しーちゃんは私の事が大好きなので、しーちゃんの事はどうでもいいとして。(おい!)


けーくんです。
最近、けーくんに手を焼いております。
義父母様が眼に余るほど。私の怒り方が。


我慢が効かないというか、自分の思い通りにしないと気が済まないというか
気に入らない事があると大きな声を出すわ、しーちゃんに意地悪するわ。
ちょっと前まですこぶる仲が良かった気がするのに(『ステキなお兄ちゃん』)最近意地悪が増えました。

あぁ、またか。あぁ、始まった。と私も辟易しちゃって
諭す事も出来なくなり、数回言ったら諦めて強制的にヤメさせたり怒ったりしてしまっています。



ある日、保育園の帰り道。
こっちの道が良いと言うから、その道を通ったのに
途中で「あっちの道が良かったの!!」と急に意見を変えてくる。押し付けてくる。

「こっちって言ったから、通っているんだよ。明日あっちの道通ろうね。」と言っても
「嫌だ!あっちって言ったのに!戻ってよ!こっちなんて言ってない!」の一点張り。

最近「やりたかった!やってない!これやるの!」と、そんなのことが頻繁で
私も我慢が効かず、怒鳴るのは良くないと思ったので、
でも言いなりになるのも良くないと思ったので、家まで無視しました。
ずっとギャーギャー言っているけーくん。


家に着いても入ってこようとしない。
しばらくして義母様が様子を見るとウンチを我慢していた様子。
「入って来たら良いのに」とトイレに連れて行く時
「けーくんは、あっちの道がよかったの。聞いてくれなかったから。おかーたん嫌いになったの」
と言われました。
ショックというよりも、そんな事を伝えられるけーくんの成長を感じる。


私だって、怒りたくない。無視したくない。
でも、やめてって言ってもやめてくれない。何度言っても分かってくれない。
口だけの「ごめんね」に、また始まるわがまま。
どうしたらいいか、全く分かりません。子育て迷走しています。


「どうして、しーちゃんには優しいのに、けーくんには優しくないの?」
そんな事を言うようになりました。

だって、それは贔屓とかじゃなくて
単純にしーちゃんには言うことが無くて、けーくんにはあるってだけの話だよ。

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しーちゃんが可愛いです。二人でスーパーに行った時もずっと傍で
「これ欲ちいね〜。おウチあるねぇ〜。」とすれ違う商品を愛でながら歩きます。
ベタベタ触るでも無く、価格表示のカードいじるでも無く、走るでも無く。
けーくんは全部していました。やめてね〜。と言っても、またすぐやる。

もちろん、大人しいタイプの子だし、うまいことノせてあげたら、色々スムーズです。


けど、自分の気持ちに抑えが効かない時は厄介者。

わざわざ、しーちゃんの大事にしてるおもちゃを取ったり
見たがっているものを見せないようにしたり。
やめてと言っても、なかなかやめない。

飴細工のハートの持ち主のけーくんは、そんな意地悪されたしーちゃんの反撃にあったらすぐ泣きます。
我慢出来なくなったしーちゃんが蹴って(当たってない)
蹴られた(蹴られてはない)けーくんは叩く。
しーちゃんは泣き、けーくんは「だって!だって!」。
しーちゃんが「メー!(ダメー)」と指さすと、泣き崩れるけーくん。


もう!良い加減にして!!
しーちゃんも蹴るのはいけないけど、当たってないよ!
やり返すのもダメだし、なんでしーちゃんが蹴ったかも考えて!


想像力の欠けているけーくんは何で蹴られたかも分かっていない。
(療育の問題の「何がいけなかった?」「どうしたら良かった?」がことごとく分からない。)


ちゃんと諭して問題点を提示して、お互いの為に「大事な話するよ」と腰を据えて話しても
聞いてない。すぐどっか行く。

嫌いと言われたこと(結局引きずってる。笑)話を聞いてくれない事。
私がいけないんじゃないかと思って、怒るのはやめようと決心した次の瞬間に
しーちゃんが見ていたおもちゃを取り上げている。

ちょっと怒りすぎかもと懸念している義父母様に相談したり
これは怒るところではないのか?(ご飯中にフラフラして遊んでいる)
これは怒らなくて良いのだろうか?(しーちゃんに意地悪している。)
もう分からなすぎて辛すぎて吐きそうです。


良いお兄ちゃんの時もいっぱいあるんですけどね。


ADHDの子を持つ姉が、けーくんを見て「本当似てるわ〜。」と言うくらい。
色んな状況で大変で、割とキャパ広めなんだけど(私が)、それでも大変で。
自分の余裕のなさも合間って、最近目に余ります。私の方が。



同じ療育に通うママさんと話す機会があり、
本当に本当にやる事、困ってる事がそっくりで、あぁ、私だけじゃないんだと心が解れたのと同時に
そのママさん「支援学級も視野に入れておいてください」と言われたらしく
ということは、そっくりなけーくんもそんな感じ!?と不安もいただきました。
(別の医者にそこまででは絶対にない!と否定されたそうですが。)


甥っ子も支援学級に行っているし、発達遅延に何の偏見もないけども
姉の言葉もあるし、最近の状況もあるし、そうならそうと、こちらの対応もあるし、
はっきりしたいと思い小児心療へ受診しました。言葉が出なかった時にかかった先生です。


