落ち着いてよ。。て感じでしたが。。
(みんな信じられなくてうな垂れてるんだよ。そっとしといてよ。)



検死終わりました。顔見れます。
と連れていかれた先は駐車場。

遺体解剖にまわす一歩手前の
車へ乗せる前にちょっと見るという感じでした。


ドラマでありそうな、暗い部屋の中に寝ていて皆んな泣き崩れるとかではなく
すでに棺桶入り…

棺の蓋を開けて、来た親族が順々に見て、それぞれ泣き崩れる。
義母さまも嫌だ嫌だと顔を見て
「けーくんの寝顔みたい」と言い、
私も家では見れなかったけども、父に促されて見ました。
綺麗に眠っていました。

その間も、始終冷ややかな目でみている刑事。
「もういいですか?」と。
よくないわ!正味4時間近く待たされて、
もう良いか聞かなきゃなのも分かるけど、よくないわ!!



右京さーん!右京さーん!右京さーん!!
特命係に対応して欲しかったぁ。
相棒との思い出


20171030_2

↓そしてまさかの2年目も別件で事情聴取されるだなんて…

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相棒のことが大好きでした。いつも気にかけて、会えなかった時は残念で…それでも楽しくて楽しくていつも一緒に…観てました。そう『相棒』。テレ朝の刑事ドラマです。大好きでした。毎回毎回録画で録って子供達が早く寝てくれた時は「見る?」を合言葉に、夜に夫婦二人、ポ ...



相棒のことが大好きでした。

いつも気にかけて、会えなかった時は残念で…
それでも楽しくて楽しくて
いつも一緒に…







観てました。







そう『相棒』。
テレ朝の刑事ドラマです。
大好きでした。

毎回毎回録画で録って
子供達が早く寝てくれた時は
「見る?」を合言葉に、
夜に夫婦二人、ポテチとビール(私はジュース)でしっぽりと見てました。

もう7〜8年録画して見てましたね。
大体10月から2クールやるんですよね。
相棒の季節が来たね。などと話して…


20171029_1


はまり始めたのはいつだったか、
その日の事は覚えています。

2人で家でまったりしていて、
相棒のスペシャルの再放送がテレビで流れていました。
出かける用事があったので、準備をしつつ
「これ、おもしろいやつだ!よく出来てるんだよ。」とまーくんに教えてあげ
「ふーん」と、何となく流し見していました。

私は先に出なくてはいけなかったので
何だか真剣に見始めているまーくんに
「もう出るよ!すぐ来てよね。まーくん来なきゃ始まらないから。」と言うと
「わかったー。」
「絶対だよ!最後まで見たら間に合わないからね。最後まで見ちゃダメだよ!」と言うと
「わかった。わかったー。」




案の定最後まで見やがってから
遅刻で現れました。
「面白かった!」と大層気に入ったようです。



その頃から、再放送は全部撮り
これからやるものは予約録画。

シリーズほぼほぼ全部見たはずです。



私たちの見方はマニアックで
ストーリーの良し悪しも討論しますが(討論てw)
画角がよかった。脚本がな。
演出はよかったのに。などちょっと違う方向から見てたり。

そんな討論をいつものごとく
当たり前に、画角だなんだ言っていたら
その場に居合わせた姪が本当に引いた目をしていました。
人が本気でひく姿を目の当たりにしました。

20171029_2




ディズニーランドに行った時も
夜になったらふと相棒の話になり、
近くのイクスペアリで上映してる!と分かったら
そうそうに退園して『相棒』を見に行ったり。



まーくんの仕事仲間が『相棒』の映画のポスターを作ると分かると
「何でやんなかったの!」と一度は責めたものの
「でも、相棒の裏側は知りたくないね」と
相棒愛が強いゆえにやらなくて良かったねと結論に至ったり。


ちょっと気持ち悪いくらいです。笑。




この10月から、新シーズンが放送しています。
一応録画している。
撮れているかは分からないけど。
もう見ないんだろうな。とだけ思っています。

あんなに見ていたのに、楽しみにしていたのに。



一人で見たってつまらないよ。



それとも、私の目を通してまーくんも見てるのかな。
「見たらいいじゃん。」て言うだろうね。キミは…


↓相棒ファンの私が、リアル警察のお世話になるだなんて…
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棺に沢山の寄せ書きをしました。 通夜や自宅に来てくれた方に一言お願いしますと言って。 黒は使わず、カラフルに送ってあげたかった。 沢山の気持ちとメッセージを持っていけるように。 書いてもらった上から、通夜の夜にけーくんが走り回りながらグルグルと線を引い ...


棺に沢山の寄せ書きをしました。
通夜や自宅に来てくれた方に一言お願いしますと言って。

黒は使わず、カラフルに送ってあげたかった。
沢山の気持ちとメッセージを持っていけるように。
書いてもらった上から、通夜の夜にけーくんが走り回りながらグルグルと線を引いてました。ゲハゲハ言いながら書いていました。

読めなくなったメッセージもあるけども、私達が読むものではなく、まーくんが読めれば良いかなと。けーくんの落書きも嬉しかろう。

私も、まーくんと最後の夜を共にした時に一言だけ書きました。

にしても、棺に書いていいものなんですね。

発案者はカメラマンのSさん。
まーくんが尊敬してやまない人です。
まーくんより年下だけど、仕事ぶりも精神面も本当に尊敬してました。

S教の信者の様です。
Sさんが、
断食をしたと言えばやってみたい。
あれがよかったと言われれば欲しい。
とても、崇拝していました。

自分にはない物の考え方ができる。
仕事の上でも目から鱗のアイデアをくれる。信頼している。Sくんはすごい!

Sさんは、通夜葬儀に参列できないかもと、通夜の前日の夜に訪ねて来てくれました。
結婚写真を持って。

結婚の時、式も披露宴もしませんでしたが、写真だけはちゃんと撮ろうと、Sさんにお願いして家族写真を撮りました。

写真で笑顔のできないまーくんが、その時の写真は満面の笑みで笑っています。
五年もまえだけど、遺影として使わせていただきました。とてもステキな写真。
私も若くてかわいい。笑。

まーくんに初めて連れていってもらったロケ撮影の現場もSさんの撮影でした。

そんなSさんが、棺に寄せ書きをしたらどうかと。悲しいのはきっと本人が望んでないから、言葉は違うかもしれないけど楽しく送り出してあげたい。と。

悲しいよ。と思いつつ。寄せ書きには大賛成。義父母様も田舎の人だし嫌がるかなと思っていたら、そりゃいいと乗り気。


一筆目は誰もが躊躇するからと、
動じる事なく棺の蓋にでかでかと一発目を書いてくれました。

「まーくんに一言!」と、かわいい、ゆるい猫ちゃんのイラストと共に。

こう、さらっとやれるところが本当にすごいなぁと、私も尊敬しています。


20171028



最後の最後に素敵なアイデアをもらえて良かったね。まーくん。
そういうところが好きだったんだよね。



後で、蓋には書かないで!と葬儀社の人に言われたのは秘密です。




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あんなしょーもない男。 と思った方がいい。 もっと他にいるかもしれない。 遅刻の常習者で、何度約束を破られたか。 イベントを大事にせず、何度誕生日を祝ってもらえなかったか。 出かけても仕事ばっか。あくびばっか。タバコばっか。 それでも、愛し ...


あんなしょーもない男。
と思った方がいい。
もっと他にいるかもしれない。

遅刻の常習者で、何度約束を破られたか。
イベントを大事にせず、何度誕生日を祝ってもらえなかったか。
出かけても仕事ばっか。あくびばっか。タバコばっか。


それでも、愛していた。
愛していたから悲しいこともいっぱいあった。
想いが通じず、気持ちが見えなくて泣いたこともいっぱいあった。

でも、あんなに話を聞いてくれる男の人に出会ったことがない。
あんなに買い物に付き合ってくれる人を聞いたことがない。
あんなに愛され許されてる人を見たことがない。

もう出会えない。
「ウチの旦那くらいならそこらにいるけど、まーくんほどはいないだろうな。」
と、言ってくれた人がいた。

この人以上には出会えないと思って結婚した。

私が怒ってると、謝りはしないものの、
いそいそと洗い物をしてくれた。
子供達と飽きることなく遊んでいた。
外食すると自然に私に取り分けてくれた。
回転寿司は一皿を半分こ。
センスのない私に着ていく服の相談をしていた。
夜帰ってきてスナック菓子を食べていた。私が起きると食べさせてくれた。
お酒が好きだった。

全部を愛していた。
会いたい。話したい。




ひとりにしないで。




あんな、しょーもない男でも好きだった。
愛が冷めていたらどんなに楽だったか。
喧嘩をしていたから、
死んだ時 最悪の2人の関係①死んだ時 最悪の2人の関係②
死んだとわかった時すぐには喧嘩の怒りの方が上回っていて
悲しくない瞬間もふと訪れていた。
でも、
時間が経つにつれ寂しさがよぎる。
怒りなんて、どうでもいい話。
いてくれたら、生きていてくれたらどんなに良かったか。

仏教の言葉に「愛別離苦」がある。
愛する人との別れのこと。
説かれている苦の中で最も苦しいものだとされている。

本当に苦しい。
本当に本当に苦しい。


20171027

でもこれが、最も苦しいなら
乗り越えたら楽しく生きていけるんじゃないかとも思ってみたりする。



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大好きなカメラマンのCさん。 元々はまーくんの仕事関係の人です。 とても素敵な写真を撮る女性。 まーくんの事を好きだと言ってくれて(恋愛感情とかではなく) 彼女の旦那さんも含めて、家族ぐるみで遊んでくれていました。 けーくんの事も、しーちゃんの事もとても可愛 ...



