知っての通り、ウチにはお父さんがいません。
死んでしまいました。


けーくんはさほど悲観しておらず
保育園でも、お友達がお父さんの話をしている時は
その場から逃げることもせずに、フンフンと聞いて「けーくんのお父さんは死んじゃったんだよー」と
さっぱり話している様です。

しーちゃんは、まだ幼すぎて父親というものの存在を認識してない。
失った、いなくなったという感覚もありません。


私も子供達にはあっけらかんとしていてほしいから
自分もできるだけそうである様にしています。



保育園のママ友と、それぞれの子供達を抱っこしながら談笑していた時。
突然ママ友の子が何の脈略もなく話し始めました。

「けーくんのお父さん、病気で死んじゃったんだよー。」


(う!カウンターパンチ!)


若干気まずい空気が漂う。ママ友も絶句。


「だから、けーくんがお父さんになったの!」



(え?あ、そうなの?)


まさかの回答にその場が和みました。

私とママ友とで、「そうなんだよー。けーくんはすごいんだよ」「5歳でお父さんになれるなんてそうそうないんだよ」「大出世!」と冗談混じりでけーくんを褒め称える。
まんざらでもなさそうなけーくん。


子供達の間でどういう話になっているかは分かりませんが
どうやら、けーくんがせせらぎ家のお父さんになった様です。


かわいそう。とか、そういう感覚で捉えられてなくて良かった。
『お父さんがいない→じゃあ、けーくんがお父さんだね。→そーだそーだ!』

子供達の考え方はシンプルです。
余計な脚色をつけるのはやっぱり大人の考え。



その後から

「お父さんに会えなくて寂しい?」と聞いて来ては
私が「会いたいんだよ」と答えると
「けーくんがお父さんになるよ!だから大丈夫よ!」と言ってくれます。
そして抱きしめ合います。(何度このやりとりをしたことか。笑)


もしかしたら、お父さんになったという話は友達同士ではなくて、その子の発想かもしれません。
でも、けーくんもアリだと思っています。
ですので、せせらぎ家のお父さんはけーくんです。

前任者はそっと行く末を見守っておいてもらいましょう。


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そして、けーくんは「おかーたんがけーくんで」「しーちゃんがおかーたんで」と配役してくれます。
あれ?しーちゃんどこいった?一人足りないんですけどー!


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