発端はしーちゃん。


体が痒くて、生まれた頃から掻きむしっているしーちゃん。
いつも肌はカサカサで、どこかしらかさぶたみたいになっていて
この時も最初は楽観視していました。


腕に出来たかさぶたがおでこにも出来始め
こりゃ『とびひ』かなと、以前とびひになった時の薬でしのいでいると

けーくんにも出始めてしまいました。
そんなグジュグジュしたところはないけど
増え続ける小さいかさぶた。

まぁ、兄弟同士は移し移されだし、仕方なしと楽観視つつも
あまりに長引いてしまったので、本腰入れて治そうと思っていた矢先



私もとびひになりました。
義母様が「大人はうつらないものなのかしら」と懸念されたその日に。

朝起きると鼻が痛いな。と思って鏡を見ると
小さな水ぶくれのようなものが鼻下部に出来ている。(蚊に刺されたようなプクッとしたやつ)

小さかったけど、少しチクチク痛かったし、何らかの細菌だろうと(ニキビも細菌ですしね)
子供達のとびひの薬を塗っておく。


出勤して同僚と談笑していると、
突然「あれ?その鼻!?気づかなかったけど、大丈夫?」と聞かれました。
「んー、ちょっとチクチクするんだけどね。朝から。その程度だし大丈夫かな」とのんきにしていると
「…朝に比べて大きくなってないよね?」と心配そう。

大きく?なってないと思うけど…と心配になりスマホの自撮り画面で確認する。(鏡がなかった為。笑)
分かりづらい。(そりゃそーだ)

「今日、子供達皮膚科に連れて行くから、一緒にみてもらうね」と談笑を終え、
そんなことも忘れて仕事に励み、ふとトイレに行き鏡を見ると…


(大きくなってるかもって言っていたけど、まさか…)
………大きくなっている!!!


20180913_1

小さな水風船がくっついている感じ。
顔を揺らすと、ちょっとだけユラユラする。

…こわっ!これ、どんどんどんどん大きくなって、破裂するんじゃないだろうか!!


午後の診察の時間に合わせて、早々に退社。
道中調べると『とびひ』には二種類あって
『水泡性膿痂疹』と『結痂性膿痂疹』があるようです。

『結痂性膿痂疹』はすぐにかさぶたになるもので、子供達はきっとコレ。
大人もこちらには多くかかるそうです。


でも、私の方は明らかに『水泡性膿痂疹』。
水ぶくれを放置すると指の頭くらいまで大きくなる。(まさにそれくらい大きくなってきている。)
中身の汁が感染力が強く、膜が破れて液がかかり、たちまち広がるとのことです。
大人への感染はあまりなく、免疫が落ちている時などには感染することも。
(なのにかかった。心が弱っていると、免疫が落ちますよね。『謎の体調不良と全身発疹』


不思議なのは、この二種類のとびひ原因菌が違うということ。
インフルエンザAにかかっていた家族の中でインフルエンザBにかかるといったところでしょうか。


まぁ、その不思議はおいといて、この袋がいつ破けるのか本当に怖い。
刻一刻と大きくなってきている。まるで時限爆弾。


子供達を保育園から拾って皮膚科に一緒に行く。
子供達をみてもらった後に私の番。


私が「とびひがうつったんだと思うんですけどね」と伝えると
特に診断はされず、このまま薬飲んで一週間くらいで小さくなってくるよと。
小さくならなかったらまた来てと言われました。


いやいや!一週間も無理でしょ。いつ破れるかも分からないのに!
なんかの衝撃で破れたら液ドバーでしょ!


それを聞くと、まぁその可能性もあります。と。(あるんかい!)
じゃあ、液抜いときます?と完全に私の指示で動こうとする医者。


そして、極細の針で膜を刺し液がドバーッと出ました。




そう、ドバーっと。





私の鼻から下にドバーッと。





これって、かかると感染力が強いって言われているやつじゃないんですか?
かかってはいけない液が、
口から喉の方までザーッと流れたんですけども!?

ガーゼとかティッシュとか置いとこうぜ!
予測できるでしょ。てか、予測すべきでしょ。




「………うがいされますか?」


うがいってか…そういうレベルじゃないぜ…

20180913_2

最初から不安があったんだよな。あのお医者様…
診断も処置も私が決めた気が…



そんなこんなで、3人仲良く薬飲んで、薬塗っています。

粉の量が多かったので薬剤師の方に飲みやすいか聞くと
「フルーツ味で美味しいですよ」とのこと。

安心してけーくんに出すと、「臭い!まずい!要らない!」と言われました。
…うん。だよね。美味しかないよね。


薬飲ませるのも一苦労です。チョコに入れたりアイスに入れたり…
でも、けーくんには「頑張って飲んだら、しーちゃんに内緒でチョコあげる」が一番効果的でした。
そのまま頑張ってくいっと飲みます。
(正確には飲み込めず口にパンパンに含んで、私が「いつか吹き出すでしょ!飲みなさい!」と最終的に怒りながら…)


一方しーちゃんは、何事もなくゴクゴクと飲んでいます。



割となめていた『とびひ』
熱も出ないし(出ることもありますけどね)登園もできるし、楽観していた部類の病気です。

でも今後はこれに懲りて早期発見早期治療!
何事も早期発見早期治療!


どんな事も早期発見早期治療!
何事もなめていたら痛い目に合います。そう。まーくんのようにね!

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