大好きなカメラマンのCさん。
元々はまーくんの仕事関係の人です。

とても素敵な写真を撮る女性。

まーくんの事を好きだと言ってくれて(恋愛感情とかではなく)
彼女の旦那さんも含めて、家族ぐるみで遊んでくれていました。
けーくんの事も、しーちゃんの事もとても可愛がってくれてます。

けーくんの七五三の写真も撮ってもらいました。両家家族で神社に行くのを同伴してもらって。
(まーくんの実家の方では3歳でやるみたいです。)

私も大好きな女性。
まーくんも大好きな女性。
よく飲みにも行ってたそうです。



彼女が訃報を聞いたのは、仕事仲間からの別ルートの様でした。

私は始終ぼーっとしていたので、
連絡はまーくんの会社か、親戚にお願いしており、
聞いた時の彼女のリアクションは分かりません。

訃報を聞いた夜、私の顔だけ見に来てくれました。
まーくんは家にいましたが、それは見れないと言って。

玄関を開けたら、肩を震わせて立っていました。
私の顔を見つめ、感情を堪えながら。
でも、次の瞬間ぶわーっと、
泣きながら抱き寄せられました。
「ごめんっ〜、私ちゃんの顔を見たらだめだぁ〜。」

後にも先にも私を抱きしめてくれたのは彼女だけです。

普通に挨拶したのに、
抱きしめられた瞬間に決壊して
ぶわ〜っと、大泣きしました。

受け止めてくれた気がして、すごく嬉しかった。
彼女も受け止めて欲しかったのかもしれない。

また明日来ると言い彼女は帰りました。

20171026

夜、枕元にあるまーくんの携帯が鳴り、目をやるとCさんからラインが…





「ねぇ、まだまだ話したいこといっぱいあるよ」




中は見ずに表示されたものを見ただけです。
もう読み手がいない携帯。
でも繋がっている携帯。
まーくんに届くかもしれない。
もう届かないなんて信じられない。
つい、この間までいたはずなのに。

未だに、まーくんの携帯は解約できてません。会社所有の物なのに…スミマセン…

もういないんだけど、
最後の繋がりの様な気がして。

次の日、彼女はまた来てくれて。
絵本をいっぱい抱えて。

けーくんと、しーちゃんが受け止められる様にと。本屋で泣きながら探してくれたらしいです。

「わすれられない  おくりもの」

いくつかあるんですけど、タイトルだけでヤバいです。
本当にありがたい。
ありがとう。



にしても、絵本の中で死ぬのはみんな老衰。
若くして突然死んだ時の受け止め方はどうしたらいいのかしら。。


↓本当にいつまでも愛をくれるCさん夫婦。そしてまーくん。

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ウチには一つ決まりごとがあった。 臭くなって来たらダンディな俳優の名前を言う。 「ロバートデニーロになって来てるよ。」などと。 もっと的確な俳優さんだったのに、忘れた。。 もう聞ける人もいない。まーくん。誰だったけ。 ロバートデニーロとかアランドロンとか ダン ...


ウチには一つ決まりごとがあった。
臭くなって来たらダンディな俳優の名前を言う。
「ロバートデニーロになって来てるよ。」などと。
もっと的確な俳優さんだったのに、忘れた。。
もう聞ける人もいない。まーくん。誰だったけ。
ロバートデニーロとかアランドロンとか
ダンディーでかっちょいい人。言われて悪い気がしない人。

職業柄、風呂に入らないことがある時がある。
40歳も過ぎたし、タバコも吸うし、加齢臭なのか臭い時がある。
自己責任だけど、臭いって言われたら傷つくでしょ?
でも他の人に思われるくらいなら、嫁の私が教えてあげたほうがよいでしょ?

という訳で、「おい!アランドロンになってるよ!」と伝えてあげる。


そんなアランドロン、死んじゃいまして。
旦那がこの夏、天国へいきました。

もう二度と「おい!アランドロンになってるよ!」という事はなくなりました。
彼の臭いを感じる事もなくなりました。


時には臭い!と思っていた臭い。もう嗅げないかと思うと悲しくてならない。

死んだ時、家に私が帰った時(久しぶりの対面
他の人が来る前に、まーくんの洗濯物を確保しました。
誰にも洗われない様に。もう、これしかないのだから。

くしに絡まった髪の毛も保存しました。
生きていた頃は「あぁ汚い!捨ててってば!」と逐一捨てて回ったのに。
まーくんのDNA。まーくんのDNA。ハァハァ。と ←もう病気。

もう二度と手に入ることのない愛おしい、愛おしいもの達。
あの頃はあんなに嫌だったもの達…。
もう手に入らないって言われると欲しくなる人間の心理。。

彼が生きていた部屋。
生活していた様子が伺える状況。まーくんの姿が見える様な部屋。

彼が洗った食器達
(動かさないで!触らないで!) 

最後に見た机の仕事道具
(動かさないで!触らないで!)

煮出していたお茶
(飲まないで!触らないで!)←後日冷凍保存 

買って来て食べようとしたであろうファミマの麻婆豆腐
(食べないで!捨てないで!触らないで!) 

出しっ放しの薬
(捨てないで!触らないで!)

全部全部触らないで!
まーくんがいなくなっちゃう。
まーくんがいなくなっちゃう。


20171025

死んだ訃報を聞いて、集まって来た親戚や友達達。
狭いウチにひしめき合っているのに
あれも触るなこれも触るなと、居づらかったでしょう。。

でも嫌だった。
触らないでと言っても、いる人数の多さから徐々に徐々に変わっていってしまう部屋。
仕方のない事。いつまでもそのままにはできない。
でもとてもとても悲しかった。

早急に友人のカメラマンのCさんに来てもらって
まーくんが生きていた時の生活を撮ってもらいました。

ここはまーくんがこうしてた物、場所。と説明しながら
二人で泣きながら撮り周りました。

これから始まる3人暮らし。
時が経つにつれて家の中は変わっていくでしょう。
まーくんがいた時の生活を残しておきたかった。

クローゼットにかかっている洋服はまーくんの臭いが残っていて
たまに洋服ごと抱きついては、泣いています。
臭いと記憶は直結してるって聞いたことがある。
自然と涙が出て来る。

変わっていく生活。
変わっていかなければいけない私達。
でも、まだ手放すことはできない。
まだ失くす事はできない。。

もう少し、このままで…


ちなみに
冷蔵庫に入っていた麻婆豆腐は、「私が食べるんだから!」と突っぱねてたのに
いざ食べる時は、時間が経ち過ぎてて悪くなって、結局捨てました。とさ。



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フェイスブック始めました。登録だけして特になにもしていなかったもの。今回の件にあたり、始めてみました。まーくん方の友達や親戚などで、直接私に連絡取れる感じではないけど、子供達やその後が気になる方もしかしてまだ彼の死を知らない方にみてもらえると良いなと思い ...