まぁ、結果は分からず。
自閉とか知能とかでは問題なさそうだけど、多動とかそういうものは小学校入ってからじゃないと分からない。
もう少し大きくなってから知能テストしましょうか。という話になりました。


問診の段階で父親の事を言うことになり(お父さんはどう思われているんですか?と。)驚く先生。
家族に早死にした人はいるか。生活はどんなだったのか。まだ若いのに…
こっちの方(けーくんより)が聞くこといっぱいあるわ。と心を寄せてくださいました。

「大変だろうけど、頑張って。何かあったら相談に来てください。」


何だか心が救われた気がしました。
子供の精神を専門にしている先生が「大変だ」と言ってくれた。
何か診断が出たら気が楽になると思っていましたが、診断が出なかった結果。
でも、何だか『この状況が大変だと分かってくれる人がいる。』という思いがして肩の力が抜けました。



療育の時も、相変わらず私の前でわがまましていたけーくん。
「いつもああですか?」と聞く先生に、最近酷くて…と言うと
「何かきっかけとかあります?」と聞かれ、うむむ…ないような気もするけどもと思い
「そういえば、もしかしたら、しーちゃんが成長したからかもしれません。」とハッと気づきました。


最近しーちゃんが成長して、自分のやりたいこと、やりたくないことがハッキリして来ました。
けーくんが良かれと思ってやろうとしていたことも、しーちゃんが嫌がるようになった。
それでもやろうとし続けるけーくんに、私がしーちゃんを守る。(嫌だって言っているでしょ!と。)

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けーくんの目にはどんな風に映るだろうと自分を振り返ってみる。


・やってあげようとしたのに、お母さんはしーちゃんの味方になって、僕はダメだって言われた。
・こっちが良いって言ったのに(道の話)、お母さんは聞いてくれなくて、口もきいてくれなかった。
・あとちょっとで止めるって言っているのに信じてくれない。
・遊んで欲しいのに、ちょっと待ってって、いつまでも来てくれない。
・見て欲しいのに、チラッと見るだけでちゃんと見てくれない。

泣きそうになりました。
(事実はどうであれ、けーくんの気持ちだけを考えると)


こっちは全部やってあげているつもり。
つもりなんです。

仕事して帰って来て、やることいっぱいあって、
支えてくれる人もいなくて、気が張り詰めて、でも笑顔でいて
いっぱいいっぱいで
でも、そんな中でも、出来るだけ一緒にいようと心がけていたつもり。


この洗い物が終わったら、一緒に隣に座ろうと思っても
でも座ってるのを良いことに隣で事務作業したりして。

遊びの時間を作ってあげたいから、子供の寝かせる準備して余った時間自由時間にしてあげても
でも、機嫌よく遊んでいるのを良いことに自分の髪を乾かしたり歯を磨いたりして。


一緒にいる時間。作ってあげた時間。
スマホやテレビや家事や仕事をやらずに、真正面に子供たちだけを見ている時間。
どれだけあるだろうか。


一人(二人)で大人しく遊べるようになった。テレビを見れるようになった。
マンマ、マンマと四六時中寄ってくるしーちゃんに対して
たまにおかーたーん!と呼んでいるけーくんに、どれだけの気持ちで返してあげてるだろうか。

何かをしながら返事して、たまにちょっと構ったりして。

精一杯やっているつもりです。でも所詮私のつもりなんです。
けーくんは寂しいのかもしれない。


もしかしたら、お父さんがいたら違ったかもしれない。
私がしーちゃんに100%向いている時は、お父さんと100%くっついていれたかもしれない。
今は0%。一人でいるしかない。


そんなことに気づきました。
そんなことが気づけなかった。


私はけーくん(子供達)にどうなって欲しいのだろう。
普通になってとは思わないし、足並み揃える必要もないと思う。
独り立ちする時に、独り立ち出来る力を身につけていてくれれば良い。


仕切り直しです。

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あまりにもな状況に、見かねたまーくんが教えてくれたのかもしれない。
大らかだったまーくん。子供を一度も怒らなかったまーくん。


まずは自分。怒らない自分を育てる。(これが難しい。これがずっとできない。)
そうしたら、きっと子供達は勝手に育つ。


小児診療の帰りに、いつものように「え〜保育園行きたくないー!」とブチブチ言うけーくんに
いつもなら「そっかー。でも行くんだよー。」と連れて行っていました。
その日は
「けーくん、お母さんといたいんだね。お母さんもけーくんといたいんだよ。
でもね、仕事なんだー」と言うと
「カクッ!」と言い、頭を横に倒して照れを隠しているようでした。

なんだ。こんなことで良かったんだ。
いつも思ってきたことを、少し丁寧に伝えるだけできっと大きく何かが変わる。


何が一番大事か見失わずに、精一杯子供たちと向き合えたらと思います。



↓ご参考までに小児診療の先生からいただいた、怒り方の変換です。

私が先生に「食事中とか意地悪とか…怒らない方がいいんですか?」と聞いたら
先生は「怒るところなんて、本当はすごく少ないんです。」と言われました。
怒られなきゃいけないところなんて、本当に本当はないのかもしれない。(他人と自分を傷つける時くらいなのかも)

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