フェイスブック始めました。

登録だけして特になにもしていなかったもの。

今回の件にあたり、始めてみました。

まーくん方の友達や親戚などで、
直接私に連絡取れる感じではないけど、子供達やその後が気になる方
もしかしてまだ彼の死を知らない方
にみてもらえると良いなと思いまして

そして
いつもならまーくんにしていた日常のくだらない報告をできる場として
いつもならまーくんにしていた子供達の成長を伝える場として


特定の誰かに報告を繰り返してたら重荷になるかなと。
どうでもいいわー!みたいな話もあるかなと。
不特定多数に送れば、送りたい欲求も満たされるし誰かの負担にはならないかなと。

連絡が途絶えると、関係も途絶えがちになりますからね。

まーくんのフェイスブックで私を友達として認証してもらうために
久しぶりに彼の携帯をあけました。

なんと、まーくんのフェイスブックのアイコンはジーザス(キリスト様)。
死んどるがな!
まーくんは12月25日生まれでした。
あまりにも通夜や葬式でまーくんのことを皆んなが褒めるから
「神の子か!」と義母さまと話してたりして
生まれが12月25日だったことを思い出し、本当に神の子か!と笑ったり。。

いやー、にしても、
死んどるがな!!(2回目)

20171024

そんな予期をしていたかのようなまーくんと
死んでから友達になりました。

にしてもフェイスブックってすごいですね。
こんなにもつながるものかー。と、感心しっぱなしです。
実際、「まさかとは思いますが、彼生きてますよね?」という連絡も来ました。

私の連絡先を知らない方々からも
暖かいメッセージが届いたりしました。
フェイスブックしなかったら、繋がらなかった関係だなと思います。
マーク・ザッカーバーグに本当に感謝したい。
ありがとう。マーク・ザッカーバーグ。


そんなフェイスブックをチョイスしたにあたり
ツイッターか、インスタグラムか、フェイスブックか、ブログか悩みました。
(全部カタカナ。笑。)
どれが一番適しているのだろう。
なにが一番私の欲求を満たしてくれるのだろう。

そんな相談を22歳のまーくんの姪にしました。
手軽ならツイッター。見たい人だけ見ればならブログ…など。

色々考えた結果、決め手の一言
「まーくんの歳ならフェイスブックだと思う。」
なるほど!!目から鱗。
インスタやツイッターは気軽だし良いかもだけど
参加年齢が若い!気がする。
40歳過ぎたまーくんの交友関係はフェイスブックがどんぴしゃでした。

ありがとう22歳の若き乙女。
状況が把握できる頭の良い乙女ですね。


↓そんな姪ちゃんは生前、せせらぎ家に居候していました。家族のような存在。子供達も私も大好きです。

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本当はずっと、おっぱいあげるつもりでいた。 最後の子だし、もう用無しになる乳だから、最後だと思えば「いつまでも吸ってなさい」という気持ちだった。 あの日から突然終わってしまったおっぱい。 心構えもなく、まさに断乳。 ...


本当はずっと、おっぱいあげるつもりでいた。
最後の子だし、もう用無しになる乳だから、最後だと思えば「いつまでも吸ってなさい」という気持ちだった。

あの日から突然終わってしまったおっぱい。
心構えもなく、まさに断乳。

ごめんね。という気持ちと
夜の泣きに、心が折れそうになった時もあった。


今思えば…

ほんっとーーーにやめて良かった。
もう、めっちゃ楽!
めちゃめちゃ楽!!
なんなの?こんなに楽ならもっと早く辞めてればよかった。もう、皆んな教えてよ!くらいに。

夜に泣くこともあるけれど、ぜんっぜん楽!
朝の5時 キミには何が見えてるの?


授乳期間は全然ご飯を食べなくて
小さなおちょぼ口で一口二口。
あとは、おっぱい!おーっパイ!

やめた途端に…
何なのその食欲は…
もうやめときなよ…
食べ過ぎだよ…どんだけ入るのよ…

どのくらいかというと、
食べたその後に抱っこをせがまれて
抱っこの拍子に腹が押されて大量嘔吐するくらい。

なんなのさキミは…


20171023


歩き方もつま先立ちで、
手を後ろに組み、
ヨタヨタと歩いていて、
みんなから最近しーじーちゃんて呼ばれてるよ。
その様子を鏡でチェックして歩いてるよ。


なんなのさキミは…



まーくん。
ただただ、かわいいって言っていたしーちゃんは、まーくん好みの面白い子になってきてるよ。
見えてる?まーくん。
一緒に見たかったよ。まーくん。



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毎日あることは当たり前で なかなか、そのことの幸せに気付きにくい。 失って初めて気付くとは、よく言ったものだ。 幸せなことだとすら思ってなかった些細なこと。 どうでもいい報告ができる。 愚痴が言える。 電話をしたら出てくれる。 ティッシュを取 ...


毎日あることは当たり前で
なかなか、そのことの幸せに気付きにくい。
失って初めて気付くとは、よく言ったものだ。

幸せなことだとすら思ってなかった些細なこと。

どうでもいい報告ができる。
愚痴が言える。
電話をしたら出てくれる。
ティッシュを取ってくれる。
今日何食べる?と相談できる。
お店探索ができる。
おいしいねを共有できる。
残したら食べてくれる。
…食べ物ばっか。笑。

ほんに些細なこと。
それが当たり前のようにできる存在が、いつも側にあるということの幸せ。

もういない。
当たり前のように側にいてくれた人はもういない。
それも突然に。

ないものばかりに目がいって愚痴をいっぱい言ってた気がする。
そこにあるものに気がつかなかった。

失ったものはもう戻らない。
今あるものに、今目を向けよう。

子供達は「おかーたん!おかーたん!」
と寄ってきてくれる。
たまに面倒くさ…大変な時もあるし、
イライラする時もある。
でも、あと何年そう言って抱きついて来てくれるだろうか。

突如いなくなってしまう可能性だってゼロじゃない。
私がいなくなる可能性もゼロじゃない。

抱きしめよう。
ありがとうと大好きだよを何度も言って、
いつでもどこでも抱きしめよう。

彼らが幸せでいられるように。
私が幸せでいられるように。

20171022



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喧嘩中で別居状態。一人で天国に行ってしまったまーくん。死んだ時 最悪の2人の関係①死んだ時 最悪の2人の関係②訃報を聞き駆けつけ、部屋に入った時部屋はものすごく綺麗でした。普段実家に帰省してから家に戻るとまさに一人暮らしの男の部屋状態。洗い場には洗い物だしっ ...


喧嘩中で別居状態。一人で天国に行ってしまったまーくん。

死んだ時 最悪の2人の関係①

死んだ時 最悪の2人の関係②


訃報を聞き駆けつけ、部屋に入った時
部屋はものすごく綺麗でした。

普段実家に帰省してから家に戻ると
まさに一人暮らしの男の部屋状態。
洗い場には洗い物だしっぱなし、ごみ散らかし放題
洗濯物ぐちゃぐちゃ。

でも
ものすごく綺麗でした。

洗い物は洗ってたし、洗濯もちゃんと洗濯カゴに。
ゴミは分別してゴミ箱へ。出しっ放しのものもなく。

すごく綺麗だった。
ちゃんと一人で生活していた。

最後のLINEには「反省して過ごしています。」
と書いてあった。
反省して、ちゃんと生きていた。
真っ当に、背筋を伸ばして。ちゃんと生きようとしていた。


汚い荒れた生活の中で死んでしまったら、本当につらい。

最後のLINEの「反省して過ごしています。」への返信は
「話し合えるなら今週末実家へ来てください。」
で終わってしまった。それが最後のやりとり。

「子供達は元気ですか」と来ていたので子供達の遊んでいる動画だけは送っていた。
最悪の中での唯一の救い。

まーくんが死ぬ前の最後の金曜には飲みに行っていたらしい。
実家に帰ってる間、仕事場では相変わらず子供の話をしていたらしい。

週末に話し合って、
ちゃんと再スタートをする予定だった。
良い関係で楽しく一緒に生きて行く予定だった。

死んだ日も、仕事道具を広げ、使えないソフトの勉強をし、
シャワーを浴びて会社へ行く。
そんな状態がうかがえる状況だった。

彼は生きようとしていた。
昨日と変わらず今日も明日も。
今日死ぬとも微塵も思わずに。

どうして逝ってしまったんだろう。
どうして今なんだろう。
20171021



彼の実家へ帰省した時に、甚平を買っておいてプレゼントした。
ずっと欲しかった甚平。でもなんだか買わずにいた甚平。
安物だったから数日で尻に穴が空いた。汗も吸ってくれないらしい。

その甚平が、いつも着る洋服BOXに入ってた。
破れているのに、質も悪いのに、気に入って帰って来てからもずっと使っていたみたいだ。
それが余計に胸を締め付けた。
怒っていたから、写真は撮ってない。
花火大会の日に子供達も甚平を着せて、親子でいっぱい撮るつもりだった。
でも、怒っていたから、写真は撮ってない。
彼の甚平姿は1枚も残っていない。

普段から胸の痛みがたまにあり(10年以上前から)
市販の鎮痛剤を飲んで様子を見て会社に行っていた。
今回も同じだったのだろう。
鎮痛剤が出ていた。いつもの様にお茶をレンジで温めて飲んでいる形跡があった。
少し横になって痛いなーと思っていたら、大きな痛みが来て死んでしまったのだろう。
医者か誰かが言ってた。苦しみはしなかった。あっと思う間もなく逝っただろう。と。

苦しまなかったのが救い。
たった一人でもがき苦しんで死ななくて良かった。

眠る様に逝ったんだよね。そうだよね。まーくん。




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↑前回怒りの帰省から帰ってきた後、数日家で過ごした。朝は起こすこともなく、食事の時間にいたら一応は食事を出す。私からは話しかけないが、まーくんから話しかけてきたら答える。食事が終わったら、いそいそと食器を洗っていた。夜に子供達と追いかけっこが始まり、洗濯 ...

↑前回


怒りの帰省から帰ってきた後、数日家で過ごした。

朝は起こすこともなく、食事の時間にいたら一応は食事を出す。
私からは話しかけないが、まーくんから話しかけてきたら答える。

食事が終わったら、いそいそと食器を洗っていた。

夜に子供達と追いかけっこが始まり、
洗濯物を畳んでいる私の方にもキャーキャー言いながら飛び込んで来たときは
「良かったねー。楽しいねー。」と話しかけた。まーくんの顔は一切見ず。

朝は起こさないと決めていた。

まーくんの実家帰省の後、お盆だし、私も子供達を連れてしばらく帰るねと予定していた。
いつからとは言わなかったけど、そろそろ帰る日。
朝起きて、昼前までに起きなかったら今日帰ろうと決めた。
案の定起きない。朝ごはん、掃除、洗濯を済ませ、帰省の準備をする。
玄関を出る前までに起きなかったら、そのまま帰ってしまおう。声もかけずに。

まあ、やっぱり起きないので
車に乗り込み駐車場を出ようとバックして後ろを見たとき
駐車場に面している大きな窓のブラインドが上がっていくのが見えた。
(…起きたんだ。)

彼はどう思っただろう。
起きたら、荷物をまとめて、今まさに車で出て行こうとしている嫁と子供達。
実家に行く予定にはなっていたから、分かっていたと思うけど寂しかっただろうな。

車を降りて「ほら!言うことは!?」と歩み寄ろうかとも思ったけど
ここが正念場だ!とエイヤ!とそのまま車を走らせてしまった。

それが最後。
姿は見えなかったものの、まーくんの存在を感じた最後の時。
本当に本当に本当に 話せば良かった。


20171020


・子供達との最後の遊び
    =家で追いかけっこ

・最後に食べた手料理
    =ごぼうの甘唐揚げ。「これ何?」「ごぼうの甘唐揚げ」「おいしいね…」

・最後に観た映画(DVD)
    =レミーのおいしいレストラン(特典映像のゲームをけーくんとしていた)

・ちゃんと姿を見た最後
    =花火大会の日(死ぬ3週間ほど前。黙れと言われた時。)

・まーくんが私たちの姿を見た最後
    =車で走り去って行く時(死ぬ2週間ほど前)



「ごぼうの甘唐揚げ」は、まーくんが死んだ後に冷蔵庫を見たら残りが入っていました。

死ぬまでの2週間。
まーくんは一人で生きていた。
子供達と遊ぶこともなく。
愛する家族の声を聞くこともなく。
なんなら私に嫌われたと思って。


たった独りで逝ってしまった。


なにもこんな時じゃなくてもいいのに
…神様はいじわるだ。



↓私の小さな願いすら叶わない。神様なんていないんだ。


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まーくんが死んだ時。 実はケンカ中でした。 というか、私が一方的に怒ってました。関係は最悪。仲が悪いというより、まーくんの反省期間中で彼は一人で暮らしていました。事の発端は8月上旬の彼実家への帰省中。夜に花火大会へ行こうと予定を立てていた日。夜だから子供達 ...

まーくんが死んだ時。
実はケンカ中でした。
というか、私が一方的に怒ってました。

関係は最悪。
仲が悪いというより、まーくんの反省期間中で彼は一人で暮らしていました。

事の発端は8月上旬の彼実家への帰省中。
夜に花火大会へ行こうと予定を立てていた日。
夜だから子供達の昼寝は必須と、何とか寝かしつけた後。

車の停めるとこもあるし、早めに16時には出ようか。遅くとも17時。と話していた時
「眠いから、俺も昼寝する」と。時間にして15時半過ぎ。
いや、待て。と。お前は寝たら起きないだろうが。と。いつもそれで喧嘩だろうが。と。

「起こさないからね。」と一言だけ言った。
そのまま彼は子供達の寝ている部屋へ。

16時半を過ぎたあたり。しーちゃんの泣き声。
起きた方が良い時間だし放っておく。
「おい!」とまーくんの声。放っておく。
「おい!!」とまーくんの声。「何さ。」と様子を見に行く。

「泣いてるから何とかして」と、自分は寝ながらぶっきらぼうに言ってくる。
「自分で何とかすればいいじゃん。」と言うと
「けーくんが起きるでしょ」と、けーくんをトントンして寝てる。起きたっていいんだけど。。
「もう起きる時間だし」と言うと


「うるせ、うるせ、黙れっ!」
20171019

もう、プッチーーーーーーーーンでした。
うるせって何!?黙れって何!?何様!?

こういうと、とんでもない旦那に見えますが
本当に普段は声を荒げたり、文句を言ったりしない人です。
寝て起きる時が最悪。起こされる時が本当に最悪。
だから起こしたくないし、寝なければ起きないから寝ないでほしい。


そこからは顔を見たくないし話したくないし、
話しかけられたら答えるものの、短く冷たく。
私からは話しかけない。

本当に愛の灯火が消えたと思った。
「うるせ、うるせ、黙れっ!」が頭の中に永遠とリフレインし
今年の流行語大賞だなと思った。

まーくんは言ってしまった事の大きさと後悔に
簡単には反省の意を示して来なかった。
悪いと思ってるんだろうなとは感じていたものの
本当に嫌いだった。


だから
義父母様に子供を預けて映画に行こうと計画していたので
誘われた時も断った。(行けばよかった。)

だから
けーくんの誕生会を義父母様にも祝ってもらおうとケーキだけ買って前倒しでお祝いした時も
動画をまーくんだけ外して撮っていた。(写せばよかった。)

だから
義母様に何も相談しなかった。
話すと義母様を泣かせると思ったから。
死んでから言ったら「話してくれれば何か変わったかもしれないのに。ごめんね。」と、
結局泣かせた。(話していたら何か変わっていたかも。)

義母様が言ってた
私の姿が少しでも見えなくなると「嫁(私)は? 嫁(私)は?」と探していたらしい
あの時の声が忘れられないと。

分からないよ。言ってくれなきゃ。

ここで懐柔したらいつもと同じだ。
良い関係を今後続けて行くために、甘やかしたらだめだと
帰省から帰った後も怒り続けていた。

花火大会のあの日から
一度も目を見る事もなく、彼は死んでしまった。

まーくんの姿を見た最後の日…
続きます。↓
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『せせらぎ通信』はいかが?

サイドブログを立ち上げております。
癒された曲や、手続きの話など
死別時に役に立てたらいいなという情報やらを書いています。(情報サイトです。)

seseragitsushin_title


文字多めで難しい話もありますがイラストも描いています。
わかりやすく説明している。つ・も・り。
よろしかったらのぞいて見てください。

しーちゃんがおっぱいをやめてから 夜中に何回かグズり泣く。 もちろん、授乳中よりは回数は減ったけども、おっぱいという最強の武器を失った私は、抱っこという戦闘力弱めの武器で戦っていた。 泣き止まず、けーくんも起きた日には しーちゃんを抱っこし、け ...

しーちゃんがおっぱいをやめてから
夜中に何回かグズり泣く。

もちろん、授乳中よりは回数は減ったけども、
おっぱいという最強の武器を失った私は、抱っこという戦闘力弱めの武器で戦っていた。

泣き止まず、けーくんも起きた日には
しーちゃんを抱っこし、けーくんと手を繋ぎ、リビングのちゃぶ台の周りををグ〜ルグルと歩いていた。暗闇の中。
一体なんの苦行なんだ。これは。

まーくんがいたら、
手伝って…くれはしなかっただろうし
余計にイライラしただろうけど
それでも、けーくんまで起きてくることは無かった。

私としーちゃんが居ないベッドで一人でいられないのだ。。

泣き始めたらすぐに抱っこして、立ち上がり、うろつけばすぐに眠りにつく。
でも、できない日もある。
心も体も疲れ切っていて、できればベッドから出たくない。
トントンしてみるも「いや!」
その場で抱っこしてみるも「いや!」
こっちがいややと思いつつ、もう疲れたよと無視して眠ろうと横になり腕で目を覆う。

ワーン、ワーン、ギャー、ギャー
いつまでも泣いている。

ギャー、ギャー、ギャー…………
たまに泣き声が止まる。

ギャー、ワー、ギャー…………
一定の時間でまた泣き声が止まる。

腕をずらし隙間からのぞいて見た。(目があうとヤバイので。。)
泣いている格好で、手で目をこすっている途中で、
どこか宙をじっと見ている。
20171018
しばらく泣いては、またじっと見る。

もしかして、いるのか!?
そこにいるのか!?

しーちゃん、キミには何が見えているんだ!
お母さんも見たいよ。見せてごらんよ。


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旦那がこの夏、天国へいきました。↑ご挨拶。世の中の嫁姑争いが騒がれてる昨今。 申し訳ないくらい関係がすこぶる良いです。 遠く離れているというのもあると思うけど、何より義母さんの人格の為すところ。 もう、菩薩の様です。 ですので、ここからは義 ...

旦那がこの夏、天国へいきました。
↑ご挨拶。



世の中の嫁姑争いが騒がれてる昨今。
申し訳ないくらい関係がすこぶる良いです。

遠く離れているというのもあると思うけど、何より義母さんの人格の為すところ。
もう、菩薩の様です。

ですので、ここからは義母様と呼ばせていただきます。

義母様は、認める。尽くす。文句を言わない。
こんなに穏やかで、何でも受け止めてくれる人は私の人生の中ではいませんでした。

まーくんは遅くできた子で、私とまーくんも歳が離れているので
嫁というより、孫に近い感覚なのかも。(まーくんと初孫の間くらいの年齢)


「私さんは、私さんは」と私の事もすごく大事にしてくれるので
けーくんが産まれた1歳前の夏に、
旦那より一足早く帰省して嫁と子だけで2、3週間居座った事もありました。

さすがに疲れた様で、まーくんも帰省してしばらく経った明け方。
まーくんがトイレに行こうと扉を開けたら…
明日のジョーの様に、真っ白な廃人と化した義母様が座っていたそうな。
義母様の記憶はまったく無いそうな…ごめんね。お義母様。
まーくん、マジでビビったそうな。

そんな義母様、まーくんが死んでからも長い事一緒に暮らしてくれてます。
2ヶ月ほど。お義父様と。

私の次に辛いのは義母様。(私が一番!と思ってます。)
二人で辛いね。悲しいね。と慰め合い、愚痴を言い、寄り添って生きてます。

私の家族は、
死んだ旦那より、旦那に死なれた私の方が大事なわけで
今後のこと、起きてしまったことは仕方のないことと、前向け前向け感が強くて辛い時があります。

保育園の送迎も義母様・義父様にお願いしていて
園の先生が、本当に良いおじいちゃんおばあちゃんだね。と言ってくれました。
「私さんが一番。私さんに笑ってほしくて。元気になってほしくて。」と
それを聞いて泣いちゃったそうです。
それを聞いて私も泣きました。


先日、葬儀の時の写真を見ました。
大好きなカメラマンさんにお願いしていたものです。
一部を義母様にあげたいと。
そこに義母様とのツーショットもありました。

まーくんが死んだことは、悲しいことなんかじゃない!
悲しいだけで終わらせてはいけない。ピースだ!平和だ!
お義母様ピースだよね。とピースサインで撮りました。

この葬式において、
私と義母さまの悲しみビッグ2がピースすることに
誰が文句を言えるだろうか。
これ以上に悲しんでいる人はいるだろうか。その二人がするのだから良いじゃないか。


         20171017


改めて見たら
いやー、まー、見事に不謹慎。笑。
おススメしません。笑。

ちょっとテンションがおかしくなっていたのでしょうね。
うわ〜。て自分でも思いました。

でも仲は良さそう。笑。

大事な義母様・義父様、よいお年だけど、
ずっとずっと長生きしてもらいたい。
あと20年くらい…無理かしら。無理かなぁ。

もう誰も見送りたくないなぁ。



↓そんな義母様。本当に優しい菩薩です。
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今、私は不幸の真ん中にいる。 最愛の人が突然いなくなった。 家族がいなくなった。子の父親がいなくなった。 ものすごく不幸。 でも、 家族がいたって幸せじゃない人もいる。 結婚できない人もいる。 結婚しても子供ができない人もいる。 ...

今、私は不幸の真ん中にいる。

最愛の人が突然いなくなった。
家族がいなくなった。子の父親がいなくなった。
ものすごく不幸。

でも、
家族がいたって幸せじゃない人もいる。

結婚できない人もいる。
結婚しても子供ができない人もいる。
子供がいてもうまくいかない人もいる。
病に苦しんでる人。
お金のない人。
お金があっても友人がいない人。
友人に恵まれない人。
身体に不自由がある人。
心が通じ合えない人。

誰よりも不幸だとか、誰よりもマシだとか比べるものじゃない。
それこそナンバーワンじゃなくてオンリーワン。
不幸の重さなんて人それぞれ。
計り知れないし、計れるようなものでもない。

感じ方は主観だから、あえて言いたい。
私は今誰よりも不幸。
最高に辛い。 

20171016

そして、

私には住む家がある。
食べるものがある。
かわいい子供達がいる。
変わらない家族もいる。
力になってくれる人がいる。
寄り添ってくれる友人がいる。

幸せである。
嘘偽りなく本当に幸せだとも思う。



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↑前回まで(立派に喪主を務め上げました。)火葬場へ向かう霊柩車の中。 まーくんとの思い出に浸り、しんみり行こうと思ってたら、 膝の上のしーちゃんと、一つの席を私と分け合って座ってるけーくんが、 「ママがいいー!」「ママがいいー!」状態。 「ちょ。まっ、待って ...

↑前回まで(立派に喪主を務め上げました。)


火葬場へ向かう霊柩車の中。
まーくんとの思い出に浸り、しんみり行こうと思ってたら、
膝の上のしーちゃんと、一つの席を私と分け合って座ってるけーくんが、
「ママがいいー!」「ママがいいー!」状態。
「ちょ。まっ、待って。
聞いて。落ち着いて。待って待って。
待ってって言ってるでしょーが!!」
と、しんみりとは程遠いムードでやってきました。。

初めてくる場所で、ソワソワな子供達。
まーくんが入った棺が火葬場に収棺される。

子供達に、
「すごい機械だね。エレベーターみたいだね。お父さんね、寝んねするんだって。
ここに入るとお空に続いているのかな?おやすみさせてあげようね。」

出てくる骨を何て説明しようかと思いつつ、そう話をした。

待合室でお骨になるのを待ってる間、お菓子をたらふく食べる子供達。
突如しーちゃんがウンチをしたので、
トイレに連れて行く。
うっかりオムツを忘れたので、同月齢の子がいる親戚から借りる。
お尻をふき、新しいオムツを履かせようとしたところで、ヌルっと手に何かがついた。

古いオムツから新しいオムツへの一瞬で追加爆弾を投下したのだ。
もろにまみれた手。
オタオタしてると、どしたどしたと子育て経験ママ達がワラワラと手伝ってくれた。
暖かさを感じる。何とかやれるかもしれない。

焼き場が終わったらしい。
まーくんを見に行く。
みんな、泣いている。

涙は出なかった。
おぉー。これがまーくんか、
綺麗だね、まーくん。
これがキミの骨だぁよ。興味あるでしょ。
と、何だか感心していた。

収骨を嫌がるお義母さんを横目にヒョイヒョイと拾う。
見事になんとも思わなかったので、子供達とその場から離れる。薄情な気がして…

子供達には何かとは言わず
「綺麗だね。石みたいだね。」とだけ言った。

お義母さんの腕に抱かれたまーくんは、赤ちゃんの様だった。
最初と最後を母親の腕に抱かれている。

お義母さんも嫌だろうに…

マイクロバスに乗り込んで、元の場所に戻る。たと思う。
この後の記憶はない。何も覚えていない。
夕飯も食べただろうに。
どうしたっけかな?

こうして、まーくんはお骨になって、我が家に戻ってきました。


20171015
↓そして悶々とした四十九日を迎えるのです。

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火葬の話の前だけど、吐き出しです。 現在は四九日過ぎたあたり。 最近、けーくんのお話の中にお父さんが登場しなくなってきた。 もちろん、まだ忘れてない。 写真を見ればお父さんというし、 お父さんに電話ともたまに言う。 でも どこかに行く ...

火葬の話の前だけど、吐き出しです。
現在は四九日過ぎたあたり。

最近、けーくんのお話の中にお父さんが登場しなくなってきた。

もちろん、まだ忘れてない。
写真を見ればお父さんというし、
お父さんに電話ともたまに言う。

でも
どこかに行くメンバーを言う時は
「お母たんとー、しーくんとー、
おばーたんとー、おじーたん」
ドキドキして聞いてると、ここまで。
次が出てきても他の人。

今まではお父さんが入ってた。
その場にいなくても入ってた。

確実にけーくんの世界から消えつつある。
「お父さんはー?」と、聞きたい。
けど聞けない。
一緒に行きたくなっても困るから。
一緒には行けないから。

忘れないで欲しい。
居なかったことにしないで欲しい。
けーくんのことが大好きだったから。
覚えていてあげて。

私からは言えない。思い出させることは酷かもしれないから。
忘れていく事が幸せなのかもしれない。
でも、ただ願う。忘れないで。

抱っこしてー。というけーくんを抱きしめながら、
抱きしめているつもりで、抱きしめてもらう。

20171014

しーちゃんはニヤニヤしながらナデナデしてくれる。


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↑前回まで(二人きりで過ごした最後の夜。本当に本当の最後の夜。)葬式の朝、始まる時間のずいぶん前に、まーくんの故郷の友人が来た。普通に挨拶をし、そっと様子を見守る。友人は普通にしていたが、棺の中の顔を見るや「…まじか」と号泣し始めた。本当にまじか…だよね ...

↑前回まで(二人きりで過ごした最後の夜。本当に本当の最後の夜。)


葬式の朝、始まる時間のずいぶん前に、まーくんの故郷の友人が来た。
普通に挨拶をし、そっと様子を見守る。
友人は普通にしていたが、棺の中の顔を見るや
「…まじか」と号泣し始めた。
本当にまじか…だよね。。今でも信じられない。

葬式が始まり、突如坊さんのお経中に坊さんの前の時計からアラームが!
しんみりとした会場と、読経と、アラーム音。
本来なら葬儀社の大失態。激怒すべきところ。

しかし、犯人はけーくんです。
昨日の夜の大騒ぎの最中、機械好きのけーくんがいじった様です。
「グッジョブ!」ってまーくん思ってるよきっと。
子供のいたずらを「よくやった!」と褒める人だった。

弔問客の花で棺がこんもりと埋まり、
まーくんのトレードマークの帽子も棺に入れてあげる。

まーくんに触れる最後。頰に触れる。冷たい。
大好きだったヒゲに触れる。もう味わえないジョリジョリ感。

まーくんが好きだったドラゴンボールの悟空Tシャツを着せた子供達が足元で遊ぶ中(THEオレンジ)
最後の挨拶をする。

20171013


↓以下、本当に挨拶した文です。

「本日は、ご多忙の中、夫の葬儀に御会葬いただき、誠にありがとうございます。

夫、まーくんはは22日の午前9時ごろ、急に亡くなりました。心不全でした。突然心臓が止まり、苦しむことなく逝ったようです。

彼の前には机があり、ノートパソコン、タブレット、デザインの本などが置いてあり、最後まで仕事をしていたようです。いつでもデザインの本を読み、とても勤勉で愛情を持って仕事に熱心な人でした。


まーくんは友であり愛する人であり仕事仲間です。私の全てでした。

まーくんの作るものが大好きです。まーくんが大好きです。

会いたくて会いたくて話がしたくてたまらないです。

抱きしめたくて手を繋ぎたくてたまらないです。


二人で子供達を育てたかったです。

笑い合いながらおじいちゃんとおばあちゃんになりたかったです。

もう叶いません。くやしいです。悲しいです。


彼以上に人の話を聞き、どんな方にもかわいがられ、こんなに愛される人は出会ったことがありません。

この人以上には出会えないと思い一緒になりました。

そんな彼の人柄によりこんなに多くの方に集まっていただき、

「別にいいのに。」とあまのじゃくなことを言いながら、喜んでいると思います。


いつでも眠たい人で、起こされることを嫌がり、約束を破ってでも眠り、ケンカの原因はいつも眠っていることでした。

もう誰にも起こされることなく、好きな仕事を最後までして、ゆっくり眠れるのだと思えば、彼はしあわせなのかもしれません。


ただ、子供のことは心残りだと思います。

まだとても小さく、3歳と1歳の息子たち、成長をとても楽しみにしていました。

子供のことが大好きで、一度も怒ったことがありません。

子供たちもお父さんのことが大好きで、家の中でよく鬼ごっこをしていました。もうできないと思うと、子供たちからお父さんがいなくなるのかと思うと辛くてなりません。皆さま一緒に子供を見守ってください。お会いすることがあれば、遊んであげてください。

私一人では育てられない。一緒に育ててください。


彼の残してくれた家で、彼の残してくれた宝物達と一緒に、

今は無理でも、楽しく暮らしていきたいと思います。


人の命は儚いです。

大切な人がいるならば大切にしてください。ご自分の体をいたわってください。

今あるものを当たり前と思わず、愛しい日々を大事にしてください。


本日は誠にありがとうございました。」



「まーくんは友であり、、」辺りから嗚咽。私が。。

人の前に立つのが嫌なまーくんは、結婚式も披露宴もしなかった。写真を撮っただけ。
いつかパーティーでもしようよ。と話していた。
もう叶わない二人の式。
違う形の式になってしまったけど、大勢の人の前に立つ大舞台を私に与えてくれました。
褒めてよね。ちゃんとやったよ。

子供二人を抱え、大勢の方が見守る中、霊柩車へ乗り込む。
抜ける様な青空、まだ暑い夏。
みんなが見守る中火葬場へ。

↓続きます。
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↑前回まで(死んだと知らせを受けて弔問に来てくださった人数に驚きました。)通夜の夜は斎場に親族何人かで泊まることになりました。 まーくんと過ごす本当の最後の夜。 子供達は広い場所で敷き詰められた布団にキャーキャー言いながら遊びまくり ま ...

↑前回まで(死んだと知らせを受けて弔問に来てくださった人数に驚きました。)




通夜の夜は斎場に親族何人かで泊まることになりました。

まーくんと過ごす本当の最後の夜。

子供達は広い場所で敷き詰められた布団にキャーキャー言いながら遊びまくり

まーくんが寝ている部屋に来ては棺に落書きをし(棺にコメント書いてもらってたんです。)

棺を囲んで神妙な面持ちでいる大人、そして真ん中には箱に入った父親を見て尋常じゃない何かを感じたのか
「あ!そーだ。(あ!そーだブーム中)
お父さんに、お茶を飲ませたら元気になるんじゃない!?」とお茶をコップに汲んで来て飲ませようとしたり


追いかけっこをしたり、、
(どこでもいつでも追いかけっこブーム)


もう本当に寝ないといけない時間になり。0時とか。

久しぶりに会ったしーちゃんはおっぱい欲しさにギャン泣き。親戚の女性が任せてというから甘えて、まーくんとの時間を過ごすことに。

しーちゃん、二時間ほど大泣きしてて、預かってくれた方が一番、断乳で大変な時間を代わってくれて感謝しかないです。

時間を貰ったから、
まーくんと寝れる最後の夜を大切に過ごそうと、いっぱい話をしようと、いっぱい泣こうと、
2人になれる時間を待っていた。

のに、ずっと居る。
まーくんのおばさんが部屋にずっと居る。。
遺影を見ては、涙したり。じっとどこかを見たり。

わかるよ。大切だったよね。
名残惜しいよね。離れがたいよね。

でもね!嫁がここに居るんだよ。
気を利かせておくれよ。

ここで私が一夜を明かす覚悟があることを知らしめるために
棺の横に簡易椅子をガチャガチャと並べてベッドにしたり、
電気を消そうと「電気はどこかなー?」とウロウロしたり、
空気読んで!出てっておくれ!
と思ってチラッと見てみたら
横になってた。寝始めた!マジか!

仕方ないので
「おばさん。ごめんね。最後の夜だから2人にしてほしい」と素直に追い出しました。

2人になれたので、まーくんとゆっくり話す最後の夜。
いろいろあったね。
楽しかったね。
「ありがとう」も「さよなら」もまだ言えないよ。

20171012_01

家に棺がある時は顔が見れなくて
でも、これで本当に終わりだからと
そっと蓋を開けて顔を見る。

死んでから時間がたってるから
死化粧が浮いている。まーくんじゃないみたい。
もっと早く見ればよかった。

長髪だった彼の髪を切って貰おうと思ってたのに、ぎっちり収まっていて今さら欲しいなんて言えない。
もっと早く言えばよかった。

もっと早く。もっと早く。。
後悔を数えたらキリがない。

結局電気の消えなかった部屋で
棺の彼の隣に、椅子ベッドで横になりながら、まーくんの家で狭いシングルベッドで2人で寝てた頃を思い出す。

もう最後。
一緒に寝ることはもう二度とない。

まーくん。まーくん。
起きてよ。寂しいよ。

夜は明けて、お別れの朝がやってくる。

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↑前回まで(お父さんが死んだことを子供達に伝えないわけにはいかなかったのです)まーくんが葬儀の支度で一足早く家から出て行くのを見送り、 割と長く車の後を付いていって見送り、 もう帰ってくることのない、いつも一緒に歩いた道をまーくんが行ってしまうのを見送り、 ...

↑前回まで(お父さんが死んだことを子供達に伝えないわけにはいかなかったのです)


まーくんが葬儀の支度で一足早く家から出て行くのを見送り、
割と長く車の後を付いていって見送り、
もう帰ってくることのない、いつも一緒に歩いた道をまーくんが行ってしまうのを見送り、、
通夜の時間が来ました。

連絡は会社の人に頼んでたので、弔問客の目処を何となくたて、料理やら返礼品やら考えて。

通夜会場に着くと、
彼の祭壇を囲む沢山の花。
圧倒されました。こんなに多くの方が花を贈ってくれて…
あぁ、エグザイルさんから来てる。
今田耕司さんに鈴木おさむさんも…
時期が違えばももクロちゃんからも来てたのかな。残念だね。まーくん。
お義母さんたち驚くだろうな。喜ぶだろうな。
まーくんの大好きだった写真家の方(カメラマンのSさん)に撮ってもらった結婚写真の遺影。
花に囲まれて彼が笑ってました。
通夜が始まり、
喪主の私が最初にお焼香の番が来て、
線香も焼香も手合わせも一度もしなかったし、するつもりもなかったので、じっとしていると係りの人がやり方を教えてくれました。
そうじゃないんだけどな。。
先に進まないので乱雑に「こんなことさせるんじゃないよ。」とまーくんに恨み言を言い、事を済ませ次にまわす。

喪主には似つかわしくない黄色のド派手なタオルを握りしめ(まーくんが好きだったタオル)
たまに遺影を睨み、
たまに弔問客に頭を下げ、
たまに咽び泣き、
たまにぼーっとして通夜は終わりました。

蓋を開ければ通夜や葬式や何や合わせて400人を超える方に送ってもらえました。

じいちゃんの家族葬しか知らないから
何が普通か分からないけど、
4列の焼香台に何回も何十回も人が変わって焼香してもらい、順番を待つ人も会場外まで出ていたらしく。見てないけど。ぼーっとしてたから。。
すごかったらしい。
お清め?する部屋に食事もいくつか用意してあったけど、人数が多すぎて入り切らず食べずに帰る人がほとんどだったらしい。

まーくん。甘く見てたよ。
愛されてるのは知ってたけど、ここまでとは。
ママ友が後から教えてくれて、
号泣してるおじさんが何人かいた。と。
いい歳しても号泣するくらい愛していて、旦那さんの人柄がわかった。と。

私が愛した人だからね。
本当に本当に悲しい。

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↑前回まで(死んだと分かってから、記憶のない数日)



昼に子供達が連れてこられた。
火曜に突如別れてから4日。
割と元気に過ごしてたらしい。
しーちゃんはオッパイだったのに、突然パイパイが無くなって申し訳ない。。

私に会うと
「おかーたーん!」「あ゛ー!!」と。
言った。と思う。正直覚えてない。。

狭い家にひしめき合ってる親戚達に興奮したのか、すぐさま遊び始める我が子達。

まだ何も伝えてない。
お父さんが死んだこと。もう会えないこと。
下の子はいいとして、上の子には伝えなくてはいけない。うやむやじゃダメだ。たとえ分からなくても。3歳でも。
お父さんが大好きだったから…

けーくん。ちょっとおいで。
と、どこもかしこも人でいっぱいの我が家でゆっくり話せる場所。
トイレに連れ込む。

お父さんね。いっつも寝てたでしょ?
起きなかったよね。眠たいんだって。
もう起きないんだよ。寝させてあげようね。
20171010

けーくんもパパはいっつも寝てるねと認識してたので、寝てる戦法でいこうと話したら
「おとーたん、しんじゃった?」と。

ビックリし過ぎて、声が出なかった。
誰かに聞いた?と聞いても要領を得ない。
3歳の子に誰が言うだろうか。
実家で聞いたかな。でも分かるだろうか。
それが何か分かってないのだろうけど、死んだらしいと思ってるのか。

家には棺があったので、家で寝ているお父さんは最後だから、ほら寝てるんだよ。
「おやすみ言ってあげようね。」
と棺のある部屋へ。

棺の蓋をあけて顔を見るなり
「おとーたーん!」
透明なシート蓋を開けようとする。
入りたいらしい。

ねんねしてるねー。起こさないであげようね。もう遊べないんだよ。と言った瞬間
「やだ!!遊びたい!」
…だよね。
分からないもんね。
私も分からないもん。

すぐさま他の遊びに誘われて、どっかに行きました。

しーちゃんは横から見ていて、けーくんが退いたので、自分の番かとばかりに覗きこんで、バンバンと叩いて、どっかに行きました。笑。

まぁ、そんなもんだよね。

今度は私のお別れの番。


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↑前回まで(久しぶりにあったまーくんは、もう死んでいました。)翌朝、無性にけーくん(長男)の保育園の先生に会いたくなり、父に連れて行ってもらう。 A先生も結婚してすぐに旦那さんを亡くされていたので、子供達の今後の保育園のことと、私が今後どうなるのか知 ...

↑前回まで(久しぶりにあったまーくんは、もう死んでいました。)



翌朝、無性にけーくん(長男)の保育園の先生に会いたくなり、父に連れて行ってもらう。

A先生も結婚してすぐに旦那さんを亡くされていたので、子供達の今後の保育園のことと、私が今後どうなるのか知りたかった。
一緒に泣いてくれた。出来る限りの対応はします。と。
三年経って、支えてくれる人が出来て、やっと普通に思い出せるようになったと。

通夜が土曜に決まり、
まーくんが死んだのが火曜だから、
その間の水木金がよく覚えてないけど、そんなにあったか?と思うくらい…バタバタと過ぎた。

水曜。きっとまーくんの両親、親戚が来て私の両親が説明した日。警察に一緒に遺体を見に行った。

木曜。きっと解剖からまーくんが帰って来た日。

金曜。きっと会社の人がいっぱいまーくんの顔を見に来た日。夜はまーくんが一番好きだって言っていた従兄弟の寿司を握ってもらう。

ぼやっとしながら、寝室にこもって連絡を取りたい人に取って、来客が来たら顔見たりしてぼーっと過ごしていた。
葬儀のことも、義兄に頼りっぱなしにしつつ同席したり何か決めたりした。

みんなきまって聞くのは
ちゃんと食べてるのか。
ちゃんと寝てるのか。

お腹はすごく空くのだけど、喉を通らなくて、ゼリーの様な流動食をたまに入れて過ごしていた。最後の寿司だけはいっぱい食べた。寿司好き…

眠るのは、結構寝ていた。
色々考えると、ある一定のところから脳が考えるのを拒否して頭が重くボンヤリとして、すごく眠かった。

土曜は通夜。
久しぶりに子供達に会える日。

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死別時に役に立てたらいいなという情報やらを書いています。(情報サイトです。)

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文字多めで難しい話もありますがイラストも描いています。
わかりやすく説明している。つ・も・り。
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↑前回まで(死んだかもと知らせを受けた時)夜の高速を走る。 冷静に。でも早く早く。 いかないで。いかないで。いかないで。 見に行った会社の人が脈を測るのが下手なんだ。 きっと、大丈夫。 病院で会える。 大丈夫。大丈夫。 …最悪、障害が残って ...

↑前回まで(死んだかもと知らせを受けた時)


夜の高速を走る。
冷静に。でも早く早く。

いかないで。いかないで。いかないで。

見に行った会社の人が脈を測るのが下手なんだ。
きっと、大丈夫。
病院で会える。
大丈夫。大丈夫。

…最悪、障害が残ってもいい。
おいていかないで。いやだいやだ。

電話がなる。
スピーカーにして出る。
「救急の人に来てもらいました。
代わります。」と会社の人。

「救急です。倒れてると連絡があり到着しました。心肺蘇生も試みましたが、固くなって来ており、病院にも運ぶ状態でもないので、、」
「あ、いや。いやだ。
…運べないのは分かってます。
それは承知で、病院に運んでください。」病院に行けば奇跡が起こるかもとワガママを言う。出来るだけ丁寧に無茶苦茶を言う。

「……運べる状態ではありませんので。
ここで…」
「いやだ。いや、いや…」
「死亡を確認させていただきます。」

「…とりあえず、すぐ帰ります」
動揺する気持ちを抑え、運転中だし、安全に迅速に、心を無にして車を走らせる。

嘘だ。嘘だ。嘘だ。
元気だったじゃん。元気だったじゃん。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。

家に着くと、とりあえず駐車スペースに適当に停め、恐る恐る玄関を開ける。
救急車は無かった。警察の自転車があった。

玄関で会社の人が待っていた。
深妙な面持ちで私に声をかける。
「私さん…」
「Mさん…お久しぶりです。何が…どうして…」
開いた玄関先のドアの向こう側にまーくんの足が見えた。
いつも寝てる場所。見慣れた風景。
部屋の奥を数人の警察官がウロウロしている。
動かない足…。

20171007

いやだ。見たくない。入れない。
ドアの前にうずくまった私にMさんが寄り添ってくれる。
震える私の手を握って、ずっとずっと一緒に居てくれた。

警察の人が色々調べてる。
病院以外の場所で、死んだ時の状況が不明だから不審死扱いらしい。
通帳やら、最後に会った時のことやら、
なんなら馴れ初めまで。それいるか?ってこともいっぱい聞かれた。
名前と生年月日は、何なら二回聞かれた。ちゃんと分かるようにメモれよ…
Mさんも、「それ、いま必要ですか?」と言ってくれた。
杓子定規。仕事。彼らにとってはただの事件現場。

遺体を運び出そうとするので、
「まーくんがしんだ  れんらくあとでする」と簡単な連絡を入れただけの、飛んでくる父が来るまで待ってもらう。

私が来た時に、足を触ろうとしたら「触らないで!」と言われたので、もういいか?と確認を取ってから触る。
ウチで寝ているまーくんは最後だから、このままウカウカして連れていかれる前に抱きしめようと中に入る。
顔を見ずに横に寝てみる。
冷たい。固くなった体…指先が黒ずみ始めていた。
命の入ってない体…

父が来るまで、横に寝ていた。
最後の添い寝。
まーくん。まーくん。

父が連絡したのか、まーくんの母と兄から電話がくる。
義母の「なんで。どうして。」の連続に、責められている気がした。
義兄の「大丈夫だから。大丈夫。」に救われた気がした。
ごめんなさい。ごめんなさい。

父が到着して、まーくんの顔を見て手を合わせ、泣いていた。
Mさんにお礼を言い、少し話して帰ってもらう。
しばらくしたら母も来た。
「こんなことって。。こんなことが。。」
3人で話したり泣いたりした後、
私は横になると言って寝室に入った。

いつもの寝室。さっきまで寝てたかのようなベッド。
彼だけがいない場所。
匂いが残ってる。
この先の真っ暗闇と行き場のない感情で寝ながら壁をガンガン蹴る。
その音を聞いた両親が泣いていた。

なんで。なんで。なんで。
いやだ。いやだ。いやだ。

それでも朝は明けてくる。


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最愛の旦那様がある日突然前触れもなく死んだ時のことです。あの日、まーくんが死んだあの日。 私は子供達を連れて実家に帰省していました。 割と長く…1、2週間くらい。 火曜の夕方にまーくん(旦那)の会社から電話があり 「具合が悪いから遅く行く」と連絡があったきり ...

最愛の旦那様がある日突然
前触れもなく死んだ時のことです。



あの日、まーくんが死んだあの日。
私は子供達を連れて実家に帰省していました。
割と長く…1、2週間くらい。

火曜の夕方にまーくん(旦那)の会社から電話があり
「具合が悪いから遅く行く」と連絡があったきり連絡が取れないと…

実は割とあること。そのまま自宅作業で行かないこともたまにある。
いつものことすぎて「はぁ。こちらも連絡とってみます。」とだけ言って
さほど気にしていなかった。

しばらくして、まーくんの姪っ子から電話。
彼の会社でしばらくバイトしていたこともある彼女は別ルートから連絡がきたらしい。
いつものことだからね。と、もしかしたら家に様子を見に言ってもらうかもとだけ伝え電話を切る。

18時くらい、自分の子2人と私の姉の子2人に夕食を作っている時
子供達が足元にへばりついてワーワーしている時
会社から再度電話。自宅に様子を見に来たとのこと。

どうやら聞けば、月曜の午後に連絡が来たきり、
その夜も次の日の朝も、昼も、夕方までも連絡がつかなかったので様子を見に来たとのこと。
鍵が開いていないらしい。
「回り込んでもらうと小さな中庭があって、彼はそこでいつもタバコを吸うので、 もしかしたら開いているかもしれない。であれば入ってもらって構いません。」とだけ伝える。
電話を切らずしばらくすると、
「あ、見えた。寝てるかな?ちょっと入って見て来ます。」
電話を切って待ってみる。
この時ですらなんの心配もしていなかった。
寝てるなんていつものこと。。

しばらくして電話がなる。
「ちょっとヤバイかもしれないから、すぐに来てください。」
「え?ヤバイってなんですか?」
「とにかくすぐに来てください。」
「え?え?私、今子供達4人見てて、大人がいなくて、 すごい状態で、それでもほっぽって行った方がいい感じですか?」
「すぐ来て、脈がないから。」
「え?え?え?わ、わかりました。とりあえずすぐに向かいます。」

20171005

電話を持ちながら震えがくる。脈がないってなんだ??
一番上の中一の甥っ子に、
「まーくんがやばいらしい。子供達こんな状態だけど置いて行くから面倒見てて。
おばあちゃんに電話して来てもらうから、それまで何とかしてて。
隣の部屋で電話してくるから、しーちゃん(私の下の子1歳)が泣き叫んでも連れてこないで。」
「わかった。」←空気を感じて、それ以外聞かない。

おばあちゃんに、すぐ出るから子供を見ててほしいとだけ伝え
着の身着のまま、必要なものだけ持って出かける準備をする
体が震え、自然と涙が出る。

甥っ子が「まーくん大丈夫?」と聞く
「脈がないらしい」と伝えると。
「死んだってわけじゃないんだね。」と。

「脈がないってことは、心臓が止まってて、心臓が止まると人は死ぬんだよ。」
と冷静に言いながら、死という言葉に一層ガタガタと震える。

「もう行くから!」と
子供達に別れも告げつ、駆け足で車に乗り込んだ。
実家から家まで高速乗って1時間半ほど。

とりあえず、とりあえず家へ。


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四十九日を目前に今の気持ちを整理してみる。 死んだばかりの時は、 どうしよう どうしよう どうしよう。 嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ。 しかなかった。 やり場のない気持ちと 突きつけられる現実との中で、 痛いほどの悲しみに飲み込まれていた。 本当に ...

四十九日を目前に今の気持ちを整理してみる。

死んだばかりの時は、
どうしよう どうしよう どうしよう。
嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ。
しかなかった。

やり場のない気持ちと
突きつけられる現実との中で、
痛いほどの悲しみに飲み込まれていた。

本当に痛かった。
悲しみが強すぎると痛みを伴うのだなぁと。ぼんやり考えていた。

心の準備なんて何にもない。
ある日突然、今までの日常が奪い去られてしまった。
昨日まであったものが、明日からは無い。
本当に神も仏もないと思った。
厄払いに行ってたのに。
初詣もいったのに。
あの世のお婆ちゃん達は何をしていたの!!と。


どっぷり悲しい時期を過ぎて、
意外と居なくても楽しいかも。
そもそも居たって寝てただけだし…
育児もほぼほぼ私だし…
むしろ これから花の独身〜☆
国際結婚だってできるんだ!


…でも、ずっと独りだ。。
私の結婚生活は人生の中でたった5年だけなんだ。
子供達は父親を知らずに生きるんだ。


何死んでんのよ。笑。 と、
何で死んじゃったのよぉぉぉ。の時と。

そうか、これを人は情緒不安定と呼ぶのか。

一ヶ月以上経っても、
毎日なんやかんやと動き回っても
保険やら銀行やらの手続きは完了していない。
忙しくしている方が気が紛れるから、
世の中うまくできてんのかなぁ。
と思いつつ、
どうしてもやる気が出なくて、
悲しみから抜け出せない時もある。




20171002

今日は抜け出せない日。
何もできない日。


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